こだわり米専門店スズノブ 西島 豊造(五ツ星お米マイスター)の豊かに造ろう

様々な現実を見つめらがらも、日々を前向きに考えて進んでゆくためのブログです

同じでは駄目

2015年04月23日 11時21分40秒 | Weblog
先ほど、「Suzunobu Project Riceで実行している産地については、1枚の資料を作成してもらおうと考えている」という投稿をした。

理由については先ほど述べたので、繰り返すことはしない。
ただ、追加をしておこうと思う。

今回の資料作成によって、産地が考えているブランド化計画が甘いという事は、自覚できるだろうと思う。
なのだが、自分が求めているものは、そのではない。
その先を求めているのだ。

ブランド化というのは、産地の最高レベルの品質を作りだし、維持し続ける事が出来るようにする計画。
だから全ての産地は、ブランド化出来てしまうと安心して、その先に進む事を忘れてしまう。
そして、安心してしまった時から、ブランドの崩壊が始まる。

そうさせないためには、産地の発展・進歩が必要となる。
同じレベルを維持していくだけでは、駄目なのだ。

発展・進歩と言っても、出来上がったブランドに対して、何をすればよいのかという疑問は出てくるだろう。
答えは「裏付け」である。

裏付けとは、データを取り続け、常に比較をしていくという事。
「どうして出来が良かったのか」
「なぜ想像と違う出来になったのか」
「なぜ出来が良いのに売れないのか」
「出来は良くないのに売れているのは、なぜか」
など、ブランドを維持するために必要となるデータは、無限にある。
「なぜ」「とうしして」が尽きる事は無いからだ。

「気象変動」「生育状況」「SPAD診断」「土質検査」などは、基本データ。
これが当然あるから、さらなる「裏付けデータ」が取れるようになる。

出来るかな、産地は。
椅子に座っているだけの頭の固い人たちでは、まず無理な事だろう。

何度も言うけど。
出来なければ負けるだけだよ。
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