福島ズボラーヌ

https://blog.goo.ne.jp/nekozora-f

大阪市福島区(並びにその周辺)をうろうろ徘徊。

懐メロ日記 09

2016-11-01 | ■懐メロ日記

今年(2016年)は多くの有名ミュージシャンが亡くなった年でした。
年の初めにデヴィッド・ボウイの訃報が報じられ
来日を予定していたキース・エマーソンが亡くなり
大好きだったプリンスまであの世に去ってしまいました。

そして先日、デッド・オア・アライヴ(Dead or Alive)の
ピート・バーンズ(Pete Burns)の死が報道されました。
まだ57歳でした。

ピート・バーンズはミュージシャンとしての才能よりも
その個性的な外見やファッション、
風変わりな私生活を取り沙汰されることが多い存在でした。

1980年代当時、彼はバイセクシュアルであることを公言しており
バンドでツアーに行く際には、妻(女性)と
バンドのメンバーであり、恋人でもあるスティーブ・コイ(男性)と3人で
ホテルの同室に宿泊するのだとインタビューで語っていたのを覚えています。
ピート本人は良くても、奥方とスティーブは内心どう思っていたんだろうか。
(Wikipediaの記述によると普段から三人で同居していたらしい。)
ちなみにスティーブはピートと同じような髪型(髪色は違う)で
似たような衣装を着たハンサムな青年でした。
かっこよかったんだけど、ピートのオーラがすごすぎて印象に残っていない…

ピート・バーンズがプロモーションビデオで着ている衣装はだいたいモノトーン。
メイクもグレーでまとめていました。
80年代、ピートは日本のDCブランドを好んでいて、
ヨウジヤマモトやコムデギャルソンなどを愛用していると言ってた記憶があります。
時折、黒いアイパッチを付けたりして、謎めいた雰囲気を醸し出してました。
小林智美の絵に出てくる美青年みたいな感じ。
…というピートしかイメージになかった私には、晩年の彼の姿はショックでした。

彼が整形中毒に陥り、どうにもならない状態だとは噂には聞いていましたが
本当に別人のように変わってしまいました。
彼は若い頃から自分の顔に強いコンプレックスを持っていて
たびたびプチ整形をしていたそうですが、80年代当時の彼は「もうこれで完成形でしょ!」と
こちらが思うくらい本当に美しかった。
シャープな顔立ちと強いまなざしが彼の魅力でしたが、
晩年の彼が欲していたのは、ぽってりとした肉感的な唇のセクシーな女性の顔でした。
外見への不満だけでなく、性別違和感も強かったのかな。
豊胸とか性転換手術はしなかったようなので、容貌上の違和感だけなのか…
(女『性』になりたいのではなく、とにかくキレイに可愛くなりたい!という感じ?)
これだけ面影なく顔を変えてしまえるほど、彼の悩みは深かったのだなぁ。

Dead Or Alive - You Spin Me Round (Like a Record)

(デッド・オア・アライヴ『ユー・スピン・ミー・ラウンド』)

その昔、服部緑地でお花見していたら、広場で大勢のちびっこ達が
この曲をかけてお遊戯(ダンス)をしておりまして、えらいびっくりした記憶があります。

改めてビデオを見ますと、ピートの動作のひとつひとつがニューハーフっぽいです。
女らしいというのとはちょっと違う。
過剰に誇張されてる感じがニューハーフっぽく感じるのです。
女の人はここまでクネクネしないです。
それほど頑張って動かなくても、女の人は立ってるだけで
すでに女らしく見えるので、もっと動きがあっさりしてます。

そしてスティーブはやっぱり影が薄くて、他のメンバーはさらに印象に残りません。
「そういえば、ピートとスティーブ以外にも誰かいてたなぁ」って感じです。

You Spin Me Round (Like a Record) - Dead Or Alive | Full HD |


もうひとつ。こちらはライブ映像。
うーん、動きのひとつひとつがニューハーフっぽいなぁ。
顔(特に黒いアイパッチ)としぐさがかみあってない…すごいミスマッチ。

そういえば、ピートの顔の変遷は叶恭子さんの整形の歴史とちょっと似ている気がする。
昔の恭子さんは今みたいなぼてっとした唇ではありませんでした。
美人だけど、現在の姿ほどインパクトはなかった。メイクが変わったせいもあるけど。
(『叶恭子のスーパービューティ』の表紙参照)
二人ともアンジェリーナ・ジョリーを目指してたのかしら。

ちなみに美香さんは20年前は青田典子さんに似てました。

【参考】
デッド・オア・アライヴ (バンド) - Wikipedia
ピート・バーンズ - Wikipedia
ピート・バーンズさん死去 「デッド・オア・アライブ」のボーカル

懐メロ日記 08

2016-07-21 | ■懐メロ日記

梅雨は明けたけど、雨の歌シリーズ、第二弾。

Bruce Hornsby - Mandolin Rain

(ブルース・ホーンズビー・アンド・ザ・レインジ『マンドリン・レイン』)


