朝一番から、佐渡市役所とJA佐渡と、打ち合わせを3時間していた。
「朱鷺と暮らす郷」ブランド力の低下による販売の苦戦。
「朱鷺コシヒカリ」と「佐渡コシヒカリ」のネット販売の氾濫による、消費地ダメージ。
朱鷺認証マークがついた低品質コシヒカリの流通拡大の問題。
全国報道となった、違反コシヒカリの新聞報道の影響。
ブランド価値を失ってしまった「JA佐渡・世界農業遺産(GIAHS)佐渡の郷コシヒカリ」の対処。
今年デビューの「新之助」について。
さらに
「コシヒカリ」ブランドの限界。
消費者の「脱コシヒカリ」の加速。
などなどについて・・・
佐渡市役所とJA佐渡からは、新しい情報は無かった。
よって、修正しようとしても、復活をさせようとしても、新しいブランド化戦略は作れないまま。
何でもかんでも
「朱鷺」。
「生き物」。
「環境」。
「保全」。
使い古されたキーワードばかり。
関心を持つ人も限られてきている。
一番消費地で大切な「品質・食味」等は後回しのまま。
そんなレベルのブランドが、生きていられる時代は終わってしまっている。
なので、「朱鷺と暮らす郷」ブランドが限界となった時の、次のブランドとして産地を助けるために作った「新潟県JA佐渡・世界農業遺産(GIAHS)佐渡の郷コシヒカリ」。
であるが、1度も活かすことが出来ないまま、ブランドとして不成立と言う、救い出せない酷い状況になってしまっている。
新しく作り始めた値域ブランド米は、既に佐渡ブランドを超えた存在となっている。
超えた産地の登場は、消費地にとっては嬉しい存在。
マスメディアとしても取材がしやすい。
「朱鷺」というキーワードは、制約が多くて使い勝手が悪い。
どれが本物なのかと言う、議論も出ている。
色々とありすぎて、選べないという事態にもなってしまっている。
7月までに、果たして修正が出来るのか。
それが出来なければ、佐渡ブランドの必要性は無くなる。
いう事は言った。
危機であることも教えた。
限界についても伝えた。
契約解除となった他産地についても教えた。
解除理由についても教えた。
待ったは無い。
出来ないでは済まされない。
もう自分たちは、産地を甘やかさない。
自分たちの差別化米の販売ルートを守りたいと思うのであるのなら、大修正をするしか、もう道は無い。
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