この銅像は、17歳で日本軍によって両親を殺されながらも、忠清南道天安(チョナン)のアウネ市場で万歳運動を主導した102年前の柳烈士を再現したもの。

2021-12-28 12:20:37 | 韓国を知ろう

裸足で太極旗を掲げ「大韓独立万歳」…旧西大門刑務所の「柳寛順像」

登録:2021-12-28 02:32 修正:2021-12-28 07:39
 
3・1万歳運動100周年を記念し推進 
2年間の制作を終え28日に除幕式
 
 
28日の除幕式を控えたソウル西大門独立公園の柳寛順像=柳寛順烈士記念事業会提供//ハンギョレ新聞社

 3・1万歳運動(1919年)100周年と柳寛順(ユ・グァンスン)烈士逝去(1920年)100周年を迎えて進められてきた西大門独立公園(旧西大門刑務所)の柳寛順烈士の銅像が、2年間の制作を終えて披露された。

 26日、(社)柳寛順烈士記念事業会と全南大学造形研究所が公開した柳寛順像は、右手で太極旗を掲げ、左手は拳を固く握り、裸足で前へと進んでいく姿をしており、日帝の弾圧に屈しなかった柳寛順烈士の勇気と信念が込められている。

 高さ5.3メートル(台座1.7メートル含む)のこの銅像は、17歳で日本軍によって両親を殺されながらも、忠清南道天安(チョナン)のアウネ市場で万歳運動を主導した102年前の柳烈士を再現したもの。掲げている太極旗は、天安の柳寛順記念館に保管されている太極旗の木彫りの原版をもとに制作され、チョゴリの衽やしわの寄ったチマ、一つにまとめられた髪は、昔の写真を参考にした。考証は服飾専門家のヤン・スクヒャン順天大学教授と、明知大学のイ・テホ名誉教授が行った。

 この像はもともと、ソウルの大信証券前の雄牛の銅像を作ったキム・ヘンシン全南大学名誉教授が制作し、柳烈士逝去100周年であり西大門刑務所への収監日でもある昨年5月20日に設置される予定だった。しかし、キム教授が2019年10月に持病で突然亡くなったことから、教え子のキム・デギル全南大学名誉教授のチームが同年12月から作業を引き継ぎ、2年をかけて完成させた。銅像の除幕式は28日午前11時に行われる。

キム・ヨンヒ記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )
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