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マダムnihaoのフレッシュ搾りたてブログ。お気軽にお立ち寄りください。

水の心

2010-07-04 11:55:00 | Weblog
 
         



 冬場に咲くクリスマスカクタス(シャコバサボテン)の蕾が大きくなった。
5月、6月の低温にビックリして、早くも冬の到来と勘違いしたのだろうか?
なんとも慌て者のサボテンだ。  


 5月に軽米町のチューリップガーデンに出かけたことがあった。【開けチューリップ!
15万株もの花を手入れしている関係者の苦労を思うと、たかだか数十株の球根で怠けてはいられない。
長年花壇に植えっぱなしにしていたチューリップの球根を掘りあげることにした。
里芋のように分球して育った球根が出てくるわ出てくるわ...と想像しながらワクワク。
しかし期待は見事に裏切られ、どれもこれもやせ細っていて見るも無惨な姿だった。
数も半分以下に減っていてショック。
チューリップガーデンで私の意識は大きく変わった。
これからは絶対に手入れを惜しまないと誓う。



               ☆



 今年のあつはなんともなっつい...いや、今年のなつはなんともあっつい
だらけて口も回らないし何にもする気が起きない。一日がすごく長い。
ナイフで切ったように夏が終わる」と言う名コピーがあったが
ゆるやかな自殺のように夏が始まる」 (by nihao)

全身の細胞が北国仕様になっているものにとっては、夏は一年中で一番残酷な季節だ。
夏の暑さと冬の寒さ、はたしてどちらが耐え難いだろうか?
+30度と-30度の世界なら迷わず-30度の世界を選ぶ......とは真夏用の戯言。



                        




 豊かな水をたたえた滝沢村総合公園のロックガーデン。
ひとときの涼を求めにやってきた。




             


 
       [滝の裏側]


 滝を目前にして佇むと、なぜかその裏側の世界を知りたいという思いが募る。
存在するあらゆるものに表と裏はあるけれど、水の流れの裏側を見ることは難しい。
裏側に回りこむことが出来る滝を[裏見の滝]と呼ぶそうだが、そのような滝は全国的にも珍しいらしい。
だから簡単に滝の裏側に進入することが出来るこの公園の人工滝の構造は嬉しい。

 水が生き物のようにランダムに形を変えて激しく流れる。
このような模様も水紋と言うのだろうか?
古来から水紋には妄想や妄執を洗い流す力があると云われているが
冷感が外の暑さを遮断して別世界に踏み込んだような爽快な気分になる。
水のヴェールを通して見る表側の世界も神秘的で新鮮な感じに見えてきた。
ちょっとだけ元気になって家に戻る。