福島ズボラーヌ

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大阪市福島区(並びにその周辺)をうろうろ徘徊。

「聖の青春」

2016-12-05 | ■書籍・テレビ・映画等
初秋のまだ蒸し暑い夜のこと、JR福島駅前を通りかかったところ
一台の車が止まっていました。
何かな?と車の方を見ておりますと、
一人の男性が周囲の人にあいさつをしながら、車に乗り込もうとしていました。
まわりの人たちと何か雰囲気が違う人だなと思ったら
NHKの人気アナウンサー、「麿」こと登坂 淳一さんでした。

まだまだ汗がにじむような蒸し蒸しとした空気の中、
登坂さんの周囲だけスカイミントの風が吹いているかのような爽やかさでした。
挨拶をしている時の笑顔も素敵でしたし、何より声が素晴らしかった。
ファンでもなんでもありませんが、あまりの格好良さに驚きました。

それにしても、なんで登坂さんがこんなところに?
と疑問に思っていましたが、しばらくして謎が解けました。
『かんさい熱視線』のロケで高架下の「更科食堂」に来ておられたのです。
『この街に“怪童”は生きた~村山聖 青春の記憶を訪ねて~』の放送のためでした。
30分の短い番組でしたが、とても面白く、映画も見てみたいなと思いました。

かんさい熱視線「この街に“怪童”は生きた~村山聖 青春の記憶を訪ねて~」
映画『聖の青春』 大ヒット上映中!

早世した将棋棋士、村山聖が青春を過ごしたのは、関西将棋会館のある福島の町でした。
福島6丁目にある将棋会館と浦江公園近くの自宅アパートが生活の中心。
足しげく通っていたのが更科食堂です。

村山が住んでいた前田アパートの建物は今も残っていて、
ファンの間では聖地になっているのだとか。



アパートの目の前は緑豊かな浦江公園。
村山聖ゆかりの地=福島と言われていますが
実はここは福島区ではなく、北区です。



アパート右側の建物のシャッターには映画のちらしが貼られていました。



アパートの大家さんの好意で、
村山の部屋は今も空き部屋のまま残されていて、今も見学希望者が訪れるらしい。
映画の撮影の際は当時の彼の居室の様子が忠実に再現されたそうです。
この写真ではシャッターが下りていて看板が見えてませんが
一階には三谷工業という会社が入居しています。
体調不良でふらふらの村山を何度も将棋会館まで送ってくれたという
親切な電気工事屋さんです。



村山の居室はアパートの二階にありました。
木造で簡単なキッチン付きの一間。
たしかトイレは共同でお風呂は無かったような。

のちにシンフォニーホールの近くにある
設備のしっかりしたきれいなマンションを借りましたが
そちらは研究のための部屋で、あくまでも住居は前田アパートでした。
安心できる巣、ねぐらのような場所だったんでしょうね。
マンションの所在地は将棋会館とアパートの中間くらいの場所なので
病弱な彼にとっては、会館に通う時の休憩場所にもなっていたのかなと思う。
ちなみにその研究用のマンションの住所も福島区ではなく、北区です…。

なお、通っていた中学は大淀中学。
大阪に出てきた頃に師匠と同居していた市山ハイツ(現存せず)から越境通学していました。
市山ハイツは福島6丁目にあったので、本当なら下福島中学の校区なのですが
ちょっと遠くて(約2km)、病弱な村山には通学が困難だったため、
特例という形で北区の大淀中学の養護学級に転入が認められました。

師匠の森信雄七段はのちに市山ハイツを出て、
結婚するまでは大淀ハイツ(北区大淀中3丁目)に住んでいました。
羽生善治とランチデート(?)をした福島食堂(閉店、建物も現存せず)は福島7丁目。
金蘭会の斜め前にあるコンビニがその跡地だったと思う。

