福島ズボラーヌ

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大阪市福島区(並びにその周辺)をうろうろ徘徊。

旬野菜 聖護院

2009-06-24 | 福島
先日、大掃除&整理整頓をしたところ
カードリーダーを紛失。
最近、当ブログに全く写真が無いのはそのせいです。
そのうち、出てきたら写真掲載しなおします。
しばらくお待ちください。
(まぁ超下手クソな写真なんで、
あっても無くても変わらんかも)

先日訪問した関電病院前にある和風居酒屋、
「旬野菜 聖護院(しょうごいん)」。
ぐるなびの紹介文によりますと
八百屋さんをリノベーションしたお店だそうです。
ビルの2Fという事もあって、少し分かりづらいですが
なかなか風情のある看板を出しておられます。

ランチは二種類、いずれも1000円。
お造りのランチと囲炉裏焼きがメインのランチ。
最近人気の福島エリアとは言え、
居酒屋ランチで1000円とは少々高めの設定です。
ですが、内容はコース仕立てで品数も多め。
結論から申し上げますと、けっこうリーズナブルな内容です。



まず前菜。
口の広いタイプのシャンパングラスの中身は冷製スープ。
小さい器には鱧の南蛮風。
「鮪の目玉」に変えることも可能だそうです。



続いてメインのお造り。
お味噌汁&ご飯をお伴に登場します。
大き目のどっしりしたお皿に
色々な種類のお魚が円を描いて並べられています。
鮪の頬肉&脳天(お肉みたいな食感でした)、
鯛、いたや貝、ツバス、キズシ、コチ、
中央の杯の中に鱧。
私は食通は無く、魚に詳しくないので
見ただけでは(食べた場合でも)、
何のお魚かよく分からないのですが
お店の方がそれぞれに産地を含めて
説明をしてくださいます。
昼間なんですが、お酒が欲しくなりますね。



そして魚介の入った小田巻き蒸し。
少々塩辛かったですが
卵の風味がおいしい一品でした。
冬ですとこういうお料理は
今以上に嬉しいですね。
夏でもヒンヤリしたお造りの後なので
温かいお料理が出るとほっとします。



最後にはデザートのアイスクリーム。
ほんとうに充実した内容です。
盛り付けもお皿もきれいだし
お店の雰囲気も落ち着いているので
少しリッチな和風ランチをいただきたい時は
ちょうど良い感じです。

ところで、私が訪問した時は
近隣の席の方は皆さん、お造りのランチでした。
「囲炉裏焼きってどんな感じ?」
と気にはなっていたのですが、
何となく時間がかかりそうな感じがしたので
私もお造りを頼んでしまいましたが
どんな内容なのか非常に気になっています。
今回いただいたランチも盛りだくさんで気に入りましので
次は、二人以上で訪問し、
両方のランチをオーダーして楽しみたいと企てています。

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追記  2010年8月
美味しいお魚が食べたくて、またまたお邪魔してきたした。
「囲炉裏焼きランチ」の全貌(大げさな)が判明。
お造りの盛り合わせが小さくなり、その代わりに囲炉裏で焼いた焼き魚が付くのです。
焼き魚は数種類から選べます(一尾まるごとです!)。
魚好きさんには、お造り・焼き魚の両方が楽しめる「囲炉裏焼きランチ」を
おすすめいたします。
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追記  2020年1月
入居されていた建物が建て替えられました。
新しい建物には聖護院の看板はありません。

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旬野菜 聖護院
住所:大阪市福島区福島2-2-2 2F
電話:06-6343-7765
備考:上天神南近く。
   「逆櫓の松」の並び、旧ピコ福島の向かい側にあります。

   

野田アプラ(09年6月)

2009-06-20 | 海老江
着々と工事進行中の阪神野田駅の「アプラ」。

囲いが取り払われ、
新規オープン予定のお店の看板が
見えています。
今まで旅行会社だったところにはユニクロ、
シュークリーム屋さんの跡地には
パン屋のVie De France。
ヘンゼルが閉店してから不便だったので
パン屋開店は嬉しいです。

