柔らかくて、消化の良い玄米を食べるための、玄米の研ぎ方を紹介したところ、「教えて」という連絡を、多くの方から頂いています。
ですので、再度、投稿致します。
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玄米の研ぎ方(五ツ星お米マイスター 西島豊造)
★シッカリと計量する★
冷蔵庫で冷やされた玄米を、冷たいまま、炊飯器に付属している計量カップに玄米を山盛りに入れてカップを左右に軽く振り、玄米をカップの中に詰め込んでから、割り箸などをカップの淵に沿って滑らし、余った部分を取り除き、これが1カップとなります。
★玄米をすすぐ★
金網のザルに正確に計量した玄米を入れたら、ザルごと入る大き目な別のボウルに、冷蔵庫で冷やしたお水(浄水器・ミネラルウォーター)を入れ、その中にザルごと研いだ玄米を入れて、全ての玄米が完全に濡れるように素早く数回かき回し、玄米の表面の汚れを落とします。
★金網のザルに擦り付けるようにしながら研ぐ★
すすぎが終わり、ほぼ水が切れた状態のザルの中の玄米を、やや強めにゴシゴシ・シャカシャカとザルの網目に擦りつけて、玄米の表面の繊維質を筋切りか、表面を一皮剝ぎ取る様な感覚で、100回程度研ぎます。
しばらく研いでいると、金網の下に薄茶色の水が出てきます。
★玄米をすすぐ★
別のボウルに水を張り、その中にザルごと研いだ玄米を入れて、薄茶色の研ぎ汁を薄めて2回すすぐか、玄米に直接水をかけながらすすいでください。(水道水で良い)
★玄米が研げているかの確認をする★
研いだ玄米の表面に傷がついているか、一皮剥けているかを確認したいので、玄米を数粒指に取り、玄米同士を擦すり合わせてみてください。
まだ研げていない場合は、玄米同士がツルツルと滑ってしまうのですが、研げていれば玄米同士が引っかかり、ザラザラとした感覚になっているはずです。
まだツルツルとしていると感じる場合は、もう少しザルに擦り付けて研いでみてください。
★浸水時間は9時間まで★
玄米モードがある炊飯器の場合は、必ず「玄米モード」に変更して炊いてください。
炊飯プログラムによって、浸水・炊飯・蒸らしまでが自動となっていますので、研ぎたであっても上手に炊き上げてくれます。
それでも炊き上がりがボソボソするようでしたら、2時間程度浸水させてから炊いてみてください。
玄米であっても硬さを感じず、もっちり食感に炊けているはずです。
(水加減を多めにしても、同様の効果が得られる場合もあります)
★注意点★
玄米は傷みやすいので、炊飯器での長時間保温はお止め下さい。
少し前に「寝かせ玄米」や「活性玄米」等という、玄米の食べ方も紹介されていましたが、一般のご家庭では、雑菌の繁殖が懸念されます。
保温状態によっては、胃腸の弱い方はお腹を壊すこともありますので、余った玄米は、冷凍庫で保存するようにしてください。
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