福島の町、と言っても環状線の北側のごく狭い地域で生活をしていたようです。
関係ないけど、羽生善治の夫人(畠田理恵さん)のご実家も福島区内です。

村山の当時の生活は森信雄七段のブログに詳しく掲載されています。
森信雄の写真あれこれ(カテゴリー:村山聖

NHKの番組を見たこと、福島+大淀の町が登場することから
映画が公開されたら、すぐに見に行こうと思っていました。
番組を見てから映画公開までは間があったので、
予習として原作となった同名のノンフィクションを読むことにしました。

原作はとても面白く、将棋が全然わからなくてもぐいぐいと引き込まれました。
筆者自身が村山と親しい間柄だったこともあるでしょうけれど
とても愛情深く描かれています。

でも、しんどい。

何がしんどいって、彼の病気です。ネフローゼという深刻な腎疾患。
子どもの頃から入退院を繰り返す病弱な身でありながら
将棋に取りつかれ、健康を犠牲にしてでも将棋に打ち込む彼の姿は
確かに美しいかもしれませんが、読んでいてとてもつらいです。
何故なら、私も似たような慢性疾患を持っているから。

もっとも私は今のところ軽度で済んでいるので
ふつうに仕事もしてますし、制限といえばゆるい減塩くらいなものです。
タンパク質やカリウム、水分摂取の制限もありません。
お酒もたばこも体質的に無理だったので、禁酒・禁煙の苦労を知りません。
でも心の奥底にはいつも病気への恐怖が横たわっていて
ちょっとむくみが出たり、検査の数値が悪かったりするとびくびくします。

未成年の頃から飲酒をし、夜更かしをし
自炊も制限食の宅配の利用もせず、食事はもっぱら外食ばかり、
ちょっとした感染症が命取りになることもあるのに
風呂に入らず、爪も切らず、髪を洗うのも嫌がり、床屋にもいかない。
歯もめったに磨かない。
(歯周病や虫歯は腎臓に悪い影響を及ぼします)
本人に健康管理をしようという意志が全然感じられないのです。

そんな村山の生活の描写には恐怖と嫌悪感を感じました。
尿蛋白+3だというのに、毎日外食に深酒もしばしばって、
日々毒をあおってるようなもんですよ。
長時間の対局や将棋の研究で疲れやすい生活を送っているのに。
無茶な生活を美化するかのような描写がところどころにあって
患者として非常につらかったです。
体がだるくて足を引きずるように歩く感じとか
手足がむくんで動かすのがおっくうになる感じとか
いろいろと想像してしまうのです。

というわけで、原作を読んだ後はものすごく疲れてしまいました。
映画を見に行きたいけれど、耐えられるどうか自信がありません。
見に行くかどうか、まだ悩んでいます…

「ちかえもん」(NHK総合)

2016-02-21 | ■書籍・テレビ・映画等
今シーズン、私が熱心に見ているドラマは下記の三つ(順不同)。
 (1)連続テレビ小説「あさが来た」
 (2)「ダウントン・アビー 4(Downton Abbey)」
 (3)木曜時代劇「ちかえもん」
ものの見事に、NHKしかない!

「あさが来た」、世の中には五代友厚氏の死を惜しむ「五代さんロス」の人が多いそうですが
私は「雁助さんロス」を引きずっています。
雁助さん退場後、へえさんとかワカメの4番など新キャラクターが出て来ましたが
私にとっては少々物足りない。
雁助さんは顔も声も威厳たっぷりで怖いし、自分の家族や上司だったら絶対にしんどいですが
いかにも昔ながらの商家の番頭さんらしい演技で、格好良かったなぁ。
花登筺の船場物のドラマ(「あかんたれ」とか)に出て来そう。
スピンオフを作るなら、絶対に雁助さんを見たい!