Listen to the mandolin rain
Listen to the music on the lake
Listen to my heart break every time she runs away
Listen to the banjo wind
A sad song drifting low
Listen to the tears roll
Down my face as she turns to go


シンプルな歌詞ですが、
マンドリンのような雨音、バンジョーのような風の音、と
表現が美しくてロマンチック。
湖上を流れる音楽、カントリーミュージック、外輪船。
描かれているのはブルース・ホーンズビーの生まれ故郷である
アメリカ南部の風景だと思われます。

前回にご紹介した『I Like Chopin』とは違い、この曲は本当に好きで
この曲が収録されているアルバム『The Way It Is』を今でもよく聴きます。
ブルース・ホーンズビーの美しいピアノと温かみのある声が心地よく
80年代を代表する名盤のひとつではないでしょうか。
80年代というとディスコで流れていたような
商業的で軽薄な音楽が主流のように思われていますが、
こういう良質なヒット曲ももちろんありました。

残念ながら、日本ではあまり人気が出ず、洋楽雑誌で取り上げられることが
ほとんど無かったように思う。
ヒューイ・ルイスの弟分みたいな言われ方をしてましたが、本当のところはどうなんだろう?
私個人としては、ヒューイ・ルイスよりも素晴らしいミュージシャンだと思うけれど。

【参考】
ブルース・ホーンズビー - Wikipedia

懐メロ日記 07

2016-07-16 | ■懐メロ日記

半年ぶりの「懐メロ日記」。
雨降りの季節にふさわしい雨の曲のご紹介をば。

Gazebo--I Like Chopin [[Official Video]]HD

(ガゼボ『アイ・ライク・ショパン』)


Rainy days never say goodbye
To desire when we are together
Rainy days growing in your eyes
Tell me where's my way


グランドピアノの上の胸像が唐突ですね…
周囲に置かれた燭台もいるんかコレ?
歌い手(Gazebo氏)の髪型がビミョー。
(後ろ髪が何故かショボショボと長い)
小指を立ててマイクを持つな!
何やその衣装は!五木ひろしか!動きまで演歌くさいぞ!
…と言いたいことが山ほどある、素晴らしいライブ映像です。

ちなみに、私は「used to~」という言い回しをこの歌で覚えました。
難しい単語が出てこないので、わりと聞き取りやすいです。
カラオケ(あるのか?)でも歌いやすそうですよね。

ガゼボの人気は日本国内ではほぼ一発屋に近かったように思います。
というのも、この曲が大ヒットした後、彼は軍隊に入り、しばらく音楽活動を休止したからです。
「ガゼボの軍隊での任務とは」みたいな情報を
当時のラジオでちょろっと耳にした記憶はあるのですが、
(情報を取り扱う部門で働いていると言っていたような…)
そのあとはあまり取り上げられることはありませんでした。
そういえば、実家がイタリアの貴族の家柄だとか資産家だとか言ってたような。

youtubeを探したところ、ありました。当時のプロモーションビデオ。
これもまた変…

Gazebo - I Like Chopin


サスペンスなのかメロドラマなのか、ちょっと主題は分かりません。
当時はこういうドラマや映画みたいな仕立てのビデオが流行していたのです。
セットやロケーションにちょっとお金をかけている分、演技のたどたどしさが際立ちます。
なんでガゼボだけ白いタキシードなんだろう(ほかの男性はみんな黒)。
一人だけ胸に赤い花をつけて、式典の来賓か何かか?
男女の三角関係っぽいけど、どういう関係なのか分からん…
もしかして、「女性二人がガゼボを取り合っている」のではなく
「白ドレスの女性がガゼボと黒ドレスの女性を手玉に取っている」のか?
そして、殺人現場(?)に警察より早くマスコミが現れ、
現場検証も取り調べもすっ飛ばして、いきなり逮捕(しかも冤罪)という大胆な結末。
甘くセンチメンタルな歌と合わせて鑑賞すると、安っぽさ倍増です。

この曲は日本国内では女優の小林麻美が『雨音はショパンの調べ』という邦題でカバーしていました。
小林麻美って言うても、若い人は知らないですよね…
太い眉毛と長い髪がトレードマークの、
いつも憂鬱そうな青白い顔をした不健康そうな女優さんでした(ボロカスやな)。
世の中はバブル景気でイケイケ(死語)の派手なお姉さんが闊歩していたので
こういう暗い人がかえって目立ったのでしょう。
ええ感じに隙間をついてきたわけです。
80年代にはかなり人気のあった女優さんですが
私にはさっぱり彼女の良さが分かりませんでした。

雨音はショパンの調べ 小林麻美 ソニー製BDレコーダーによるハイレゾ化


改めて見ると実に辛気臭いミュージックビデオですが
当時はこれが「都会的でハイセンス」だと言われていたんです。
笑ってはいけません。
流行の最先端とは悲しいもので、後の世では物笑いの種になるのが世の常です。
30年後にセカオワやら西野カナを見たら、恥ずかしくていたたまれなくなるぞ。

【参考】
ガゼボ (歌手) - Wikipedia
小林麻美 - Wikipedia
雨音はショパンの調べ - Wikipedia

懐メロ日記 06

2015-12-15 | ■懐メロ日記

世の中、すっかりクリスマス気分ですね!
私は全くの通常運転ですが。
もう浮かれる年でもないし、だれも何も買うてくれへんし。

80年代の洋楽で著名なクリスマス・ソングというとこれ!

