某産地の生産者から、お米が不作で集量が少ない事から、取引価格の値上げの相談があった。
値上げをしたい気持ちは理解できている。
それに合わせ、店頭価格を修正する事も、自分としては問題ない。
なので、率直にいくら値上げしたいか聞いてみた。
しかし残念ながら、産地の希望には答えられなかった。
他の産地の値上げ幅よりも、明らかに、値上げ幅が大き過ぎたからだ。
よって、値上げ幅の真中で、妥協してもらう事にして貰った。
この産地のお米は、昨日の新米時は販売量を伸ばしていた。
しかし、後半になって販売量が伸び悩んだ。
理由は、話題と情報の多い、他の産地のお米に、消費者が移ってしまったからだ。
消費者に選んでもらい続けるためには、美味しいだけではダメな時代。
「産地は何をすれば良いのか」
真剣に考えてもらいたい。