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マダムnihaoのフレッシュ搾りたてブログ。お気軽にお立ち寄りください。

高速道路無料化スタート

2011-06-22 13:23:00 | 東日本大震災
             



 化粧品・健康商品メーカーのファンケルさんから、震災見舞いの商品が届いた。
  ...被災者ではないのだけれど...
ちょっと恐縮してしまうが、洗顔パウダーやマルチビタミンなど、すぐ使えるものばかりで助かる。
お手紙も大変心温まるものだった。
震災見舞いのダイレクトメールは数多く来たが、お見舞い品が送られてきたのは初めて。
自社製品を被災県の顧客に送り届けているファンケル社って凄い!

 製品に信頼が持てる上に価格が良心的なので、10数年前からファンケル社のサプリメントを愛用している。
加齢なるボディの保護のために、最近グルコサミン&コンドロイチン入りのサプリを使い始めたばかり。
ファンケル社が、会社を挙げてこのような被災者応援の取り組みしているのはとても嬉しい。


               


 さて被災県に住む我らに、もうひとつ思いがけないビッグなプレゼント、被災者を対象にした東北地方の高速道路無料化がスタートした。
しかしこちらの件は問題や賛否の議論が何かと絶えない。その理由としては...

☆自治体によっては大した被害がないのに被災証明書を乱発するところがある。
☆これらにかかる費用を被災地の復興の為にこそ使って欲しい。
☆車もなく高速道路のない沿岸の被災者たちが、はたして恩恵を受ける制度なのか?
☆被害の少ない内陸部の人たちだけが恩恵を受けるのはいかがなものだろうか?
☆高速道路や料金所が渋滞・混雑するのではないだろうか?

   ...などなど思いつくことを列挙したがまだあるだろうか?


 実際のところ岩手県内陸部の市町村が証明書を多発し、肝心の沿岸部が「考慮中」と静観している。
真の被災者たちの方が、この制度に関する抵抗感を無言で訴えているかのようだ。

 国土交通相は、被災地復興を考えて制度を導入したのであり、節度ある形で対応せよと、軽い損害でも被災者と認め、証明書を発行する自治体側の動きをけん制しているが、今さらそんなことを言ったって全く無意味。
nihaoも、被災者ではないことに迷いつつも、高速料金無料の魅力の大きさに負けて罹災証明書を受けてきた。

 入り口で、あるテレビ局の職員が、一人の男性にインタビューをしていた。
聞き耳をたてていたら、その質問の内容があまりにきつい。男性もたじたじ。
最初からある意図を持って質問しているのが明らかなのだ。

「あなたはこの証明書をどのようなことに使いますか?」
「この証明書を使って被災地に行き、ボランティア活動をする気持ちはありますか?」
「被害にあった沿岸の人たちはまだ証明書を貰っていないのに、内陸部のあなたが証明書を貰うことに抵抗は感じませんか?」

 
 ああ、一体どうなっているのだ?
最近のマスコミは、自分たちの作った正義感を振りかざしすぎではないだろうか?
世論の動向を調査するようなふりをして、実は世論を、自分たちの意図する方向へ持って行こうとしているだけではないか?

 おそらくこの男性は、自治体が罹災証明書をくれると言うから深く考えないで戴きに来ただけだと思う。
貰えるというものを戴きに来てどこが悪いのだろう。
こんなに一方的な質問、と言うよりは激しい糾弾をされてめげない人間がいるだろうか?

 「このマスゴミめ!」
側で聞いていて私はすごく腹がたって、ついに我慢が出来なくなった。
テレビに顔が出るのは耐えられないが、背に腹は替えられない。
私はつかつかとインタビュアーの女性のところに歩み寄りマイクを取り上げた。

ちょ、ちょっとぉ~!
そこまで仰るなら、絶対にあなたは罹災証明書など戴かないのでしょうね。
どうか今後も規定の料金で高速道路を走行なさってくださいな。大変ご立派です!

 私も自分のことを被災者だと思ったことは一度もありません。
自分のことは、被災者に一番近いところにいる支援者だと位置づけています。
だからいつも自分に出来る範囲での、長期にわたる恒常的な支援活動をしていかなければならないと考えています。
では被災者ではない私が、なぜ証明書を戴きにきたのか?
被災者が疲れや無力感を感じるように、支援者も疲れや無力感を感じます。
被災者が元気になるためには支援者も元気にならなければなりません。

 今回の高速道路無料化制度は、内陸部の支援者たちが日常の暮らしの中で、少しホッとしてゆとりと元気が生まれる制度であると考えたら、あながち悪い制度でもないのではないでしょうか?
私は自分も元気になる権利があるのではないかと思って今日ここへ足を運んだ次第です。」


   (注)この「」部分は全部nihaoの妄想です こんな風に言えたらよいのだけれど...