Wham! - Last Christmas

(ワム!『ラスト・クリスマス』)

Last Christmas, I gave you my heart
But the very next day, You gave it away
This year, to save me from tears
I'll give it to someone special


ミュージックビデオの内容はちょっとしたドラマ仕立て。
雪山にスキーを楽しみに来た若い男女のグループ。
ただの友達同士ではなく、何だか面倒くさそうな恋愛事情があるらしい。
ノリがかつて日本で流行したトレンディ・ドラマみたいな感じです。

歌詞の内容はと言いますと、
「去年のクリスマス(Last Christmas)にふられた君のことが忘れられない」と言う歌。
クリスマスデートにふさわしい曲とは思えません。
EXILEのカバー曲の日本語詞はかなりマイルドにアレンジされていますが、
原曲の歌詞は粘着質でしつこいです。

サビの部分だけだと、はっきり分からないのですが、全曲の歌詞を確認すると
どうやらこの歌の主人公は昨年の恋の相手(この歌におけるyou)と
恋愛関係にあったわけではなさそうです。
もともとは友達同士で、悩める彼女を慰めたこともあるみたいなので
仲は良かったのかな?
クリスマスに告白して、翌日失恋しているので交際期間はほぼゼロ。
二人だけが共有する親密な思い出についての言及もほとんど無いので
男性側の片思いでしょうね。
しかも彼女とは今はすっかり疎遠というか絶縁状態にあるようです。
でも失恋してから1年近く経った今でも、彼女への気持ちを捨てきれない。

曲の半ばで「本当の恋を見つけた」(Now I've found a real love )と一度だけ言うのですが
それ以上に「I'll give it to someone special」と歌っているので
本当は「real love」も「someone special」はまだ見つかっていないんだろうなぁ。
しかも歌の前半では「今年のクリスマスは」と言っていたのに
後半に入り「来年は」(next year I'll give it to someone)とも言う。
来年のクリスマスでも「まだ忘れられない」と言ってそうな気がしますが…

ワム!(Wham!)は80年代を代表するアイドルデュオ。
メンバーそれぞれの担当は、wikipediaによると
音楽面をジョージが、ステージ構成やビジュアル面をアンドリューがそれぞれ受け持った。
とあります。
あ、そうなんや、アンドリューって担当あったんや…

と申しますのも、ワム!の活動については80年代当時いろいろな噂がありました。
現在も人気ボーカリストとして活躍しているジョージ・マイケルの歌唱力は
若い頃から本当に素晴らしく、アイドル離れしていました。
見た目もわりと格好よく(体重の増減が激しく、ファンを心配させていましたが)
ワム!の人気はジョージ・マイケルがけん引しているように見えていました。

インターネットの無い時代、ミュージシャンの動向を知る手段は
主にFMのラジオ番組、テレビの洋楽番組(非常に少ない)それから洋楽雑誌でした。
私も少ないお小遣いから、時々洋楽雑誌を購入したり友達に借りたりしていましたが
そこには時折
「アンドリューはワム!の活動に貢献していないのでは?」という疑惑が書かれていました。

アンドリューはギターを担当していたのですが
ライブの感想記事に
「(バックバンドの演奏者と合わせて)ツインギターのはずなのに、一人分の音しか聞こえない」と書かれていたり、
新アルバムの制作状況の噂話として、打合せに参加しようとしたアンドリューに対して
「隣の部屋でゲームでもしてろ」とジョージが言ったとか、
その隣の部屋とやらには、アンドリュー専用のゲーム機があるとか、
そういう噂をちょいちょい目にしていたのです。
なお、当時はプレステなぞありません。
ファミコン(1983年発売)が英国にあったとも思えず、
ゲーセンにあるような大型の機械(アーケードゲーム)が主流だったと思うんですよね。。。
当時のワム!の人気はかなりのものだったので、
それくらいレコード会社が用意してくれたのかもしれませんが。

アンドリューが曲の制作に関与していないと言う話は
wikipediaの「ラスト・クリスマス (ワム!の曲)」の記事にも書かれています。
ワム!名義で発売された曲ではあるが、実際にはジョージ・マイケルが一人で録音している
他の曲がどうだったのかは分かりませんが、こういう事実が世間に知られ
「アンドリューって何してるのん?」と疑問に思う人間が増えたのでしょう。

ワム!は1986年に解散しました。
ジョージ・マイケルはかねてから手掛けていたソロ活動に専念。
でも日本のレコード会社のページを見ると、更新が一年以上されておらず
あまり詳しいことは載っていない。
本人名義のフェイスブックとツイッターは更新されてるけど、英語が分からん。
(Wikipediaにはソニー・ミュージックのリンクが掲載されていますが、
最新アルバムはユニバーサルから出ています)
近年は恋人と別れたショックで引きこもって肥満になっているとか
薬物中毒でどこぞの施設で療養しているという報道もあり、心配です。

そしてアンドリューはと言いますと、ミュージシャンとしてはうまくいかなかった模様。
現在はあのバナナラマのカレンと長く同棲しているらしい。
バナナラマかぁ。懐かしい。
この二人の組み合わせを知って思い浮かんだのが
「前田耕陽・中村由真」(離婚したけど)
「布川敏和・つちやかおり」(離婚したけど)みたいなカップルだなぁ、と。
分かります?