上記に挙げたドラマは3つともとても面白いのですが、今一番はまっているのが
元禄時代の大阪を描いた時代劇「ちかえもん」。
スランプに苦しむ近松門左衛門が名作「曽根崎心中」を描くまでを描いています。
脚本は「ちりとてちん」「平清盛」などの藤本有紀。
主演は松尾スズキと青木崇高。
朝ドラで言うと「あまちゃん」の喫茶店のマスターと「ちりとてちん」の草々兄さん。
他にもNHKのドラマでよく見かける面々が登場します。
ちなみにドラマ初回の一番最初のシーンは
「あまちゃん」のストーブさんと「マッサン」の妹(すみれ)の道行シーンでした。

主演の松尾スズキさんは関東の人なので、はっきり言うと大阪弁は下手なのですが
そんなことどうでもいいと思うくらい、彼の近松門左衛門は魅力的です。
このドラマのは近松は日本のシェイクスピアなどと言われるいかめしい文豪ではなく
うつわのちっさい、さえないオッサンです。
近世文学の研究者の人が見たら怒るんじゃないかと心配になるくらい
しょーもないオッサンです。かわいいけど。
(文楽の人達は怒らないと思う。むしろ楽しんでいるフシがある)

「ちかえもん」はNHK制作の時代劇なので、セットも時代考証もしっかりしているはずですが
ナレーション(松尾スズキ。近松の心の声)ではちょいちょい現代風の言い回しや外来語が出るし
毎回のお楽しみ(?)として70年代のフォークや歌謡曲の替え歌が挿入されます。
歌うのは主演の松尾スズキ。
味のある良い声なのですが、歌唱力がちょっと微妙。
その微妙さが何とも言えないおかしみがあるのです。
(個人的には「赤穂浪士の場合」が一番好き。バックダンサーが狂言の茂山一家)

かといって、劇中ふざけてばかりいるのではなく、
様々な「仇討」や「親不孝」な物語が錯綜していて複雑な作りになっています。
緊張と緩和の連続で、家事をしながら見るということは絶対にできない。
テレビの前に座り込んで、45分間集中して見ています。

ドラマの主な舞台は、近松の自宅(場所不明)、人形浄瑠璃の小屋「竹本座」(道頓堀)、
そして堂島新地の「天満屋」。
竹本座は残っていませんが、道頓堀の跡地に石碑がひっそり立っています。
(ツタヤとスターバックスのあるビルとFOREVER21の間)
堂島新地はその名の通り、大阪の堂島に開かれた遊所。
天満屋の跡地ははっきりとは分かりませんが、かつての梅田橋の近く。
梅田橋のことは、以前にも記事にしたことがあります。

・参考:梅田橋跡 - 福島ズボラーヌ - Gooブログ

ドラマの中で堂島新地に細い川が流れているのがたびたび映りますが
あれがたぶん蜆川。
蜆がよく獲れたから蜆川とか、川を整備したたら川幅が狭くなったので
縮み川(ちぢみ川)→しじみ川になったとか、名前の由来は諸説あります。
なお、このドラマでもよく出てくる赤穂浪士のひとり、矢頭教兼(右衛門七)一家は、
この川で蜆を獲って生計を立てていたと言われております。

・参考:浄祐寺 - 福島ズボラーヌ - 大阪市 - Gooブログ

近松作品の舞台を訪ねるコース - 大阪市(Adobe PDF)
『曽根崎心中』の道行を辿って - 大阪あそ歩(Adobe PDF)

上記の地図によりますと、天満屋は梅田橋の南側にあったらしい。
梅田橋の辺りが当時の堂島新地の中心部だったそうです。

梅田橋は前述の記事でも紹介したとおり、明治時代に川の埋め立てと共に姿を消し
石碑も橋柱の痕跡も残っていません。
近隣のビルの名前(梅田橋ビル)に名前があるのが唯一の手がかりです。
徳兵衛とお初は天満屋を出て、この梅田橋を渡り、露天神社(お初天神)へと
向かいました。


