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マダムnihaoのフレッシュ搾りたてブログ。お気軽にお立ち寄りください。

Gジャンのリフォーム

2010-03-06 11:35:00 | 手仕事
 北国の3月は嫌い! 景色が汚い!

 雪解け後の道ばたには、ゴミや缶や犬の糞が散乱しているし
雪の下で越年した草たちは、青菜のおひたしのように濡れそぼり横たわっている。
おそらく一年で一番美しくない季節が3月。
芽吹きを直前にした植物たちが、熱い息を潜めいっせいに再生の時を狙っている強力なエネルギーも、じわじわと私を脅かす。
私はいつも3月になると、なぜか不安で元気がなくなる。


                ☆


 三月鬱の解消のために手仕事に集中することにした。
6年前にリサイクルショップで買ったビーズがいっぱい散らばっているGジャン。
お洒落とは言い難い地味派手な代物だ。
ビーズを扱ったことがないので、このようなビーズ刺繍の作品を見ると思わず手に取ってしまう。
ビーズの部分を生かしてバッグでも作ろうと考えていたが、ようやく実行の運びとなった。

 

 


 鋏を入れる前によく考えることが鉄則だが、考えすぎると製作意欲がそがれてしまう。
思い切って平面にしてからイメージを喚起することにした。
中国語教材を入れるレッスンバッグが欲しいのだが......
不自由な条件の解決策をあれこれ模索することは楽しい。
ああ、気分はリフォームの匠




 

   「何ということでしょう!

 センスが悪く利用価値のなかったGジャンが生まれ変わった。
40㎝×40㎝のオリジナル大型ショルダーバッグが完成。
ビーズ刺繍が全体の約半分を覆っているが、綿製品なのでカジュアルな感じだ。
バッグの上部に衿を貼り付けたのが工夫点。
衿を飾りに利用したことでデザインに流れが生まれた(とは自己満足)

 以前は何でも思い切りよく捨てることができたが、最近はなかなか捨てられない。
溜め込んだ衣類の整理を兼ねて、少しリフォームに精を出してみようか。
三月鬱の解消になるし頭の体操にもなるかもしれない。






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22 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
すずめさんへ (nihao)
2010-03-09 18:55:25
すずめさんも捨ててしまいましたか。
腕に覚えがあるすずめさんなら......
家庭菜園用の素敵で便利な作業着とか
日よけ帽子とか多機能エプロンとか
いろいろ作ることができたかもしれませんよ。
ほら、もったいないでしょ(笑)
リフォームの場合は、どうせ駄目もとでやるから失敗が怖くありません。
発想の転換が頭の体操になりますよ。

まだまだ寒いですね。
入試や卒業式のこのシーズンがドカ雪に注意です。
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すご~い! (すずめ)
2010-03-09 16:30:36
私もほとんど捨ててました。。。
畑をやるようになってからは、そっちで使うことに利用したりしてます。
でもすごいですね~リフォームしちゃうとは。
見事なものです。
毎日寒くてやんなりますね。
早く外に出たいですね。
返信する
百子さんへ (nihao)
2010-03-09 09:00:29
私も以前は百子さんと同じ
>着なくなった洋服はどんどん捨ててます。
「3年袖を通さない服は一生袖を通さない」と
思い切りよく捨てていましたが
どうしたものかしら?最近それが出来ない(笑)
歳のせいか、景気のせいか......?

リフォームも簡単には思いつかないのでどんどん増える一方。
今年は頭のスイッチを切り替えて再生をテーマに取り組んでみますね。
魔法の手があれば欲しいけれど、魔法を考える頭が切実に欲しいです。
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こまめさんへ (nihao)
2010-03-09 08:53:19
こまめさん、疑問氷解!ありがとうございます。
やっぱり一年中なにかしらの花と緑は絶えないのですね。
>真冬は少し衰えているようです。人間も衰えます
あはっ、九州とは言っても常夏ではないものね。
北国では冬になると、鉢植えの植物を凍らせないために家の中に取り込みますが、その作業をしなくてもよいのは羨ましいです。

