福島ズボラーヌ

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大阪市福島区(並びにその周辺)をうろうろ徘徊。

キッチンハウス にちにち

2016-12-17 | 西区靱本町・京町堀・江戸堀・土佐堀
土佐堀川沿いのパン屋さん、にちにちに行って来ました。



以前からずっと行って見たいと思っていたけれど、残念ながら土日祝日は営業されておらず
平日の閉店時間も早め(18時)のため、なかなか機会がありませんでした。
先日、所要のため有休を取ったので、ようやくお邪魔することができました。

お店があるのは土佐堀三丁目。
土佐堀川にかかる湊橋の南詰を東に入ったところ。
土佐堀通の一本北の道路沿いです。
すぐ近くに交通量の多い交差点があるのに、お店の前は静かでした。



倉庫や工場のような建物で、パン屋さんが入居しているようには見えません。





お店の前には赤い看板が出ています。
建物は大きいけれど、パン屋さんが営業している部分は一階の一部。
そんなに広いお店ではありません。
あとちょっと残念なのが、川沿いの建物なのにお店からは川が見えないこと。
川を見ながら買い物をしたり、パンを食べたり出来たらいいのになぁ。

午前中に何とか用事をすませ、午後一時過ぎにはお店にたどりついたのですが
その時点でほとんどのパンが売り切れでした…
お目当ては全粒粉の食パンでしたが、もちろんありません。
人気のお店とは聞いてましたが、これほどとは!
というわけでパンではなく、焼き菓子を買って帰りました。
りんごとナッツの入った美味しいケーキでしたが
やっぱりパンが食べたかったな。

次に有休を取る機会があったら、開店時間(朝8時)にお店に行けるよう頑張りたいと思います。

キッチンハウス にちにち(KITCHEN HOUSE nitiniti)
住所:大阪市西区土佐堀3-4-18
電話:06-6445-6368 
営業:8:00 ~ 18:00
休日:土・日・祝日 
備考:キッチンハウスにちにち | Facebook

TAKAMURA WINE AND COFFEE ROASTERS

2016-12-14 | 西区靱本町・京町堀・江戸堀・土佐堀
西区江戸堀二丁目にあるワインとコーヒーのお店。



以前、大阪に住んでいた頃にたびたびお邪魔していたタカムラ。
靭公園に散歩に行った帰りなどに立ち寄り、
輸入物のお菓子や海外のビールを買ったりしていました。

そのころのお店の雰囲気は雑然としていて、商品の並べ方は「酒の楽市」みたいな感じでした。
(品揃えは楽市よりもずっと良かったけど)
おしゃれなお店ではありませんでしたが、面白いものが売っていて
好きなお店でした。
長い転勤生活を経て大阪に戻り、久しぶりにお店に行ったところ
お店の雰囲気も取り扱い品も大きく変わっていました。



ネットで調べてみたら、店名も変わったんですね。
以前の名前は「創酒タカムラ」でした。
建物は変わっていないような気がするけど
昔は外にテラス席やベランダも無かったし、
もっと商品がひしめきあってごちゃごちゃしていました。
現在は店頭はきれいに片付いていて、店内の売り場もゆったりしています。
輸入菓子などの食料品の取り扱いはかなり減り、
我が家が楽しみにしていた地ビールや海外ビールの売り場は大幅に縮小されていました。
悲しい。

リニューアルは我が家にとっては悲しい結果となりましたが、
たくさんお客さんが来ていて、とても繁盛しています。
コーヒーとワインがお好きな方は是非。

「TAKAMURA WINE AND COFFEE ROASTERS(タカムラ)」
住所:大阪市西区江戸堀2-2-18
電話:06-6443-3519
営業:11:00~19:30
休日:水曜日 
備考①:通販 【楽天市場】タカムラ コーヒー ロースターズはスペシャルティコーヒー
備考②:タカムラ コーヒーロースターズTakamura Coffee Roasters | Facebook

玄米専門店 稲妻屋

2016-12-12 | 北区大淀北・中・南・他
新梅田シティ近くにある玄米食のお店。
てっきり、住所は北区「大淀中」だと思っていたら、何と「中津五丁目」でした。
びっくり!
中津ってもっと北の方というイメージがあったのですが
新梅田シティの西側から線路沿いまでの細長いところは中津なんですって。



