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マダムnihaoのフレッシュ搾りたてブログ。お気軽にお立ち寄りください。

マニフェストマッチ

2010-07-15 12:00:00 | Weblog
          




 夏本番! ミニひまわりが咲いた。
種を蒔いてから一ヶ月とちょっとしか経っていない。
向日性を受け入れずそっぽを向いているひまわりが1本あるが、このちょっとすねたような姿......なにか自分をかいま見ているような感じがする。


                 ☆


 急に暑くなったり寒くなったりしておろおろしているうちに、WCサッカーも参議院選挙も終了してしまったが.....選挙の話をひとつ。
どこの誰とは言わないが、あるばか夫婦...あっ、いや、ある若夫婦のお話だ。


 この若夫婦、新聞購読もしていないし、テレビのニュースも見ることがないので政治経済の動向には関心がない。
結構不遇な人生を送っているのに、それが政治のせいであるとは考えないお人好しだから、為政者にとっては、まことに都合の良い若者たちである。
今まで真面目に選挙権を行使したことはなかったが、結婚を機に少し意識が変わり、投票所に足を向けるようになった。
しかし、どの党の誰に投票したらよいか全く判らない(実は私も判らない)

 以下、私(A)と若夫婦の妻の方(B)との会話

(A)投票に行った?
(B)行った!でもどの党に入れたら良いのか全然判らなくて......
(A)それでどうしたの?
(B)ネットに、各政党のマニフェストの一覧から自分の気に入ったのを選択していくと、最後に「あなたの一票にふさわしい党」を教えてくれるサイトがあって...
(A)あらっ、ゲームみたいね。
(B)ゲームみたいだけれど、この方法が私たちには一番わかりやすくて...
(A)それで、あなたたちの一票にふさわしい党はどこだったの?
(B)結果、私は『たちにち』夫は『社民党』。でも『たちにち』が何だか知らなかった。
(A)『たちあがれ日本』のことだわね、きっと。
(B)夫に『社民党』の党首は誰かって聞かれたから「土井たか子よ!」って教えてあげたわ。
(A)おいおい...一体いつの時代のお話じゃ?

 結局彼らは、この結果を大いに参考にして投票に臨んだらしい。


 若者たちの政治離れが叫ばれてから久しいが、地域や職場などからのしがらみを持たない若者たちが、このようなウェブサイトを手引きとして投票するしかないのもひとつの現実だ。
ちなみにこのサイトはたぶんこれだろうと思われる→【マニフェストマッチ

 もう選挙は終わってしまったが、私も気になってやってみた。
各党の主張の違いが一目瞭然で判別でき、ゲームをするような感覚で是々非々の判断を下しながら選択することが出来るので、なかなかよく出来ていると思った(次回は私も参考にしよう)
しかし常に流動的な政治の背景や実態を知らずに、絵に描いた餅のようなマニフェストだけを指針として選択するのは疑問を感じた。
それにしても、7月11日までの32万以上の参加者が支持したマニフェストは、ここでもやはり『みんなの党』が大人気、民主党は不人気だったので、選挙の結果を正しく予測していたと言えよう。
 
 ネットから投票出来るようにしたら投票率はもっと上がるだろうと言われている。
将来はこのマニフェストマッチのようなシステムの最後の欄で、清き一票の決定ボタンを押すような世の中がくるかもしれない......と考えると、ネット投票の実現には慎重を期した方がよいのではないだろうかと思った。