どこ吹く風

旅のことを主に書く。

くうき

2006年02月11日 15時38分22秒 | バリ
 友人Bがティオキワカンのピラミッド見物の話をしていた。
別の友人M宅のヤーフチスージ(棟上の宴)のときだった。まだ海外へ出たことも無い頃の話です。

 私はティオキワカンと書いて「ティオキワカン」で検索するとたった1件しかヒットしない。おかしい間違っている、それで”メキシコシティ ピラミッド”で検索してみるとすると「ティオティワカン」がフツーである事が分かった。。
そこで改めて「ティオティワカン」で再検索すると26900件もヒットした。たった一人だけティオキワカンと書いたブロガーの方がいたのである種ホッとしました。(笑)

 もう30数年前の話です、海外へ遊びに行こうと思えば行けない事は無いのに、その頃から金が無かったのか暇が無かったのかとにかく私は行けなかった。その時メキシコの話から海外旅行の話になり、私が本などで調べて行った気分になる、風林火山の出だしで竹中半兵衛の言葉は”書物で読んだとおりの街並み雰囲気だ”と書いている、と言うた。

 そのときBは”やっかみでクダラナイ事を言うな、あの空気は行った者でなければ分からない。”と一蹴された。
確かにそうだ、あの空気匂いは現地でなけれが味わえない。グウの音も出なかった。
それから20数年後初めて海外へ出た、お隣の台湾へ、私の生まれ島でもある。

 メキシコシティへも行きティオティワカンへも行ってBが味わったであろう乾いた空気をタップリ吸って来ました。真昼間からテキーラも味わいました。ケツアルコアトルの鳴き声も神殿で響かせました、Bは多分鳴かさなかったでしょう、竹中半兵衛のように勉強した者のみが現地で楽しめるのです。(笑)
神殿の一角で手を打つとギャオと鳴き声が聞こえます、出かける機会がある方はお試し下さい。

 歴史を背負った地に立つとき足の裏から頭を抜けて天空へ、天から頭手のひら身体全体にを貫くものを感じる。感傷怒り嘆き様々な思いが渦巻く、書物を通してもそれは感じられるが現地に立つと尚強く感じる。
これからも旅へ出る機会がある、前もって得る情報歴史風土はもとより現代との繋がりなどを広がりを持って学んでから出て行くつもりでいる。

 観光は物見遊山でも楽しいが自分で調べ学んだものを検証することも旅の楽しみの一つである。
また現地で見たものから歴史的背景人々の暮らし方を考えるのもおもしろい。

 書物から得る知識、最近ではインターネットに取って代わっているが、その知識も大切だが現地主義もまた好い。
出来る限り現地の空気を吸いに出かけたいものだ。

写真はトルコの何の変哲も無い風景です。
海の向こうがアジア側、つまりヨーロッパ側から見ている。
何も無いところから歴史を感じ、人々の営みを想像して現代を見る
こういうのも旅の楽しみの一つにしています。