>夏は引きこもります。暑くなると畑仕事は危険
ああ、なるほどねえ。
こちらは冬休みを取るけれど、そちらは夏休みをとるのか......
一年中外で働くのは大変だろうなと思っていましたが、これでやっとバランスがとれて安心しました(笑)
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おお!なんと!すばらしい! (百子)
2010-03-08 23:56:26
おしゃれなのができましたねー。
世界に一つだけのバッグ、素敵です。
着なくなった洋服はどんどん捨ててます。
リフォームなんて思いつかない。。。というか、
できない。。。ので、仕方ないですね。

nihaoさんの魔法の手、私もほしいわ~。
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ちょこっとお返事書きます (京こまめ)
2010-03-08 22:08:17
>雪の降らない暖かい地方では、一年中花や緑が絶えないのでしょうか?
九州北部での話ですが、一年中なにかしら一般的な花や緑はあります。さすがに雑草だけは霜には勝てないようです。真冬は少し衰えているようです。人間も衰えます。
>一年中畑仕事をしなければならないのでしょうか?
真冬は土作りのチャンスなのです。春に向けての準備です。いくら仕事をしても暑さでバテない。そのかわり、夏は引きこもります。暑くなると畑仕事は危険ですからね。

私も九州って南国のイメージをもっていました。しかし、福岡はそうではなかった。京都の底冷えほどないけど冬はしっかり寒い、雪もふる。私が思うに南国のイメージがあるのは鹿児島とか宮崎かしら。はっきり鹿児島とか宮崎の実態を知りませんけどね。
返信する
士別さんへ (nihao)
2010-03-08 10:24:20
おっ!ぽかぽか陽気に誘われて、士別さんも羊毛の工房へお出かけですね。
今回はフエルトでバッグを製作?
楽しそうですね。
私もフェルト体験は一度だけありますが
あの感触、面白くて忘れられません。
継続して習うことも考えましたが、凝り性なので
家中羊毛フェルトの作品だらけになるかもしれないと自重しました。
今度士別さんから教わりたいわ。

物作りのセンスは、何度も失敗することによって磨かれますよ。
懲りずに楽しい作品を作ってくださいね。
士別さんからのプレゼントを首を長くして待っています!
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こまめさんへ (nihao)
2010-03-08 10:07:29
春の景色、汚いことこの上もなく憂鬱な気分になりますが
雪の降らない暖かい地方では、一年中花や緑が絶えないのでしょうか?
一年中畑仕事をしなければならないのでしょうか?(それも大変!)
どうも南国のイメージが湧きません。
雪の下から顔を出した草花の生命力にはいつも感心しますが
その感心の度合いが年々強まるのは.....これは歳のせいですね。

>捨てられない洋服があって何かを作りたいと
別の形から別の形に変身させるのはパズルのようで面白いですよ。
タンスの肥やしにするよりも生かして使いたいですね。
思い出が新たな形でよみがえるかも。
チャレンジ!チャレンジ!
返信する
およよさんへ (nihao)
2010-03-08 09:46:56
このバッグ、写真よりも実物の方がずっと素敵なんですよ。
満点仕事をしたことがない私ですが、これは結構高得点です。
古着のリフォームなので最初から使い勝手がいいです。

およよさんも見る前に跳べ派ですか?
私も考える前に行動してしまう方で失敗ばかり。
重大な局面が予想されても、実際に発生してから悩めばいいやと考えるお気楽人間です。
薩摩流に言うと『男の気骨』となるそうですが......
私もおよよさんも女のおっさん? 
あはっ、仲間がいてよかった!
返信する
又三郎さんへ (nihao)
2010-03-08 09:35:47
『見る前に跳べ』は大江健三郎さんの作品のタイトルでした。
どこかの国の諺かしら?と思っていましたが
なんとなんと!ルーツは薩摩の国だったかもしれませんね。
これはスッキリ!大変参考になりました。面白いです。

>男の気骨を表す「泣こかい飛ぼかい泣くよかひっ飛べ」
なるほど......薩摩隼人は幼いときから数々の試練の場で
男の気骨を証明するためにこのような苦労をされてきたのですね。
さすが多くの偉人を輩出したお国柄、幼児からの躾によるところも大きい。
私は「あれこれ悩むより先ず実行!」と、軽くとらえていた言葉ですが
薩摩流「正気と狂気」、「示現流・一撃必殺」となると......
深い意味があるものだとおそれおののきましてござる。
いずれにしても男の気骨を表す言葉のようですが
女のおっさんを自認しているnihaoは、やっぱり「泣くよかひっ飛べ!」です。
返信する
umiさんへ (nihao)
2010-03-08 09:18:55
>記憶に残っていたのが自分的にはまだ脳は大丈夫と^^
1年前の記事を覚えていただけていたのは幸いですが
これだけで脳は大丈夫かどうかを判断するのはいかがなものかと(笑)
直近なことが思い出せない物忘れ。
昨日の朝ご飯の内容を思い出せれば大丈夫かも......