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13 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (風の又三郎)
2011-06-22 14:35:24
広島のニュースで料金所で大渋滞の様子が出てました。また、その証明書がヤフオクに出ているなど、要らないけど貰えるもんは貰っとこうみたいなひとも大勢いるでしょうね

また青森市は直接の被害がないことなどを理由に被災証明書を発行しないことを決めたようで、市民から賛否双方の意見が寄せられ、各市町村で対応に苦慮しているとありました。ニュースには青森市危機管理室によると、市民からは「発行してほしい」という要望と「発行すべきではない」という反対が電話で寄せられているそうで同管理室は「1日に満たない停電を被災と判断したら、家族や家を失った人たちはどう思うか」と説明するかたわら、他の市町村との比較で市民が不公平と考えるのも当然。国は明確な基準を示してほしい」と頭を抱えているとありました

いいか、悪いかというと、被災で困ってる人たち何かの足しにはなりそうですが、転売したり、悪用したりを考えると、いったん普通に利用したあと被災地の方が申告して、税金の還付みたいに該当区域かの確認して実際に使った分を返してやるほうがまだいいかなとか。

被災された方の出費をサポートするにはある程度の効果は期待できるものの、範囲が中途半端ですよね。むしろ外から協力しやすいような配慮のほうが復旧、復興支援の推進には効果的だと思いますね。認定するにはまた大変かもしれないけど、全国から被災地へ救援用の物資を運ぶ、あるいはボランティアで行くという車両なら高速代を、あるいは他の交通機関の利用を還付するような仕組みを検討すればいいのにと思いますけどね

支援してやりたいけど際限なく身銭を切れないのが現実dwしょうから、支援したひとが申請をして実際に被災地での活動や物資の供給を受けた自治体がそれを証明することにすれば悪用する不届き者も少ないのではないかと思います

しかし、、そのあたりはまだ平和な話で、なんだかんだ言っても福島第一原発が沈静化しないと、すべてのことが本格化しにくいですね。

わが社の社員も全国から順に送り込まれて、軽度の被曝をしながら人海戦術で対応しています。この夏から秋にかけてあの爆発して外気にさらされたままの建屋をカバーリングする仕事や汚染水処理工事などがそれですが

一日の一人分の作業を5人が2時間づつバトンタッチしながら行うのですが、決められたある一定量○○シーベルトに達すると、また別のひとを送り込まねばならず、これから夏になって、さらに暑くなる環境下であの服装で仕事するのは地獄だと言ってました。

マスクを被り密閉状態で2時間は、流れる汗をぬぐうこともオシッコすることも出来ないという過酷な環境で働く仲間たち、下請け作業員は本当に気の毒です。ある意味で現地の地震による被災者に次いで、修復するまで、逃げることの出来ない第2の被災者とも言える原発の復旧にあたる関係者としては先の見えないエンドレスの対応には本当に気が遠くなりそうです。
又三郎さんへ (nihao)
2011-06-22 19:57:41
ヤフオク事件の無神経さとずうずうしさには驚いたと言うかあきれたというか...
何だか最初からケチの付いた制度ですよね。
被災地の経済の復興効果を考えたら、人への罹災証明ではなく、東北の高速道路料金を無料にすればよかったのではないかと思いました。
いろいろ疑問があってスッキリはしませんが、麻生政権の時のばらまき政策のように、批判はしても戴けるモノは戴きたいというのが庶民感情です。
不公平感に禍根が残らないようにと願うばかりです。

又三郎さんの会社でも福島原発事故の後始末をされているのですね。
>一定量○○シーベルトに達すると、また別のひとを送り込まねばならず
かなり長期化するのではないかと言われていますね。
余震と放射能を気にしながらのお仕事は本当に大変だろうと思います。
社員のご家族の方の心配と不安を想像するといたたまれないものがあります。
妙案ではないか (燃える闘魂)
2011-06-22 23:57:17
> 東北の高速道路料金を無料にすればよかったのではないかと思いました。

「こういう話」の常として、批判するのは極めて簡単です。
そしてそれに対して「対案を出せ」と言うのも、出てきた対案のアラを探すのも簡単です。
なので、「その理由からその結論というのは論理的におかしい」「その前提は事実誤認である」などの、限られた範囲を越えての批判は、非常にやっかいだから責任ある形でするのは困難だし、また無責任に安易にしてもいけないとは思います。

でも、だからと言って、「すべてを解決する妙案とセットでなければ批判してはいけない」というのもこれも当然に間違いで、本当に「どうすればいいのか(対案、という意味ではなくて批判的態度の取り方が)」わかりません。
『政治的なこと』については非常にそういうことが多く、私は面倒になってしまって何も言わない、ということが多いです。

それでも、「どういう方法がある、あったかなあ」と考えてはみたのですが、やっぱり簡単には浮かびませんでした。
「完全に(被害の程度に比例して)公平」なんてのはそもそもファンタジー、実現不可能ですから。