でも、ここのユニクロ狭くないか?
開店当初は混雑するだろうし、
人込み嫌いの私がお店に行くのは
お盆くらいかなぁ…

スリランカレストラン WASANA

2009-06-14 | 福島
JR福島駅近くにあるスリランカ料理のお店。

私は辛いものが苦手にもかかわらず
カレーが好きです。
家庭的な日本風のカレー、
とろとろのカレーうどんから
インド風、タイ風などのアジア料理まで。
「一番辛くないのはどれですか?」
とカレー店の方には非常に失礼な質問をしつつ
食べ歩いております。
毎日カレーと言うのは厳しいですが
三日に一回くらいなら大丈夫かしら。

さて、このたびランチタイムにお邪魔したのは
福島駅北側、将棋会館近くに
いつの間にやらオープンしていた
スリランカ料理のレストラン、ワサナさん。
(ワーサナさんだったかも)
マンションの1階にあるこの店舗は
以前は喫茶店か何かだったような記憶があります。
内装は船をモチーフにしたものらしく
丸い窓や帆船の置物、ランプなどが飾られています。
なのに、なぜか天井だけが和室風…

私がいただいたのは、900円のランチ。
メインのカレーをメニューから一種類選び
食後にはチャイが付くセットです。
カレーの友(?)はロティと言う円盤状のパンだけでなく
ご飯も付いてきます。
炭水化物愛好家には嬉しい内容ですね。



まず、最初に運ばれてくるのは野菜サラダ。
これを食べながらカレーの登場を待つのですが
辛いもの苦手な私は、サラダをカレーと平行して食べます。
ドレッシングの酸味、野菜のヒンヤリ感で
辛さで痛くなる口腔内を癒すのです。
メインのカレーは、
「あまり辛くなさそう」
という理由で豆のカレーを選択。
しかし、思ったより辛かった…
いつもいただくインド風カレーのお店の豆カレーと違い
鮮やかなオレンジ色。
ほくほく系のお豆のほかに
かりっとしたナッツ(カシューナッツか?)が
たくさん入っているのがスリランカ風なのでしょうか、
香ばしくて美味しかったです。
ロティはもちもちと食べ応えのある味わいで
これにご飯も食べてしまうと結構な量でした。

食後のチャイは、ホットorアイスを選べます。
私は断然、チャイはホットを愛好していますので
だらだら汗をかいた後ですがホットチャイを頼みました。
お砂糖入りの甘いお茶でしたが
しつこい甘さではなく、
熱さ辛さでヒリヒリしていた体内をやさしく癒してくれました。
アイスだと温度の落差が大きすぎて
かえって刺激的だったかもしれません。
茶葉の味が濃く煮出されていて、非常に美味しいお茶でした。

待ち時間の間、メニューを拝見しましたが
夜はカレー以外のメニューがたくさん登場するらしく
ランチとはまた違う楽しみがありそうです。

「スリランカレストラン Wasana」
住所:大阪市福島区福島6-4-5 1F
電話:06-6342-8813
営業:11:00~22:00
休日:月曜日

ちゃぶ台Bar ございや

2009-06-09 | 福島
新福島駅近くの居酒屋さん。
古風な建物がかもし出す落ち着いた雰囲気が魅力のお店です。

以前、雑誌「大阪人」でも紹介されていましたが
昔は割烹料理屋か何かだったような。
そこをお孫さんが改装、現在のお店になったと記事に
書かれていたように記憶しています。
私が初めて訪れた時は、オープンしたばかりだったのかなぁ。
現在は年数を経て、ちょっと建物のあちこちが
くたびれた感じです。

お店は古きよき「昭和」の面影を残す和風建築。
カラフルな和紙を切り貼りした障子が可愛らしいです。
ぎしぎし言う廊下の途中に色鮮やかな朱色の太鼓橋があったり
(前のお店の名残でしょうね)
なかなか面白いお店です。