ショッピングセンターは至近距離ですが
先日大雨の日、つい面倒で車で行きました。
たくさん買い物をして帰ろうとしたら、キーを中に入れたままロック。
雨に濡れてとぼとぼと我が家に戻りましたが情けなかったです。
返信する
Unknown (士別)
2010-03-07 17:18:46
三月鬱ですか?
でも、物作りが出来るのなら大丈夫ですね。
リサイクルで買ったと言う、Gジャン覚えていますよ。素敵に変身しましたね。
少し日が長くなり、陽気もなんとなく春らしい日が多くなりましたので、羊毛の工房へ出かけ
フエルトでバッグを製作しました。
物作りのセンスはまったく無く出来上がりにがっかりしました。
何か行動を起さなきゃと思って出かけたのですが、センスの無さにまた引き篭もってしまいそうです。何度も挑戦しなきゃ良いものが出来るわけがない、なんて励まされているのですが、
nihaoさんのようにはいかないわ。
それでも、周りの人とのおしゃべりなどを楽しんでいますよ。そうそう、nihaoさん今どこに居るのかなーなんて話が出てました。
昔話をしながらの手作業が楽しいこの頃です。
後何年かお待ちください、いつかフエルトのバッグをプレゼントできるよう、チンタラやります。
返信する
Unknown (京こまめ)
2010-03-07 15:46:46
雪解け時期とはなんと無惨なものなのでしょう。グレーなイメージがありますね。
しかしその草花も、青菜のおひたしのようになっていても後々しっかり蘇るんでしょうね。
恐るべし生命力。


それにしてもみごとでございますね! 私もこのGジャンのことは覚えております。
それがこんなに素敵なバックに変身するとは。ビーズの刺繍がいいところにあってステキですね。ジーンズを縫ったりするとき分厚いのでミシンがけが大変じゃないですか。
私も捨てられない洋服があって何かを作りたいと思うのですが、頭が固いので思い浮かびませんよ。(^-^;) 
返信する
Unknown (およよ)
2010-03-07 15:46:24
素敵なバッグが出来ましたね~
ちょっとした旅行にも使えそうですね。
ジーンズ→スカートのリフォームはよく見かけますが、バッグになさるところがセンスですね~。。

>「見る前に跳べ!」
私もこのタイプで、、、、しかも、過去は振り返らないっつう、なんともお気楽な性格でして、大けがや失敗君は日常茶飯事デス。

>>又三郎様
後々の影響が大きいので「周到に考えようとすると、両極に走れず」になるのでしょうね。
返信する
脱線ついでに(^^) (風の又三郎)
2010-03-07 09:09:59
『私は「見る前に跳べ!」という言葉が好きで、跳んでから考えるようにしていますが』

nihaoさんが北海道出身なのは判ってますが
もっと遡及したルーツは九州の薩摩藩かもしれませんよ(^^)
又三郎の生まれ故郷である薩摩の国では
男の気骨を表す「泣こかい飛ぼかい泣くよかひっ飛べ」
という言葉があります。
子供のころから教え込まれてきましたが、怖くて躊躇するような場面では
「な~こかい♪ とぉぼかい♪ な~こよか ひっとべ~」
と歌いながら、震える自分の脚を叩きながら。自分で自分に
勇気を振るわせるように一気に事に及んだことがたくさんあります
歴史もので薩摩の県民性は「薩摩の正気と狂気」とよく言われますが
薩摩独特の剣法「示現流」の一撃必殺の考えでnihaoさんみたいに
「見る前に跳べ」の精神ですね。ただし、これって「男の気骨」ですけどね(^^)http://www.sosya.or.jp/s-news/sn1.htm

これからはnihaoさんを「示現流の達人」と呼ばせていただきましょう(^^)