↑堂島三丁目交差点付近にある「梅田橋ビル」

天満屋の場所を示す案内板は無いようです。
(「心中天網島」の河庄の石碑は新地本通にあるんですけどね)
旧梅田橋南詰にあるNTTテレパーク堂島入口に立派な案内板がありますが
それはかつてこの地にあった「阪大微研」のことを説明するものです。


↑「NTTテレパーク堂島」


↑「阪大微研」こと「大阪大学微生物病研究所創設之地」の案内板

あと、ビルの構内には五代さんの功績のひとつとして知られる
「西朝陽館(五代友厚精藍所)」の跡地であることを示す石碑も立っています。
曽根崎の天神の森(露天神社=お初天神)で心中があったのが1703年。
その170年後の1876年に五代さんがここに精藍工場を建てたのです。
自宅近くに自分の好きなドラマふたつに関わる場所があるのだと思うと、
何だか感慨深いものがあるなぁ。

ちかえもん | NHK 木曜時代劇 - NHKオンライン
ちかえもん - Wikipedia

まだ間に合う!木曜時代劇「ちかえもん」みどころ紹介(10分版)

「おはよう日本」(NHK)

2013-10-29 | ■書籍・テレビ・映画等
今朝(10/29)のNHKニュースで
野田阪神のストリートライブが取り上げられていました。

「福島区:大阪初!!公認路上ライブ 「野田阪神野外音楽ステージ」開催

テレビで映っていたステージは阪神電車の野田駅前の広場。
ライブ当日は通行の邪魔にならないように
区役所の人(または委託されている人)が整理をしてくれるようです。
数年前からの取り組みだったと思います。

参加には事前申込みと区役所の審査が必要ですが、
演奏途中で撤去を命じられる心配はありません。
区役所の認定ミュージシャンになると、路上ライブ以外に
区主催のイベントやバルイベント等で演奏する機会ができるようです。
(野田・福島ではバルイベントが盛んです)

区長さんの趣味が音楽演奏だから(就任の挨拶でサックスを演奏してました)、
こういう取り組みが始まったんですかね?

「福島区:「野田阪神野外音楽ステージ」ライブスケジュール
「福島区:福島区役所認定ストリートミュージシャン紹介

こちらはライブのスケジュール。
テレビでは阪神野田駅の駅前広場だけが紹介されていましたが
野田阪神の商業施設であるウイステの1階の広場、
新橋筋商店街の中にもステージがあります。

ウイステや商店街なら屋根があるので雨天もOK。
駅前広場は屋根が無いけど、一番目立つ場所かな。
野田阪神の周辺は美味しいお店がたくさんあるので
音楽を鑑賞した後は、是非お買い物や飲食を楽しんでいただきたいです。

以前、紹介された新聞の記事です。

「大阪日日新聞:野田阪神、素通り厳禁!!!!! 「行政公認」路上ライブ

日本の路上ライブというと、ポップスやロックがほとんどですが
海外に行くとクラシックやジャズ、民族音楽など多彩です。
今後、いろいろなジャンルのミュージシャンが参加してくれたら嬉しいなぁ。

「ひるブラ」(NHK)その2

2013-10-23 | ■書籍・テレビ・映画等
先日(10/21)に放送された、野田新橋筋商店街の紹介番組を見ました。

「ひるブラ:なにわ“オーダーメード商店街”~大阪市~

野田新橋筋商店街は
野田阪神(阪神野田駅・地下鉄野田阪神駅・JR海老江駅)付近から
JR環状線の線路に向かって伸びる商店街です。
環状線側の出口は、JR野田駅とは少し離れています。
地下鉄玉川駅の出口からは近いですが。

「Facebook:野田新橋筋商店街
「大阪日日新聞:活気あふれる注目の商店街 野田新橋筋商店街」(2011/6/18)

番組中では、今年50周年を迎えるという話をしていました。
アレ?
手元にある『野田+福島』(都市大阪創生研究会)によると
野田恵比須神社の参道として昭和初期から栄えています
と書かれています。
商店街の大川陶器やビッグビーンズの前身、高鍋商店は
戦後すぐ位にこの地で創業しているので
その頃にはすでに商店街はあったのではないかと思うのですが。
「野田新橋筋商店街」という名称になって、50年ということなのかな?

