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電気柵の防草対策 鉄鋼スラグで簡易舗装 通電性を維持

2014年06月24日 18時04分13秒 | Weblog
日本農業新聞 e農ネット[鳥獣害と闘う]に「電気柵の防草対策 鉄鋼スラグで簡易舗装 通電性を維持(2014/6/24)」という記事が出ていた。

内容は以下の通り
和歌山県果樹試験場は電気柵下部の防草に、鉄鋼スラグを使った簡易舗装の効果を確認した。
コンクリートやアスファルト舗装は通電性が低いため、電気柵に害獣が触れてもショックを与えられないが、鉄鋼スラグは十分な通電性があった。
試験では電気柵内に害獣が侵入した痕跡が無く、効果を確認。
しかも完全に抑草し、草刈り作業が省力できた。

・草刈り不要 費用も安価に

電気柵は侵入防止効果が高く、各地で普及しているが、下草が柵に触れると漏電し電圧が低下する。
電気ショックが無くなるため除草が必要で、この管理作業が負担になっている。
草を生やさないためにコンクリートやアスファルトで舗装をすると、通電性が低く、動物にショックを与えられない。

ショックの効果を確保しつつ防草対策にもなる舗装資材として、鉄鋼スラグでの簡易舗装を試験。
通電性と防草性を明らかにした。

鉄鋼スラグは同県産品にも登録されている新日鉄住金製「Gカタマ」を使った。
この鉄鋼スラグは転炉スラグ、高炉水砕スラグ、高炉セメントの混合物で、土の上に材料を均一に散布し散水、ローラーで転圧して固める。
コンクリート同様、施工後1週間程度養生すると硬く締まる。

舗装の厚さを10センチと15センチの2種類とし、幅1メートル、長さ13メートル施工して試験した。
施工費用は材料費込みで1平方メートル当たり約850円。
1立方メートル約2トンと重く搬入路がないと施工は難しいが、費用はコンクリート施工の約4分の1だった。

電気柵接触時の通電圧は10センチ厚の鉄鋼スラグが平均4067ボルト。
土壌の5578ボルトを下回ったが、コンクリートの940ボルト、アスファルトの955ボルトを上回り、県のマニュアルで示している3500ボルト以上という基準を上回った。
15センチ厚でも3500ボルトを上回ることもあったが、平均では2863ボルトになり、10センチ厚を下回った。
というもの。

なるほどとは思うのだが、景観が・・・
自然との調和という部分では、どうなんだろうと思ってとしまう。
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