どこ吹く風

旅のことを主に書く。

サフランボル

2006年02月01日 09時46分42秒 | 旅-トルコ
 今回のトルコツアーは9ヶ所ある世界遺産のうち6ヶ所を廻る事になっている。
サフランボルはサフランの産地として有名でその町並みは世界遺産に登録されているとのこと。アンカラからもけっこう離れている。

 山越えしてバスは走る、谷スジはトルコでは珍しく(私が廻って見た範囲では)深い谷も見られた。これまた珍しく汽車が走っているのが見えた、国土が広大なわりに鉄道網は整備されていない感じのトルコだった。

 サフランボルは赤瓦の屋根に白壁が美しい街で世界遺産に登録されてから国内でも人気が高まりホテルの需要が増している。しかし新築が難しいので既存の民家を内部改装してホテルに転用するので不動産の価格が急上昇しているとのこと。

 また政府の首脳の一人がサフランボル出身か好きかで、別荘を持っており特別の配慮があるのだろう道路整備が急ピッチで行なわれている。

 小高い小さな公園からの眺めはすばらしい。尖塔はやはり目立つ、ドーム屋根も良い。通りが狭いので宿までバスが入らない、学校の片隅から歩く、石畳に土壁曲がりくねった小道が安らぎを与える。

 ホテルというよりペンションの雰囲気を持つかつての民家に宿泊する。トルコ旅行記の初めの頃に書いたが、部屋に当たり外れがあるので部屋割りは抽選で決めた。
3階までギシギシ階段を登ったが、入口が鍵でスムーズに開閉できないのの古さ故ということで我慢する。
かつての押入れをシャワー・トイレに改造してある、今でも押入れにしか見えない。改造にも気を配り近代的なものの匂いを感じさせないようにしている。内部を近代的にすると提供するサービスまで近代システム並みを要求されるからでもあろう。
あのような雰囲気では文句も言いづらくなる、”しょうがないか・・・”で済まさせる一つの方法でもある。

 街見物のときハマムを紹介されたので、夕食前に急いで入ってきた。公衆浴場なのでホテルの設備とは随分違う、もっと熱いほうがいい、早く行き過ぎてまだ暖かくなっていなかったのかな。
垢すりを頼んだらゴッツイおじさんが来た、楽しい経験でした。

 酒を探して歩き回ったがバーに案内された、酒屋の場所を知りたかったのに。諦めて帰るところに又もや同宿の酒好きが仕入れて帰るところに出会った。
酒に関する嗅覚が私より数段優れているのだろう。

写真は部屋から見た風景です。
向かいの建物もホテルになっている、かつての屋敷内の建物全てをホテルに改装してあった。