昨夏「BARKS」に、『ワム!、再結成?』なる記事が掲載されたのですが
果たして実現できるかどうか…
ジョージの健康と荒れた私生活が心配。
アンドリューも現役を退いて長いし。
ただ、二人は今も仲が良さそうです。

【参考】
ラスト・クリスマス (ワム!の曲) - Wikipedia
ワム! - Wikipedia
Sony Music Online Japan : ワム!
GEORGE MICHAEL | ジョージ・マイケル - UNIVERSAL MUSIC JAPAN

懐メロ日記 05

2015-11-28 | ■懐メロ日記

西梅田のビルボード大阪の前を通ったところ、懐かしい名前を見つけました。
来年1月5日開催されるライブ、『ABC~BACK TO 80s~』。

ABC(エービーシー)は80年代に人気を博したイギリスのバンド。
一発屋というほどではないけれど、90年代には名前を聞かなくなっていたように思う。
今回のライブのタイトルはその名も「BACK TO 80s」。
最近はこういう懐メロコンサートを中心に活動を続けているみたいです。

80年代にABCが放ったヒット曲はいろいろとあるのですが、
その中でも一番印象に残っているミュージックビデオがこれ。

ABC - Poison Arrow

(ABC『嘆きのポイズン・アロウ』)

Who broke my heart? You did you did
Bow to the target, Blame cupid, cupid
You think you're smart Stupid, stupid
Shoot that poison arrow to my heart
Shoot that poison arrow


オリジナルのタイトルは『Poison Arrow』、
邦題は何故か余計な文言が引っ付いて『嘆きのポイズン・アロウ』。
80年代の洋楽のタイトルには日本のレコード会社により
ケッタイな邦題を付けられることがたびたびありました。
英語が苦手な一般日本人のためにしてくれていたことなのでしょうが、
一言で言うと余計なお世話。
原曲のイメージを損なうことも多く、世の洋楽ファンを困らせていました。

私の中にあるABCのイメージは、
「タチの悪そうな色男が金ぴかの衣装を着てくねくね歌う」というもの。
おそらく、『Poison Arrow』のビデオのせいでしょうね…

その昔、『SONY MUSIC TV』でABCの長編ビデオを見た記憶があります。
出演していた女優は『Poison Arrow』と同じ女性(Lisa Vanderpump)で
ストーリーは全然覚えていないけれど、
まるで映画のような、かなりお金のかかったものでした。
こういうものが作れたくらいなので、80年代当時はかなり人気があったんだと思う。

ネットで調べてみたところ、『Mantrap』という作品で
監督は『Poison Arrow』と同じくジュリアン・テンプル。
物語の主題は東西冷戦時代のスパイ物だったみたいです。
youtubeに分割してUPされているのですが、part5までしか無くオチが分かりません(泣)。
私の頼りない記憶によると、マーティンは無事に助かり、
ヒロインともラブラブでめでたしめでたし…という終わり方だったような。

Wikipediaの『ABC』のページを見ると、
ダンディかつきらびやかなジゴロ的イメージ戦略でブームに乗り」とあります。
これは確実にボーカルのマーティンのイメージ。

今改めて見ると、ボーカルのマーティン・フライ(Martin Fry)は
目つきが悪く口元がゆがんでいて、本当にタチの悪そうな顔をしています。
特別ハンサムというわけではなく、今風に言うとイケメン。
ABCの他のビデオを見ても、彼はいつもばっちりキメ顔をしていて
「俺ってかっこいいだろう」という自意識に満ち溢れています。
それに対し、他のメンバーは動きも表情もぎこちない。

マーティンが金ぴかジゴロだった時代から、30年が過ぎました。
ABCのホームページには現在のマーティンの写真が掲載されています。
youtubeにupされている動画でも彼の今の姿を知ることが出来ます。

ABC - Poison Arrow Live 2014


これは昨年のライブ映像。
1958年生まれのマーティンは今年で57歳。
なんだか顔が大きくなったような…
昔のスーツは肩パッドが大きかったからごまかせてたけど
最近の洋服はナチュラルショルダーが主流だからなぁ。

『Poison Arrow』の頃のギラギラギトギトした印象は薄れ
同時に髪も薄くなりました。
いつみても「前髪パラリ」だったのに、もう無理。
今はロックスターというより「忘年会で熱唱する部長」という感じです。