その中で、nihao さんのこの案は、かなりイイ線行っているのではないでしょうかね。
被災地における、被災者が動くのなら当然。被災地における、被災の程度の軽い人が、支援のためであれ息抜き気晴らしであれ、友人を訪問するのであれ、それらのために動くのならそれもよし。

被災者の親戚や友人が、地域外から手伝いや励ましに来るのなら、どこから来るにしてもその全額でないまでも、せめて被災地周辺の一定の地域内の分について無料としてその負担を軽減するのもよし。

東京から、「高速代が安いなら、じゃあ普段行けないちょっと遠くの東北まで遊びに行ってみるか」でも、それで経済が活性化して地元に金が落ちるのだからそれもよし。

それと、(特に継続的反復的に)たとえば首都圏とか関西とか、遠くから支援のために移動や輸送をするものについては、これはまた別途個別に(事務経費や手間がかかるけれども)還付や事前申請による許可、免除などの対応をすればよい。

簡単で手間がかからず、酷い不公平も無く、少なくとも或る程度は合目的的でもあり、「まずまず」の妙案ではないかと思います。

賛成!
燃える闘魂さんへ (nihao)
2011-06-23 09:34:56
コメントをドキドキしながら読み、最後に「賛成!」とあって安心しました(^_^)

闘魂さんの仰る通り政治的な話題を取り上げるのは大変難しいです。
ひと昔前なら、右か左か中道かによって結論の出し方がはっきりしていました。
どんなに難しい話題でも、自分の立場を確認してマニュアル通りに書けば一丁上がりでした。
現在は枠の中には収まりきらないほど多種多様の見方がある時代で、自分の考えをまとめるのにも難儀します。
でも私は、ブログのような場であるなら、興味や関心のある話題があったら、たとえ未消化な部分があっても、好きなように書いてもよいのではないかと思っているのです。
批判をすることは簡単です。でも賛同して応援することはもっと簡単です。
だから応援するようなことを書いてみたいのですが、今はちょっと見つかりません。

高速道路が無料になれば、日本中の人が気軽に東北に遊びに来てくれるし、証明書チェックなどの手続きもないから料金所で混雑することもないと思います。
すごく良い案だと思うのですが、実現しなかったところをみると...やはりこちらもどこかに難点があるのでしょうね。
Unknown (うらら)
2011-06-23 16:22:48
「 」内の発言を実際にされたのかと思ってスゴイ!と拍手したうららです。

言いたい事はあっても、なかなか口に出すことは難しいですね。

罹災証明書など発行せずに該当高速道路を全て無料化したほうが良いと、私も思います。
その方が無駄な手間も省けるのではないでしょうか。

この制度について賛成か反対かと問われたなら、私は賛成とは言えませんが、でも制度化されたならやっぱり証明書は戴きます。
続きです (うらら)
2011-06-23 16:25:40
証明書は戴く、と言っても私は該当しませんが・・・
定額給付金の時も反対と思いましたが、でもしっかり戴きました。
うららさんへ (nihao)
2011-06-23 18:10:05
>制度化されたならやっぱり証明書は戴きます。
あはっ、絶対にそうしますよねぇ。
これはかなりビッグなプレゼントだものね。

実はこの制度、該当する高速道路間においてのみ無料なのではなく、発着が該当するエリア内で首都高・阪神除きなら、どこまで行っても無料なのです。
だから盛岡からでも、日本海側の方の高速道路をうまく乗り継いで、九州までただで行けるのかもしれないのです(そのルートがあるかどうかは知りませんが)
今頃はおそらく、高速道路の勉強をしている人たちがたくさんいることでしょう(^_^)
純粋に東北の経済復興を考えるのなら、道路を無料化した方が絶対に効果があると思うのですが....
出口もかなり渋滞しているそうですよ。
うれしいご報告♪ (ポケッと女房)
2011-06-25 15:28:25
nihaoさん、すずめさんご無事でしたよ!
ブログ更新なさってました!
ポケッと女房さんへ (nihao)
2011-06-26 15:12:04
ポケッと女房さん、ありがとうございます。
せっかくお知らせくださったのに、タイミング悪く、私のPCのモニターが故障してしまいました
夫の留守に慌てて夫のPCから書き込みしてきましたよ(^_^)
お元気で本当によかったです。
言葉には出来ないほどの御苦労があったと思いますが、いつものすずめさんだったので安心しました。

※すずめさんのブログ【田舎道】
http://blog.goo.ne.jp/suzume114/e/6bacf544e31bc99dd9e6fa18d852616a
Unknown (およよ)
2011-06-26 15:45:03
不勉強でした。ザックリしたTVの情報を片手間にながら聞きしていたので、今の今まで東北の高速道路無料化って、「東北の高速道路料金無料」だと・・・
昨今の政府ってナンか証明書好きですよねぇ…
そんなもん発行する資金があるなら他のコトに使って、免許証で確認できるんちゃうん?と思うのは素人なんでしょうかね。

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