どこ吹く風

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トルコでの食事

2006年02月08日 09時55分32秒 | 旅-トルコ
 食事はどうでした? と聞かれて何と答えればいいのか即答しかねた。
コレッていうのが印象に無い。

 ホテルのレストランはバイキンがスタイルなのでテーブルいっぱいに前菜からデザートまで並んでいる。もちろん食材はトルコ産だろうからトルコ料理であるのは間違いない。でもこれを食べたからトルコ料理に親しんだという感じのものは思い出せない。

 ヨーロッパの食事はこんなものなのか。ヨーロッパと書いたがヨーロッパを知っているわけではない。ただスイスに2週間行ったことがあるが、スーパーで買ったパンやチーズにハムを齧って過ごしたのでスイス料理ひいてはヨーロッパの料理を知らない。
それにトルコがヨーロッパなのかどうかも議論がある、EU加盟云々しているのでやはりヨーロッパかな。

 テーブルに並んだ品々は、ジュースにミルクから始まりヨーグルトが2.3種、オリーブも熟したものから青い実を漬けたものまでいろいろ、乾燥フルーツはブドウは元よりナツメや・・名前を思い出せない・・いろいろ、それにヤサイがサラダ用から煮た物、それに肉を詰めたもの、魚や肉、チキンとズラ~ッとあり、スープもある。

 このように書くとトルコらしい雰囲気が無い、しかしオキナワのホテルバイキングの内容と何処が違うのか。ゼッタイに違っているがどこが違うか言うのがむつかしい。
ここでは食べるスタイルが同じということでお茶を濁しておこう。

 きっとシシカバブを金串に刺した肉の塊りというイメージを持っていることが遠因になっているのだろう。
米もある、しかし出されたのはいわゆるゴッチン飯、山の上で炊いたご飯を思わせるナマゴメ味のご飯だった。米をご飯として食べない文化だからしょうがないか。

 当然トルコ料理というのはあるが、ホテルか指定されたレストランでの団体食なのでしょうがないのだろう。ガイドさんは昼食の前に本日の昼食がいかにトルコの特色ある料理であるのかを説明するが観光客相手の料理なので多分それ用に変質しているのだろう。
街の食堂と食べ比べしたらハッキリしただろう。

 別に不味くて不満があったのではない、ただトルコが前面に出た料理が少なかったということ、これは食の一般化、共通化と無縁ではないだろう。
味や食材が珍しくなくなったということだろう。

この次は各メニューについて書きたい。