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鳥取県西部学給牛乳 他県産落札で波紋 地産地消訴え農水省に要請 知事「入札拒否も」

2014年05月17日 15時20分35秒 | Weblog
日本農業新聞e農ネットに「鳥取県西部学給牛乳 他県産落札で波紋 地産地消訴え農水省に要請 知事「入札拒否も」2014年5月17日」という記事が出ていた。

内容は以下の通り
鳥取県西部の6市町の学校給食に、今年度から県外産の牛乳が提供されていることで、戸惑いが広がっている。
農水省が要領で定めた競争入札の結果だが、県民からは「おいしい県内産の牛乳を復活させて」といった要望が相次ぐ。
地産地消を進めたい県は16日、同省に制度の見直しを要望。
入札は強制ではないが、学給用牛乳への補助を受けるためには入札は必要。
乳業者が県内1社しかない同県にとってハードルは高く、今後、同省と話し合いを進める方針だ。

同省は、学校給食に品質の良い牛乳を、価格を抑えて提供することを目的に2000年から入札制度を導入した。
要領に従うと牛乳1本当たり8銭の補助金が出る仕組みだ。
ただ、同県は乳業工場を減らして合理化を進める国の方針に従って、03年に県内の乳業者を大山乳業農協に一本化した経緯がある。

他の都道府県では、地元産を中心に入札を行うところもあるが、乳業が一つしかない同県にとって他県からの入札を受け入れざるを得ず、2月に初めて県外産の牛乳を扱う業者が落札。
今年度から県外産の牛乳が提供されている。

平井伸治知事は同日、同省の小里泰弘政務官に「子どもたちに地元で素晴らしい牛乳ができていることを体験して育ってもらいたいという保護者が圧倒的に多い」と説明。
知事は13日の会見で「競争入札で決める制度をボイコットしたい」とも述べており、市町村の裁量で契約先を決められるように制度を見直しを求めた。

これに対し小里政務官は、低温殺菌牛乳は入札をせずに随意契約ででき、1本当たり4円の補助が出ることを説明。
制度の見直しではなく「努力をしていただくことがまず考えられないかと思っている」と理解を求めた。
大山乳業農協の幅田伸一郎組合長も「県内の生乳が一部の学校給食で供給できなくなって残念。鳥取県は特殊な状況なので配慮をお願いしたい」としている。
というもの。

いつかは起こると思っていた事だけど、難しい問題なんだよな。
全ては、将来に対する考え方を持っていないまま、国の言うとおりに動いていった結果だとは思うけど。

自分は時々「産地の将来を考えた時、国と全面戦争になることも覚悟する必要がある」って、乱暴な事を言うけど、こういう事も含んでいる。
農業は継続しなければならず、途切れてしまったら、もう復活は出来ない。
だからこそ、数年先まで見据えた計画と実行が必要なんだ。
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