阪神電鉄の野田駅が出来たのが明治38年。
今は廃止されている北大阪線の開業が大正2年、国道線の開業が昭和2年。
大阪市電の駅もありましたし(大正7年、野田線)
今の野田阪神はちょっとしたターミナル駅でした。
近隣に大きな工場があり、とても賑やかな町だったようです。

番組中で取り上げられたお店は下記の通り。

「マルカ果実店」
こちらのオーダーメイドは、店主が独学で習得したスイカのフルーツカービング。

 住所:大阪市福島区吉野2-10-25
 電話:06-6441-5044
 HP:フルーツカービングmaruka(Facebook)

「野田湯浅蒲鉾店」
有名な天ぷら(練り天)屋さん。
形状や味などをお客さんのお好みでオーダー可能。
番組では友近さんの名前にちなんで「友」の漢字の形で
ハバネロ入りの天ぷらを作ってもらっていました。
食材の持ち込みOKとのこと。

 住所:大阪市福島区吉野2-8-24
 電話:06-6441-5213
 HP:

「篠矢茶舗」
お客さんの好みに合わせて茶葉をブレンドくれるというお茶屋さん。
野田・福島はここ意外にもこだわりのお茶屋さんが複数あります。
個性的な珈琲屋さんもあるし、堂島ムジカを取り扱うお店も多い。
美味しいお茶やコーヒーに合う洋菓子・和菓子のお店もたくさんあり
お茶好きには本当に幸せな町です。
そういう町は意外と少ないんですよねぇ…

 住所:大阪市福島区吉野2-7-6
 電話:06-6441-7827
 HP:株式会社篠矢茶舗

「ストレッチ桜ヨガ」

商店街から少し横に入った所、パン屋「Tour de France」近くにあるヨガ教室。
オーダーメイドのレオタードでレッスンを受ける決まりです。

自分の体型にぴったり合せて作ることで、動きやすく
また太ったり痩せたりしたらすぐに分かるというのが利点だそうです。
野田の奥様方はわりと地味な服装の人が多いのですが
番組で紹介されたレオタードはとても華やかなものでした。
別に外で着て歩くわけじゃないし、教室の中だけで着るものだから
皆さん思い切って楽しい模様を選んではるのではないでしょうか。

昨今若い女性の間で流行りのオシャレなヨガスタジオではないです。
中高年の奥様の美容体操教室という感じかな?

 住所:大阪市福島区吉野2-7-3
 電話:06-6443-1656
 HP:

「ひるブラ」(NHK)その1

2013-10-14 | ■書籍・テレビ・映画等
2013年10月21日、NHKのお昼の番組で野田新橋筋商店街が取り上げられます。
全国ネットです!録画予約しました!

「ひるブラ:なにわ“オーダーメード商店街”~大阪市~

“これぞ大阪”という客と店の関係が今も残るのが、
大阪市福島区の野田新橋筋商店街だ。商店1軒1軒が、
客の「こんなもの食べたい」という要望にオーダーメードで応える。

【ゲスト】後藤淳平,【コメンテーター】友近,【司会】井原陽介 ~大阪市から中継~


ゲストがジャルジャル後藤というのが若干不安ではありますが…
なんかお店やお客さんに失礼なことを言いそう。
馴れ馴れしいのと気さくなのは全然違うのですが、
最近の芸人さんはその辺間違っている人が非常に多いので心配。