【参考】
Official Web Site for ABC and Martin Fry
ABC 来日記念特集 | Special | Billboard JAPAN
ABC (バンド) - Wikipedia

懐メロ日記 04

2015-10-31 | ■懐メロ日記

英国を代表する女性シンガーの一人、ケイト・ブッシュ(Kate Bush)。
数々のヒット曲の中で、日本で一番知られている曲と言うと『嵐が丘』(Wuthering Heights)。
明石家さんまが司会をつとめたバラエティ番組
『恋のから騒ぎ』のオープニングテーマに使用されていました。

この曲がリリースされたのは1978年。
1986年に発表された彼女のベストアルバム『ケイト・ブッシュ・ストーリー』(The Whole Story)に
新しいバージョンがおさめられています。
『恋のから騒ぎ』で使われていたのは、この新バージョンの方ではないかと思う。
商品名は忘れましたが、かなり前にオーディオ製品のCMに使用されていました。。

野田阪神のイオンのBGMでは
複数のケイト・ブッシュの曲が流れているのを耳にしたことがあります。
『嵐が丘』は聴いた覚えがないのですが
ピーター・ガブリエルとのデュエット『Don't Give up』、
前述のベストアルバムに収録されている『Sat In Your Lap』も使用されていたと思う。
日本国内ではそんなにメジャーな曲ではなかったので
この2曲が流れてきたときはちょっとびっくりしました。

Kate Bush - Wuthering Heights - Official Music Video - Version 2

(ケイト・ブッシュ『嵐が丘』)

Heathcliff, it's me,Cathy.
Come home. I'm so cold!
Let me in-a-your window.

Heathcliff, it's me,Cathy.
Come home. I'm so cold!
Let me in-a-your window.


妙になめらかな不思議なダンスですが、
彼女は優れたパフォーマーとしても知られています。
デビュー前にはリンゼイ・ケンプにダンスとパントマイムを教わっていました。

この曲は彼女のデビューシングルです。
リリース当初、彼女はわずか19歳でした。
詩の題材は曲のタイトルの通り、エミリー・ブロンテの小説『嵐が丘』。
ケイトは『嵐が丘』のテレビドラマを見て、この曲を書き上げたと言われています。
10代でこんな曲を作ってしまうとは、なんて恐ろしい子…!

『嵐が丘』はイギリスの荒野を舞台とした男女の愛憎劇。
名作として知られていますが、私は高校時代に途中(どころか早々に)挫折し
よくは知りません。
エミリー・ブロンテの姉、シャーロット・ブロンテの代表作『ジェーン・エア』は
何とか読了したものの、物語に流れるあの重苦しさには辟易しました。
今でもブロンテ姉妹が苦手という意識は変わりません。
大人になった今では違う視点で読めるのかも知れませんが、手が出ない。

『嵐が丘』のあらすじはウィキペディアにも掲載されていますが
ちょっと分かりづらい文章です。
(そもそも原作の構成が複雑すぎる)
あらすじの解説文を読む前に、
登場人物の項目に掲載されている英文の関係図を見ながら読むと分かりやすいです。

Kate Bush - Wuthering Heights - Official Music Video - Version 1


ケイト・ブッシュの『嵐が丘』のサビの部分は、
ヒロインであるキャサリン(キャシー)の幽霊の台詞だそうです。
キャサリンとヒースクリフは恋愛関係にありましたが、色々あって二人は破局。
ヒースクリフは復讐の鬼となって、キャサリンを追い詰め、彼女は発狂して死亡。
幽霊となって、嵐が丘をさまようのです。
上記の『Version 1』のビデオでは白いドレスを着用しているので
より幽霊らしく見えます。怖い・・・

物語の背景となるのは厳しい自然環境におかれた閉鎖的な土地柄。
厳格な階級社会に翻弄された男女のドロドロした復讐劇です。
「moor」と呼ばれる土地は決して豊かな地ではありません。
ネット上の英和辞典で「moor」を調べると
『イングランドやスコットランドで heather の生えた排水の悪い高原地帯』とのこと。
heatherはheathとも呼ばれる植物です。
ヒースクリフの名のもとになるヒース(heath)は園芸店でよく売られているエリカのこと。
可憐な花ですが、ヒースが群生する土地は痩せていて水はけの悪い耕作には向かない荒地です。
当然、そこに住む人々は貧しい。
低温高湿な環境は健康上にも良くないでしょう。

そんなわびしい場所に建っているのですから、日が暮れると外は当然真っ暗闇。
地名に「嵐」と付くからには、強い風が吹きすさぶ場所だと思われます。
(強風が悲鳴のような音をたてて吹き荒れると何かで読んだような…)
そういうシチュエーションで、うら若い女性(の幽霊)が窓のすぐ外に現れて
「寒いわ、窓を開けて中に入れて…」と声をかけてくる…
ドアじゃなくて、窓っていうのが怖さ倍増です。
まるで『雨月物語』のような1シーンを歌いあげているのがこの曲なのです。

