4日に千葉県香取市で、第2回香取市食味コンテスト2016で審査員と講演をしてきて、その時のお礼のメールが、月曜日に届いていた。
そのメールの中には「講演を聞いて、まだまだ香取市では米のブランド化は難しいというのが率直な感想です。ただ、ブランド化に向けた情報整理はしていきたいと思います」と書いてあった。
諦めてしまうということではないので、ホッとはしている。
しかし、整理している時間と余裕が、千葉県香取市という環境の中では、無いのではと思っている。
「情報整理をしながら、同時に、ブランド化に向けたテストもする」というのが、理想だろうと思う。
でも、ブランド化を考えたこともないし、地域の生産者もバラバラ。
全く方向も先も見えていないことから、実施するのは、かなり大変なの明らか。
しかし、30年問題が直前に迫っている。
TPPも、形を変えて動くだろう。
その中で時間をかけることは出来ないのでは・・・。
大きなトンネルを掘るためには、トラブルを回避していくためのパイロットトンネルを先行させる。
ブランド化計画も、本来はそうやって作るもの。
ブランド化の失敗は、産地の衰退しかないからである。
でも、時間が無いという現実。
ハイリスクである事は確実であるが、本線だけで行くしかないのだろう。
香取市役所だけでは出来ない。
地域と一緒になって、やってもらいたいと思う。