「オーダーメイド」ってどこのお店のことでしょうね?
ぱっと思いつくのは、天ぷらの「野田湯浅かまぼこ店」とか
ケーキの「恋花亭」かな…
NHKの写真は彫刻を施したスイカ。
フルーツカービングをしている「くだもののマルカ商店」が
取り上げられるようです。



「大阪市パノラマ地図」大正12年

今から90年位前の野田~野田阪神界隈。
その昔、この地には「新橋」という橋がありました。
新橋の上を通る道だから「新橋筋」。
野田恵比須神社への参道として昭和初期から栄えているのが野田新橋筋商店街です。

赤○→新橋。聖天川にかかっています。今は橋も川もありません。
黄○→阪神の野田駅。開業当初(1905年)は路面電車でした。
緑○→今の玉川4交差点付近。当時は市電の停留所があった。
青○→国鉄西成線の野田駅。今のJR環状線野田駅よりもう少し西九条よりにあった。

私は上記地図の赤い○印の所を新橋だと思うのですが
そのお隣にある大きな橋(上に市電が通っている橋)は
何と言う橋なんだろう?

「神様の女房」(NHK)

2011-10-01 | ■書籍・テレビ・映画等
NHKドラマ「神様の女房」を少しだけ見ました。
常盤貴子さん、可愛らしいですね!

経営の神様と言われた松下幸之助さん夫妻を
妻むめのさん視点から描いたドラマだそうです。

『土曜ドラマスペシャル 神様の女房』ホームページ

昨夜放送分は二人の新婚時代。
この頃はまだ東成区にお住まいだったみたい。
その後、経営が軌道に乗ってから、福島区大開に移転。
ということは、来週放送される第二回でそこらへんが
出てくるんでしょうか。

昭和8年に大開から門真へ移転しましたが
幸之助氏は創業の地である大開に強い思い入れがあり、
終生本籍地を福島区大開にしておられたのだそうです。

来週の放送では、大開の当時の様子が少しでも映るかな?
楽しみです。

福島区 大開あたり


↑探せば、見つかるもんですね、動画って。
0:50あたりから、『道』と書かれた石碑が映ります。

参考:「wikipedia:松下幸之助 パナソニック

「大阪人 1月号」特集:福島福袋

2010-01-24 | ■書籍・テレビ・映画等
月刊誌『大阪人』の1月号を帰省中に購入しました。
何と言いましても、福島特集ですから!

2007年の1月号も福島区が取り上げられていました。
(タイトル「長屋王国福島」)

今回の表紙は「莫大小会館」内部。
階段の奥に明るく乙女チックに輝いているのは、
たぶん「Antique Fablic Pinks」。
ダイビルが残念で悲しい状態にある今、
この莫大小会館はこれからも残って欲しいです。

今回も色々なお店・会社が取り上げられています。
大好きなお店がいくつか登場していて
嬉しい反面、
「あんまり人気者になるとちょっと悔しい」
という複雑な気持ちも有り。

市場の記事が面白くて、
食べ歩きも兼ねて是非場内見学をしたい。
(市場と言えば、
 トロい私には高速走行するターレットが天敵なのですが
 この恐怖症?も何とか克服したい。)
出来れば帰り道は腹ごなしにお地蔵さん探索を。

アイスもなか屋さんは一度も買ったことが無いけれど
楽市に行く時に何度か見かけた
可愛いペルシャ猫ちゃんは今も元気かなぁ。

同居人は福島の老舗鰻店に興味津々ですが
私は鰻が食べれない…

帰りの新幹線の中で雑誌を広げて
二人で大盛り上がりでした。
福島区は小さい地域なのに
よくこんなに色々なネタが拾えるなぁ。
都心隣接地なのに
長屋が並んだ古きよき下町風景があったり。
スーパーもたくさんあるけど
昔ながらの商店街も賑わってて、
本当に面白いところです。
何年住んでも、たぶん飽きることはないでしょう。

