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マダムnihaoのフレッシュ搾りたてブログ。お気軽にお立ち寄りください。

パリジェンヌのエコバッグ

2009-10-02 11:00:00 | 手仕事
 買い物の時に使用しているエコバッグが古くなったので新調した。
サイズも大きくした。
マーケットが我が家の隣にあるので小さいバッグでも用を成すと思っていたが、グリーンスタンプ2倍・5倍の時だけを狙ってまとめ買いするので、エコバッグは大きくなくてはならないと、やっと気づいた次第。
隣のマーケットの調査によると、現在エコバッグ普及率は65%まで到達した模様だ。



          


          



 ただ四角い布地を接ぎ合わせ縫いつけただけの簡単ソーイングなので、あえてご紹介するほどの作品ではないが、マスコット小物をプラスしている点がnihao風だ。
しかもこの2点のバッグに使用した生地はフランス製なのである。
いや、はたして本当にフランス製であるかどうかは疑わしいが、フランス土産なので、フランスの風と空気に晒されていたことだけは確かだ。

 高校時代の友人が、ご主人の仕事の関係で一年間パリに住むことになった。
不思議な感性をもつパリジェンヌの青春を描いた映画【アメリ】が公開され、フランス中で大ヒットした年のことだった。

 「お土産に何か欲しいものはある?」
と訊かれ「ワイン!」と答えるつもりが
端布!フランス製の木綿の布地をたくさん!」と口走っていた私。
お洒落都市パリで売っている布地なら、さぞかしあか抜けて粋なものが手に入ることだろう。
私のパッチワークの作風がパリ風に変貌する日が来るのを楽しみにしていた。

 帰国する寸前に私との約束を思い出した友人は、一人で地下鉄に乗って『蚤の市』に出かけたと言う。
もの凄く方向音痴な彼女がたった一人で、覚えたてのフランス語を使って苦労して買ってきてくれた布地は、派手な色彩、大柄の模様の厚手木綿ばかりで、私が頭の中で描いていたイメージの布地とはほど遠いものだった。

 こ、これは......パリ風ではなくバリ風だべさ!

 箪笥の奥にしまってあったのを思い出して、今回エコバッグになってやっと日の目を見た。
パリジェンヌ風と言うよりはバリジェンヌ風と言った方がよいだろうか。