京都をはじめ東京、大阪など日本各地から在日コリアン1千人以上が貸切バスなどに乗って京都国際の試合を観戦するため、甲子園球場に集まった。

2021-03-26 08:41:25 | スポーツは世界をつなぐ!

韓国系の京都国際高校、初出場の甲子園で初戦突破

登録:2021-03-25 06:42 修正:2021-03-25 07:25
 
10回延長の末、5対4で勝利 
京都国際の奇跡続くか
 
今月24日、兵庫県の阪神甲子園球場で行われた第93回日本選抜高校野球大会(春の甲子園)の1回戦で、韓国系民族学校の京都国際高校の選手たちが10回延長戦の末、5対4の勝利が確定し、歓声を上げている=京都国際中学高等学校ホームページよりキャプチャー//ハンギョレ新聞社

 98年の歴史を持つ日本の「甲子園」に、外国系学校として初めて進出した韓国系民族学校「京都国際中学高等学校」(京都国際)が初戦で勝利を収めた。

 京都国際は24日昼、兵庫県の阪神甲子園球場で開かれた第93回選抜高等学校野球大会(春の甲子園)で、宮城県所在の柴田高校を相手に延長10回まで持ち込まれた接戦の末、5対4で勝ったと、NHKが報じた。外国系学校としては春と夏の甲子園合わせて初めての勝利だ。

 この日、京都をはじめ東京、大阪など日本各地から在日コリアン1千人以上が貸切バスなどに乗って京都国際の試合を観戦するため、甲子園球場に集まった。甲子園の伝統によって1回裏終了後に両校の校歌が鳴り響き、試合後には勝利チームの校歌としてもう一度京都国際高校の校歌が流れた。韓国語の校歌が日本全国に2度も生中継された。ただし、NHKは京都国際の校歌の歌詞のうち「東海の海を渡って」という部分を「東側の海を渡って」という字幕をつけて放送した。

 甲子園は高校球児たちの「夢の舞台」で、日本で相当な人気がある。春の甲子園には、全国から選抜された32校が出場できる。日本全国に高校野球チームが4300もあり、甲子園に出場するだけで実力を認められたといえる。京都国際は野球部員40人を含めて全校生が131人であるにもかかわらず、甲子園に出場し、奇跡といわれている。

 京都国際は1947年に京都朝鮮中学校として開校し、1958年に学校法人京都韓国学園の設立の認可を受けて、1963年には高等部を開校した。韓国政府の中学校・高等学校設立認可に続き、2003年には日本政府の正式な学校認可も受けた。

キム・ソヨン記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr)

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