こだわり米専門店スズノブ 西島 豊造(五ツ星お米マイスター)の豊かに造ろう

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農業は自然と共生 食料フォーラム 経済性追求に疑問

2013年09月12日 17時35分19秒 | Weblog
日本農業新聞e農ネットに「農業は自然と共生 食料フォーラム 経済性追求に疑問 ふるさとの食にっぽんの食 (2013/9/12)」という記事が出ていた。

内容は以下の通り
JA全中やNHKなどでつくる「ふるさとの食にっぽんの食」全国実行委員会と同東京実行委員会は11日、食料フォーラムを東京都内で開き、「食と農の未来をどうするか」をテーマに識者らがパネルディスカッションを行った。
北海道から沖縄まで多様な農業が営まれる日本の特徴を生かすことや、経済性だけを追求するのではなく、自然と共生した農業を推進することの大切さを確認した。

フォーラムには消費者ら800人が参加。
元NHKアナウンサーの山根基世さんを司会に、東京大学の神野直彦名誉教授、東京大学大学院の鈴木宣弘教授、作家・エッセイストの森久美子氏、全中の冨士重夫専務がパネリストを務めた。

冨士専務は、外国との経済連携などによる行き過ぎた市場経済への危機感を説明。
今後の日本農業の在り方について、「大規模農家と中小農家が協力し合い、自然・国土に合った農業、子孫に残せる持続可能な農業を推進することが重要だ」と強調した。

「攻めの農業」として規模拡大を求める声が強まっていることに対し、鈴木教授は「畜産などで大規模化が進んでいるが、一方で中小農家がどんどん減っている。大規模化だけでは生産を維持できない」と訴えた。

神野氏は「農業は命を守る産業だ」と強調。
大規模施設園芸で農業の工業化を進めるオランダは「大地をパネルで覆った農業で、命の産業ではない」と指摘し、「日本は日本農業の良い点を伸ばすことが重要」と強調した。

森氏は「自然の中で育てた農産物を食べたい。日本農 業は多様な地域性の上に成り立っている」と、経済性を求めるだけの農業に疑問を示した。

東日本大震災2年半に合わせたイベントもあった。
コンサートのため訪れた宮城県で震災に遭ったシャンソン歌手、クミコさんが講演し、人と人が支え合うことの大切さを訴えた。

パネルディスカッションの模様はNHK教育テレビで10月5日午後2時から放送する。
というもの。

「農業は自然と共生」
今ほとんどの産地が、この事を忘れ始めていると思う。
自然と共生失くして、農業は成り立たないし、産地の将来も無い。

「売れればいいんだ」「商社に全量任せてしまえば安心だ」「産地からお米が無くなってしまえば、大丈夫なんだ」
そんな絶望的な話を、思った以上に、産地で地位を持っている人たちがしている。
それで良いのだったら、どの産地も、こんなに苦しめられる事は無い。
こんなに後継者がいない訳がない。

自然を相手にしているからこそ、シッカリと計画して、シッカリと売っていかなければならないんだ。
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