悲惨な死に様をした女性の幽霊が登場する曲を
なぜ、バラエティ番組の主題歌にしたのか、長い事不思議に思っていました。
しかも番組のタイトルはブロンテ姉妹とは関係ない、シェイクスピアの喜劇です。
『よしもと新喜劇』の幕開けに、演歌の恨み節がかかるようなものです。

しかし、今回この曲の歌詞と訳を改めて読んでみて、
「もしかして」とひらめいたことがあるのです。
キーワードは、明石家さんま、若い女性、寒い、家の中に入れてほしい。

かつて明石家さんまは『オレたちひょうきん族』という人気コント番組に出演していました。
当時のさんまは若くて独身、人気もありましたので、女性に非常にもてており
プレイボーイとして知られていました。
女性との交際におけるいろいろな失敗談を番組で揶揄されることがあり、
その中のひとつが定番のギャグになっていたのです。

それは、さんま宅のドアの前に若い女性(島田紳介が演じていました)が佇み、
「さんまちゃん、寒い…」とドアをノックするというもの。
さんまがどんなに嫌がってもしつこく迫ってきます。
(当時は笑って見ていましたが、今は笑えません)
ウィキペティアの「タケちゃんマン」の記事内では
『洗濯女』というキャラクター名で説明文が書かれています。

この『洗濯女』の台詞と
『嵐が丘』のキャシーの言葉「 I'm so cold! Let me in-a-your window.」を
リンクさせているのではないか…
と思うのですが、考えすぎでしょうか。
単に番組関係者のエライ人がケイト・ブッシュのファンだっただけかも知れませんが。


【参考】
・ワーナーミュージック・ジャパン|ケイト・ブッシュ
ケイト・ブッシュ - Wikipedia
嵐が丘 (ケイト・ブッシュの曲) - Wikipedia
嵐が丘 - Wikipedia

おまけ。
これが『洗濯女』です。
女性の扮装には、いろいろなバリエーションがありました。

オレたちひょうきん族 さんまチャン・・・さむい!

懐メロ日記 03

2015-10-25 | ■懐メロ日記

イギリスの人気バンド、ポリス(THE POLICE)の代表作、
『見つめていたい』 (Every Breath You Take、1983年)。
ビルボードのチャートでは8週連続1位という輝かしい記録を持つ名曲です。

30年近く前にリリースされた曲であるにもかかわらず
今もなお世界中で今も愛され、結婚式の曲として
また映画やドラマのラブシーンのBGMとしても使われています。

ほとんどの人がこの歌を感動的なラブソングだと思っているようですが、
実は非常に恐ろしい歌詞です。
英語圏の人たちですら、「美しい恋の歌」と誤解しているみたいなので
ふつうに直訳してると、この歌の恐ろしさには気付かないでしょう。
もし、恋人にこの曲をプレゼントしたいとか、結婚式で使いたいと考えている人は
一度、ネット上の訳詩を複数ご確認ください。
「Every Breath You Take 離婚」とか「Every Breath You Take ストーカー」で検索すると、
結婚式で使うことをためらうような日本語訳が見つかると思います。

この歌における「watch」は、見つめる・見守るではなく、「監視」です。
wikipediaの記事には「歌詞は悪意を持って監視している人間を扱っている」と
書かれています。

The Police - Every Breath You Take

(ポリス『見つめていたい』1983年)

Every breath you take
And every move you make
Every bond you break
Every step you take
I'll be watching you


この歌の主人公は、パートナーのすべての行動を監視すると宣言しています。
宣言ていうより、脅迫かな。
相手の呼吸にいたるまで監視しようと言うのだから、
もはやヤキモチというレベルの話ではなく、典型的なモラルハラスメント。
「I'll be watching you」は決して愛の囁きではありません。

DV男性は第一印象や外面が良いと聞きますが、まさにこの曲のようです。
美しくロマンティックなメロディと、じわりじわりと追い詰めるような歌詞。
この曲を作った当時、スティング(Sting)の結婚生活は破たんを迎えており
離婚問題に悩んでいました。
歌詞につづられているのは、当時の妻への嫉妬や猜疑心、執着心だと言われています。

二人の離婚は『見つめていたい』のリリースの翌年、1984年に成立しました。
ちょっと気になっているのがスティングの再婚の時期です。
現在の妻とは、1992年に法律上の結婚をしているのですが
二人はそれよりも前から長く事実婚状態にあり、
4人のこどもを授かっています。
現在の妻との間の最初のこどもが誕生したのは1984年。
…あれ?別居期間中から交際していたのかしら。
もしかしたら、この歌詞に出で来る粘着質な言葉の数々は
スティングが前の奥さんから言われた言葉だったりして…。

のちにスティングは、ソロシングルとして
『セット・ゼム・フリー』(If You Love Somebody Set Them Free、1985年)を発表しました。
これは『見つめていたい』とは真逆の歌詞で
「愛する人を自由にしておこう」(直訳ですいません)と歌っています。
リリース当時のインタビューでは、
『Every Breath You Take』の歌詞の様な行動・考えは間違ったことだ、と語っていました。
もしかしらたら、『見つめていたい』を封印する気なんじゃないかと思うくらい
強い調子で言っていたように記憶しております。

