韓国でもブースターショットまで終えた4人、オミクロンに感染
新型コロナワクチンの追加接種(ブースターショット)を終えたのにもかかわらず、オミクロン変異株への感染が確認された人が韓国国内でも出てきた。
19日、中央防疫対策本部の「オミクロン変異株感染者現況および疫学調査分析」資料によれば、オミクロン変異株感染者178人のうち4人が追加接種を終えていながら「ブレークスルー感染」したことが分かった。18日午後6時基準で感染した178人のワクチン接種内訳を見ると、未接種者は88人、1回目接種完了者は4人で、全感染者のうち接種未完了者が51.68%を占め、半分以上だった。2回目接種を終えた人は74人であり、追加接種完了者も4人含まれていた。このうち2人は、ヤンセンワクチンを接種した後に追加でワクチンを接種していた。年齢別に見ると、20歳以上39歳未満が81人で最も多く、20歳未満が47人で後に続いた。40歳以上59歳未満は37人で、60歳以上の高齢層も13人に達した。先月30日、オミクロン株への感染が疑われる患者が初めて発生して以来、感染者は確実に増え続け、この日は12人の新規感染者が追加された。
オミクロン株は、韓国政府が先月28日に変異ウイルスの国内流入を防ぐために南アフリカ共和国など8カ国に対して入国制限をする前にすでに韓国に入国していたことが確認された。オミクロン感染者は先月23日に初めてナイジェリアから入国しており、入国制限をする前にイランやロシアからもオミクロン感染者が入国した。これらの国はすべて28日に韓国政府が入国を制限した8カ国(南アフリカ共和国・ボツワナ・ジンバブエ・ナミビア・レソト・エスワティニ・モザンビーク・マラウイ)には含まれていない。韓国政府は米国・欧州などに続き先制的遮断のためにアフリカからの外国人入国を制限したが、すでにオミクロン変異株は他国を通じて韓国国内に流入していたという意味だ。感染者の海外流入経路を見れば、南アフリカ共和国と米国が13人で最も多く、ナイジェリア10人、英国6人がその後に続いた。