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農業振興重視が上位 和食継承でアンケート 農水省有識者会議

2015年02月07日 10時47分51秒 | Weblog
昨日の日本農業新聞e農ネットに「農業振興重視が上位 和食継承でアンケート 農水省有識者会議(2015/2/6)」という記事が出ていた。

内容は以下の通り
農水省の有識者会議が食品業者や和食に携わる関係者らを対象に調査したところ、和食を保護・継承する目的に「ふるさとの良さを再認識し、日本人の誇りにつながる」が8割、「地産地消を促進し国内農業を活性化する」が7割強に上ることが分かった。
和食の保護と、農業・農村の振興とを強く結び付けて考える人が多いといえそうだ。
和食を育んできた国内の“足場固め”を重視する一方、政府が成長戦略で力を入れる「農林水産物の輸出拡大の促進」は4割にとどまった。

調査は、有識者会議(座長=熊倉功夫静岡文化芸術大学学長)が和食の保護・継承の方向性を検討する中で実施したアンケート。
食に関連する企業や団体などでつくる「和食会議」の会員ら、食文化への意識が高いと考えられる114人が回答した。

「和食の保護・継承の意義や目的は何か」という問い(複数回答)では、「ふるさとや日本の良さを再認識し、日本人に誇りを持つことにつながる」が最多の81.6%。次いで「日本各地の地産地消を促進し、日本の農業を活性化する」で73.7%だった。

一方、どの職業を和食の保護・継承の推進で重点的な担い手に位置付けるべきかという問いでは、「料理人」(45.6%)、「学校給食関係者」(38.6%)に次いで「食材生産者(農業、漁業など)」(35.1%)が入った。

また、有識者会議は市民を対象にした意見交換会も全国4カ所で開催。
参加者のうち生産者や、家庭菜園などで農業に関わったことのある人は「和食について具体的なイメージを明確に持っている傾向」が指摘された。
農水省は、農業に関わりの深い世帯では、収穫した食材を利用するなどして、和食が食卓に上りやすいとみている。

同省は和食が国連教育科学文化機関(ユネスコ)の世界無形文化遺産に登録されたことを機に、和食の保護・継承の機運を高めたい考え。
有識者会議は、和食の保護・継承で何を対象に、どのような手法で進めるかについて3月に取りまとめる。
というもの。

この記事からも、政府の考え方がズレている事が判ると思う。
和食は、歴史・文化・地域色がある事が魅力。
だからこそ、世界無形文化遺産にも登録された。

しかし今、その地域色を無くそうとしている考え方が、当たり前のように議論・協議されている。
なんと愚かな事なんだろう。
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