福島ズボラーヌ

https://blog.goo.ne.jp/nekozora-f

大阪市福島区(並びにその周辺)をうろうろ徘徊。

懐メロ日記 05

2015-11-28 | ■懐メロ日記

西梅田のビルボード大阪の前を通ったところ、懐かしい名前を見つけました。
来年1月5日開催されるライブ、『ABC~BACK TO 80s~』。

ABC(エービーシー)は80年代に人気を博したイギリスのバンド。
一発屋というほどではないけれど、90年代には名前を聞かなくなっていたように思う。
今回のライブのタイトルはその名も「BACK TO 80s」。
最近はこういう懐メロコンサートを中心に活動を続けているみたいです。

80年代にABCが放ったヒット曲はいろいろとあるのですが、
その中でも一番印象に残っているミュージックビデオがこれ。

ABC - Poison Arrow

(ABC『嘆きのポイズン・アロウ』)

Who broke my heart? You did you did
Bow to the target, Blame cupid, cupid
You think you're smart Stupid, stupid
Shoot that poison arrow to my heart
Shoot that poison arrow


オリジナルのタイトルは『Poison Arrow』、
邦題は何故か余計な文言が引っ付いて『嘆きのポイズン・アロウ』。
80年代の洋楽のタイトルには日本のレコード会社により
ケッタイな邦題を付けられることがたびたびありました。
英語が苦手な一般日本人のためにしてくれていたことなのでしょうが、
一言で言うと余計なお世話。
原曲のイメージを損なうことも多く、世の洋楽ファンを困らせていました。

私の中にあるABCのイメージは、
「タチの悪そうな色男が金ぴかの衣装を着てくねくね歌う」というもの。
おそらく、『Poison Arrow』のビデオのせいでしょうね…

その昔、『SONY MUSIC TV』でABCの長編ビデオを見た記憶があります。
出演していた女優は『Poison Arrow』と同じ女性(Lisa Vanderpump)で
ストーリーは全然覚えていないけれど、
まるで映画のような、かなりお金のかかったものでした。
こういうものが作れたくらいなので、80年代当時はかなり人気があったんだと思う。

ネットで調べてみたところ、『Mantrap』という作品で
監督は『Poison Arrow』と同じくジュリアン・テンプル。
物語の主題は東西冷戦時代のスパイ物だったみたいです。
youtubeに分割してUPされているのですが、part5までしか無くオチが分かりません(泣)。
私の頼りない記憶によると、マーティンは無事に助かり、
ヒロインともラブラブでめでたしめでたし…という終わり方だったような。

Wikipediaの『ABC』のページを見ると、
ダンディかつきらびやかなジゴロ的イメージ戦略でブームに乗り」とあります。
これは確実にボーカルのマーティンのイメージ。

今改めて見ると、ボーカルのマーティン・フライ(Martin Fry)は
目つきが悪く口元がゆがんでいて、本当にタチの悪そうな顔をしています。
特別ハンサムというわけではなく、今風に言うとイケメン。
ABCの他のビデオを見ても、彼はいつもばっちりキメ顔をしていて
「俺ってかっこいいだろう」という自意識に満ち溢れています。
それに対し、他のメンバーは動きも表情もぎこちない。

マーティンが金ぴかジゴロだった時代から、30年が過ぎました。
ABCのホームページには現在のマーティンの写真が掲載されています。
youtubeにupされている動画でも彼の今の姿を知ることが出来ます。

ABC - Poison Arrow Live 2014


これは昨年のライブ映像。
1958年生まれのマーティンは今年で57歳。
なんだか顔が大きくなったような…
昔のスーツは肩パッドが大きかったからごまかせてたけど
最近の洋服はナチュラルショルダーが主流だからなぁ。

『Poison Arrow』の頃のギラギラギトギトした印象は薄れ
同時に髪も薄くなりました。
いつみても「前髪パラリ」だったのに、もう無理。
今はロックスターというより「忘年会で熱唱する部長」という感じです。

【参考】
Official Web Site for ABC and Martin Fry
ABC 来日記念特集 | Special | Billboard JAPAN
ABC (バンド) - Wikipedia

最新の画像もっと見る

コメントを投稿