お国柄の話もおもしろいですね
http://allabout.co.jp/family/countrylife/closeup/CU20070730A/

返信する
私も (umi)
2010-03-07 08:22:41
↑の方たちに続き、以前にお目にかかってます
記憶に残っていたのが自分的にはまだ脳は大丈夫と^^
40x40のバックが出来たならなんでも入りそう
雪も解けて道がきれいになってきたら颯爽とバックを持ってショッピング~~なんていいんじゃないでしょうか。
あ!ショッピングセンターは至近距離でしたっけ!?
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又三郎さんへ (nihao)
2010-03-07 08:01:02
あはっ、さすが又三郎さん。
Gジャンの鋏入れから、会社の組織編成の葛藤を連想されるとは。
机上の理論であまりこねくり回していると
見えているものも段々見えなくなってしまいますものね。

>結局、触らないほうがいいんじゃみたいな
...と、何のために時間と労力を費やしてきたのか?
時には見切り発車も必要ということでしょうね。

私は「見る前に跳べ!」という言葉が好きで、
跳んでから考えるようにしていますが、でもそれでいつも大けがをしています(笑)
返信する
Unknown (風の又三郎)
2010-03-07 01:22:29
>このGジャン、以前に見たような・・・
私もそう思いましたがやはりそうでしたか

「鋏を入れる前によく考えることが鉄則だが、考えすぎると製作意欲がそがれてしまう」

これは名言です。「ハッ!」としましたよ
会社で、いま関わっている組織再編はまさにそのような対象であり
このままでいいとは思っていないけれど、最終的な落としどころが
曖昧なまま、鋏を入れてしまい、帯にも襷にもならないような結果を
招いてはいけないと、周到に考えようとすると、両極に走れず、
足して2で割ったようなつまらない結末が見えてしまい、
あろうことか、結局、触らないほうがいいんじゃみたいな結論になったりで
ここで言う「製作意欲」が改善意欲みたいなもので「こうしたい!」
と感じることは屁理屈をこねていないで感性でスパッとやってしまう
ということも大事なんだよなあ・・・

・・・なんて、いつもの勝手に脱線で拝読させて頂きました(^^)

それにしてもい北国の3月は、長い冬を乗り越えて、雪解けとともに、
待ちに待った、春の訪れを感じさせる息吹が、そこかしこにあって
さぞかし・・・と思っていましたが
むしろ、気おされしてしまう面もあるのですね

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うららさんへ (nihao)
2010-03-06 17:14:43
夏の緑、秋の紅葉、冬の白銀の世界と比べたら
春先ってなんでこんなに汚れているの?
春のお散歩はあんまり愉快ではないですね。

>このGジャン、以前に見たような・・・
うららさん、勘違いではありません。
よく覚えていらっしゃいました。
一年前にも取り出してリフォームを決意したのですが
結局面倒になって、着るのもなんだかはばかれて...
やっと一丁上がり。
リフォーム候補はまだまだたくさんあるから、しばらくは頭の体操にチャレンジです。
返信する
ゆっかりんさんへ (nihao)
2010-03-06 16:57:44
これは厚手の生地だったので縫製が大変でした。
6年間も寝かせていないで早くとりかかればよいのに
リフォームってなんだか面倒で気が進まなくて.....

でも最近衣類のリフォームが面白くなってきました。
パッチワークのような針を持ってする細かい作業だと、目が疲れて肩こりになりますが、ミシン作業だとそんなに疲れません。
だから今年のテーマは『リフォーム』に決定!
捨てる前に一工夫よね。
返信する
Unknown (うらら)
2010-03-06 16:53:15
ホントに北国の春は汚いです。
散歩する時は下を見て歩かないとの落し物を踏んでしまうかも。

このGジャン、以前に見たような・・・
そのまま着ようか迷ってたんじゃ?
いや、私の勘違いかもしれませんが。
素敵なバッグに生まれ変わってリフォームできる人って尊敬しちゃいます。
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すてきですね。 (ゆっかりん)
2010-03-06 12:52:25
またまたステキなnihao作品ができましたねー!
衿を使った部分が本当におしゃれですね。
縫い目がセンス良く配置されてて・・・。
おそろいのポーチもかわいい!

きっと私なら、考えすぎて、ストップしたままかも。
こりゃぁ、nihaoさんに刺激を受けて、頑張らなきゃなぁ。
また、ステキな作品楽しみにしてますね!!
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