Sting - If You Love Somebody Set Them Free


スティングと二番目の奥さんとの結婚生活は今も続いています。
今度はお互いに自由を尊重できる関係なんでしょうね。


【参考】
ポリス (バンド) - Wikipedia
見つめていたい - Wikipedia

懐メロ日記 02

2015-10-17 | ■懐メロ日記

アイルランド出身の人気バンド、U2の代表曲『With or Without You』。
今年公開された映画『ソロモンの偽証』のテーマソングに使用されました。
映画の原作も読んだことがあるのですが、どこらへんがこの曲と合っていたのでしょうか。
ちなみに物語の舞台の地は私が以前住んでいたところの近く。
原作に漂う町の雰囲気(何とも言えない閉塞感)はよく分かります。

作詞はリードボーカルのボノ(Bono)。
インターネットを検索すると、たくさんの和訳が見つかりますが
簡単な単語が多いにもかかわらず、詩としては難解。
何度聴いてもよく意味が分かりません。
例えば、「君の目の中にある石」(the stone set in your eyes)は何の比喩なのでしょう。

U2 - With Or Without You

(U2『ウィズ・オア・ウィズアウト・ユー 』)

With or without you
With or without you
I can't live with or without you

And you give yourself away
And you give yourself away
And you give, and you give
And you give yourself away


私が初めて聴いたU2の曲は『Sunday Bloody Sunday』(ブラディ・サンデー)でした。
物騒なタイトルの由来は、北アイルランドで発生した「血の日曜日事件」。
この曲により、私の中ではU2とは「大きな旗を振りまわして怒りを音楽にぶつけてるバンド」という
コワモテのイメージが出来上がりました。
アルバムの邦題も『闘』とか『焔』とか、やっぱり物騒。

そのイメージが大きく変わったのが、『With or Without You』が収録された
『The Joshua Tree』からです。
この『The Joshua Tree』(ヨシュア・トゥリー)は1980年代を代表する名アルバムのひとつで
世界的に大ヒットしました。
私は友達にダビング(もちろんカセットテープに)してもらい、
テープが擦り切れるんじゃないかと言うほど聴きました。
このアルバムをきっかけにU2への苦手意識が無くなり、初期のアルバムも聴くようになりました。
(ちなみに一番好きなU2の曲は『With or Without You』ではなく、『Pride』(プライド)です)

洋楽を聴かなくなり、U2のことも忘れてしまっていたある日、雑誌でボノの写真を見かけました。
すでにU2はアイルランドの若造グループではなく、大成功したベテランバンドになっていました。
昔は「学生活動に熱心なあまり留年を続けているヒネた大学生」みたいだった彼の姿は大きく変貌し
「金満悪役プロレスラー」のように見えました。
若いころからガッチリした体型だったけど、シルエットが立方体に近づいてるし
身に着けている金属が増えました。
男性の中には成功するとやたらと体を鍛えたがる人をちょいちょい見かけますが
あれはどういった心理なんでしょうかね。
(長渕剛も、昔は軟弱な体型でしたよ)

ニュースなどテレビ番組で現在のボノの姿を見るたびに、寂しい気持ちになります。
(熱心なファンだったわけじゃないのに)


【参考】
U2 - UNIVERSAL MUSIC JAPAN
ウィズ・オア・ウィズアウト・ユー - Wikipedia
U2 - ウィキペディア
ボノ - Wikipedia

Clannad & Bono - In A Lifetime (1985)


おまけ。
この歌、すごい好きでした。

懐メロ日記 01

2015-10-12 | ■懐メロ日記

来月(11月)、『WBCS世界野球プレミア12』なる国際的な野球の試合が行われます。
テレビ放映は、テレビ朝日系列とTBS系列。
そのTBS系列の放送の際のテーマソングがこちら。
TBS系列のニュース番組でも『WBSC』を取り上げる際に、BGMにこの曲が流れます。
以前の『WBC』放映時も使用されました。
もちろん野田阪神のイオン店内放送でも耳に致します。
私が洋楽にはまるきっかけになった曲のひとつでもあります。

Journey - Separate Ways (Worlds Apart)


(ジャーニー「セパレイト・ウェイズ」)

Someday love will find you
Break those chains that bind you
One night will remind you
How we touched
And went our separate ways

If he ever hurts you
True love won't desert you
You know I still love you
Though we touched
And went our separate ways


この曲+プロモーションビデオの特徴は、と言いますと
・素晴らしいメロディー
・素晴らしい演奏
・素晴らしい歌唱

そして、
・絶望的な服装のセンス
・ビデオの主旨が意味不明

ボーカルがノースリーブやのにキーボードがツイードのジャケット着てるって
一体季節はいつやねん。寒いんか、暑いんかどっちや!
(まったくの独断と偏見ですが、当時のアメリカのバンドのファッションセンスはひどかったです。
特に西海岸。LAはマシだけれど、サンフランシスコのバンドは…)