大阪人Vol.64-01 2010年1月号 特集「福島福袋」

定価:580円
備考:2007年1月号「長屋王国福島」は完売。

「大阪人 1月号」特集:長屋王国福島

2006-12-07 | ■書籍・テレビ・映画等
雑誌「大阪人」の最新号は、福島特集。
最近人気の「空堀」「中崎町」に続く長屋の町特集です。

福島区内のあちこちに残っている長屋。
残念ながら、少しずつ取り壊されつつありますが
飲食店などに再利用されることも増えています。
そんなお店の紹介記事とともに
長屋の残る町並みの写真などが掲載されています。

紹介されているお店の中には
以前ご紹介したことのある
アンティークショップ「HEDGE HOG」も
掲載されています。
今ならお正月のしつらえに使えるような
和食器や漆器を探しに行くのも良いでしょう。

また居酒屋「ちゃぶ台Barございや」も素敵なお店です。
ここの「草鍋」は本当に美味しいです
今は忘年会新年会などで
予約が取りづらい状態かも知れませんが
平日のランチなら、入れると思います。
素敵な店内なので、機会があれば見に行ってください♪

ちなみにこの雑誌、今号にて紹介されている
新橋筋商店街「林書店」さんにて購入。
林書店さんのブログには、福島区(およびその周辺)の街の写真が
載っていて、面白いです。
本屋さんのブログですので、新刊情報&書評も載っていて
読書好きな人にもおすすめです。

◆LIFE ANTIQUE 「HEDGE HOG」(ヘッジホッグ)
  住所:大阪市福島区野田3-2-9
  (※現在は同地では営業されておられません。移転or閉店??)

◆「ちゃぶ台Bar ございや
  住所:大阪市福島区福島2-9-23
     (浄正橋診療所の近く。)

◆「林書店
  住所:大阪市福島区吉野2-8-27
     (新橋筋商店街内。大体真ん中あたり)
  参考:「つーやんの配達日記
     ここの新刊情報を見て、図書館の予約入れています。
     実際に購入するのは、雑誌&文庫を年間5~6冊程度。
     本当ワタクシって嫌な客ですわ…

「野田+福島」

2006-10-18 | ■書籍・テレビ・映画等
先日、面白いパンフレットを見つけました。
その名も「野田+福島」。
A3サイズの紙一枚をパタパタっと折った
フリーペーパーです。
月一回の発行で、今回のテーマは
「自動車部品が集積するまち」

私が福島区に引っ越してきたのは比較的最近のことなので
この辺りの産業とか歴史については全く知識がありません。
オートバックスの起業の地が福島だとか
牛丼の吉野屋の「吉野」は福島区吉野が由来だとかは
何となく聞いたことがありますが。
このペーパーを読んで初めて
「そういえばクルマ関連の会社多いわ」
と意識するようになりました。

来月のテーマは「イチバにはまる」だそうです。
イチバって中央卸売市場のことかな??
今から楽しみです♪

詳しくはこちら→「野田・福島のフリーペーパー

※このペーパー、私はジャスコ野田阪神店で見かけました。
 (2F出入り口側のエレベーターの近く)

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2009年、総集編が刊行されました。
福島区内のあちこちの本屋さんで売っています。

2013年
現在のURLは下記の通り。

「大阪市都市工学情報センター:地域のフリーペーパー「野田+福島」

日本経済新聞 3/18 朝刊

2006-03-19 | ■書籍・テレビ・映画等
『福島 シックに華やかに』というタイトルで、
聖天通り商店街や福島一丁目地区の開発について書かれています。

福島一丁目地区は2008年春街開きだそうです。
阪大病院跡地にABC(朝日放送)が移転し、その周囲には大型商業施設や高層マンション、
コンサートホールができるそうです。
街が賑やかに便利になるのは嬉しいことですが
今のちまちまっとした福島にも魅力を感じているのでちょっと寂しい気もします。
プチ六本木ヒルズみたいな町にはなって欲しくないなぁ。