夜メニューのおすすめは、何と言っても「草鍋」と魚料理。
白味噌仕立てのピリから風味のお鍋は冬だけでなく
夏(といっても冷房効いてるし)も美味しいです。
とは言え、本日久しぶりに(3年ぶりくらい?)訪問したのは
ランチタイム。
日替わり定食や、お刺身定食、丼ものの定食などもりだくさん。
お目当ての日替わりが品切れとのことで(泣)
お造り定食をいただきました。

メインのお造り(数種類の盛り合わせ)、小鉢、お漬物、ご飯に
お味噌汁かおうどんが付きます。
ガッツリ行きたい方なら、おうどんが良いでしょうが
カロリーが気になり(食べきれないかもという心配もあり)
お味噌汁をいただきました。
魚介類のダシがきいた濃厚で美味しいお味噌汁でした。
もちろん、お造りも美味しかった!

居酒屋という業態、そしてメニューの感じからして
男性客が多いかな?と予想していたのですが
古い町家というロケーションのせいか
女性客も結構多かったです。
薄暗い照明と、古い建物から漂うゆったりした雰囲気のせいで
思わず長居してしまいました。
ウカツにお昼休みの配分を間違いそうになるので
勤め人の方は要注意です。

それにしても、このお店の「表玄関」って本当はどこなんやろ?
いつも道路に面した引き戸から入るのですが
レジの近くにも「玄関」って感じの扉がありますよね?
門から入るのが正しいのか?
常連の方、教えてください。

「ちゃぶ台Bar ございや」
住所:大阪市福島区福島2-9-23 (大西亭近く)
電話:06-6451-4624

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2014.07
以前の古風な建物は解体され、新しく建替えられました。
風情のある佇まいが失われて悲しい…
お店の中にあった太鼓橋などの意匠はどうなったんだろう?

(追記:太鼓橋ではなく、朱色の欄干だったみたいです)

この界隈は細い道沿いに古い建物が並んでいて雰囲気の良い町並みでした。
家人が遠来のお客様の接待で何度か「ございや」を使ったのですが
「こんな素敵な風情ある道は他には無い」といつも褒められていたそうです。
東京の下町とは雰囲気も建物も全然違うので、面白いらしい。

リニューアル後の店名は「よかろ」です。
昔、雑誌『大阪人』の記事で、「よかろ」は現オーナーのおばあさんが
この地で経営していた料理屋の名前だと書いていたような記憶があります。
10年位前、住宅地図の看板にはまだ「よかろ」の名前が残っていました。
草鍋はおばあさんがお店をしていた頃からの看板メニューだとも書いていました。

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2016.03
「町家ダイニング よかろ」としてリニューアルしたのですが、
どうやら閉店されたらしい。
現在は「芥川珈琲」というお店に変わっています。
二階は「よかろ」としてリニューアルした際から、ゲストハウス「由苑(ゆうえん)」が営業しています。

ゲストハウスのホームページには
明治43年に酒蔵・母屋として建てられ、昭和30年代からは料亭として使われていた建物」と書かれています。
私がリニューアル工事の現場を見た時は、ほぼ基礎+柱だけに見えました。
そして、完工した建物には昔の面影はほとんど感じられません。
建物の横にある小さな門には見覚えがあるけれど…

てっきり「建替え」だと思っていたのですが、ゲストハウスの説明文からすると
あれは「リフォーム」だったんですね。

手元にある雑誌「大阪人」の記事を確認したところ、
もとのお店は明治時代の建物で、昭和21年に四国出身の女性が料亭「よかろ」を開業。
その頃は白壁の建物でした。
当時の写真は少し前まで、お店の玄関横に掲示されていました。

参考:福島二丁目(2)

2002年頃に孫の代にうつり、お店の外壁を白壁→黒壁に、店名を「ございや」に変更。
私がよく知っているのはこの黒壁時代の建物です。
雑誌の記事にもゲストハウスの説明にも無いけど、二階の表側は後年の増築だったと思う。
建物の側面から見ると、増築部分がはっきり分かりました。