そして、ビデオの映像もまたヒドイ。
ひとりサクサク歩き続けるきれいなお姉さん、
その背後でエア演奏を繰り広げるバンドのメンバー。
各人の動きがぎこちなく、コメディとしても中途半端です。
いまひとつ、狙いがよう分かりません。
当時、彼らは人気バンドだったはずなのに、
どうしてこんなに安っぽいビデオを撮影してしまったのか、謎です。
動画を掲載しといて、こんなことを言うのは何なんですが
この曲を好きな人は、この映像を見ない方が幸せです。

スポーツ中継のテーマソングに選ばれたのは、勇ましい曲調のせいでしょう。
しかし、歌詞の内容はと言うとグズグズした失恋ソングです。
歌の主人公である男性は、なぜ恋人に別れを告げられたのか
よく分かっていないようなのですが、
「そら出て行かれるわなぁ」とため息の出るような面倒くさい男です。

この曲の歌詞を知っていたので、『WBC』をテレビ観戦するたびに
番組のオープニングの時点で
「あかん、なんか負けそう」と猛烈に不安になっていました。
本当に、何でこんな歌詞の曲をテーマソングにしたんでしょうか。

と、ボロカスに書いていますが、
この曲はまぎれもなく1980年代を代表する名曲のひとつです。
それまでもっぱらアイドル歌謡(聖子ちゃんとか明菜とか)を聴いていた
私にはすごく衝撃的でした。
特にボーカルの素晴らしいことと言ったら!
ハスキーなのに伸びやかでよく通る不思議な声です。

私はリードボーカルのスティーヴ・ペリー(Steve Perry)のファンでしたが
ちょっと疑問に思っていることがあります。
それは、彼が今でいう「イケメン枠」に入っていたことです。
その頃の音楽雑誌の記事に「まるで王子様」みたいに書かれていたんですけど
そない男前か??
ファッションセンスも常に変だし。
声は文句なしに超!男前ですけど…
(当時の音楽番組で、ビートたけしに口角の上がりっぷりが変だと指摘されてました。私もそう思う…)

【参考】
Sony Music Online Japan International - JOURNEY -
ジャーニー (バンド) - Wikipedia
フロンティアーズ - Wikipedia(「Separate Ways」を収録しているアルバム)

懐メロ日記 00

2015-10-09 | ■懐メロ日記

野田阪神のイオン(私はいまだにジャスコと言ってますが)で時々買い物を致しますが
ものすごく気になっていることがあります。

それは、店内のBGM。

明らかに選曲が偏ってませんかね。
80年代の洋楽ばかり。
私の知らない間に音楽の世界では80年代が流行しているのだろうか?
と思ったのですが、家人に言わせると
「選曲権のあるエライ人がその年代なんやろ。」とのこと。
なるほど、そうかも知れないなぁ。

80年代というと、私は中学~高校生でした。
それはもう熱心に洋楽を聞いておりました。
今とは違い、You Tubeもipodも無い時代。
CDが普及したのは80年代の後半で、それまではアルバムと言えば大きなLPレコード。
保管も持ち運びも面倒くさかったけど、大きい分ジャケットの芸術性は今よりも高かったと思う。
お金が無いので、もっぱらレンタルで借りていました。
録音するのはもちろん、カセットテープです。
たくさん録音したけれど、オーディオ機器の買い替えにより
テープはただのゴミとなりました。

ラジオ(FM放送)で音楽番組を聴いて、お目当ての曲を録音したりもしてました。
これを昔は「エアチェック」と言っていました。
テレビの深夜放送でも洋楽番組はいくつか放送されていました。
私がよく見ていたのは、「ベストヒットUSA」と「SONY MUSIC TV」。
「SONY MUSIC TV」は長時間ただただプロモーションビデオを流し続ける番組です。
放映意時間が長すぎて、120分のビデオテープに収まりきらないのが悩みでした。
でもヒットチャートを紹介する番組とは違い、
昔の曲や知らないミュージシャンの曲も流れるので
視野を広げるにはとても良い番組でした。

受験をきっかけにだんだん洋楽を聞かなくなり、そのまま年を取っていたのですが
イオンのBGMをきっかけに色々と思い出すようになりました。
今は切れ切れの記憶を頼りに検索すれば、曲名やアーティスト名が分かるし
動画サイトで視聴することもできます。
何て素晴らしい!

このブログのテーマは『大阪市福島区(並びにその周辺)をうろうろ徘徊。』なのですが
たまーに自分の好きだった80年代の洋楽(主として英米)についてぽつぽつ書いてみようかなと思ってます。

特定の年代にしか通じない、非常に偏った話になる可能性大なので
興味のない人はすっ飛ばしてください。
それから、音楽の話と言っても私には熱く語れるほどの専門知識はありません。
脂取り紙レベルの薄っぺらい話しかできません。
昔好きだった曲をしみじみと思い返すだけの記事です。
おおらかな気持ちで読み流していただければ幸いです。

【参考】
エアチェック - Wikipedia
ベストヒットUSA - Wikipedia
SONY MUSIC TV - ウィキペディア