この看板ではお店の名前は分かりづらいですが…



茶色いタイル貼りのビルの一階にお店はありました。
お店の中は狭くて客席も多くありません。
家具は小学校の教室で使うような鉄のパイプと木を組み合わせたもの。
素朴な手作り感を感じるインテリアです。

ランチはいろいろあり、カレーの良い香りがしていましたが
せっかくだから玄米ご飯そのものを味わいたいなと思い、定食にしました。





メインは豚の角煮。
おかずはどれもおいしかったけれど、お味噌汁が特に美味しかったなぁ。
(諸事情によりちょびっとしか飲めないけど…)
もちろん玄米(発芽玄米らしい)もおいしかったです。

お店のフェイスブックを拝見しますと、
炊飯器でも発芽玄米を上手に炊ける方法についての教室を開催されているらしい。
玄米は炊くのが面倒というイメージがあり、
炊飯器の玄米モードで炊いても専門店みたいな食感にならなくて
続けられなかったのですが、炊飯器で簡単にできるんやったらええなぁ。
年内の開催は満席だそうなので、機会があったら参加したいです。
なお、店内ではお米も売っておられますので、自分で炊いてみたい方は是非。

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 追記
2019年5月、川西市に移転されました。
フェイスブックで拝見したところ、とても立派で素敵な古民家です。
予約必須とのこと。
稲妻家
・住所:兵庫県川西市黒川谷垣内141-1
・電話:072-786-5213

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玄米専門店 稲妻屋
住所:大阪市北区中津5-1-2 第1柴田ビル 1F
電話:06-6147-6623
営業:11:30~14:00 18:00~23:00
休日:不定休 
備考①:玄米専門店 稲妻家 | Facebook
備考②:instagram @inazumaya

「聖の青春」

2016-12-05 | ■書籍・テレビ・映画等
初秋のまだ蒸し暑い夜のこと、JR福島駅前を通りかかったところ
一台の車が止まっていました。
何かな?と車の方を見ておりますと、
一人の男性が周囲の人にあいさつをしながら、車に乗り込もうとしていました。
まわりの人たちと何か雰囲気が違う人だなと思ったら
NHKの人気アナウンサー、「麿」こと登坂 淳一さんでした。

まだまだ汗がにじむような蒸し蒸しとした空気の中、
登坂さんの周囲だけスカイミントの風が吹いているかのような爽やかさでした。
挨拶をしている時の笑顔も素敵でしたし、何より声が素晴らしかった。
ファンでもなんでもありませんが、あまりの格好良さに驚きました。

それにしても、なんで登坂さんがこんなところに?
と疑問に思っていましたが、しばらくして謎が解けました。
『かんさい熱視線』のロケで高架下の「更科食堂」に来ておられたのです。
『この街に“怪童”は生きた~村山聖 青春の記憶を訪ねて~』の放送のためでした。
30分の短い番組でしたが、とても面白く、映画も見てみたいなと思いました。

かんさい熱視線「この街に“怪童”は生きた~村山聖 青春の記憶を訪ねて~」
映画『聖の青春』 大ヒット上映中!

早世した将棋棋士、村山聖が青春を過ごしたのは、関西将棋会館のある福島の町でした。
福島6丁目にある将棋会館と浦江公園近くの自宅アパートが生活の中心。
足しげく通っていたのが更科食堂です。

村山が住んでいた前田アパートの建物は今も残っていて、
ファンの間では聖地になっているのだとか。



アパートの目の前は緑豊かな浦江公園。
村山聖ゆかりの地=福島と言われていますが
実はここは福島区ではなく、北区です。



アパート右側の建物のシャッターには映画のちらしが貼られていました。



アパートの大家さんの好意で、
村山の部屋は今も空き部屋のまま残されていて、今も見学希望者が訪れるらしい。
映画の撮影の際は当時の彼の居室の様子が忠実に再現されたそうです。
この写真ではシャッターが下りていて看板が見えてませんが
一階には三谷工業という会社が入居しています。
体調不良でふらふらの村山を何度も将棋会館まで送ってくれたという
親切な電気工事屋さんです。



村山の居室はアパートの二階にありました。
木造で簡単なキッチン付きの一間。
たしかトイレは共同でお風呂は無かったような。

のちにシンフォニーホールの近くにある
設備のしっかりしたきれいなマンションを借りましたが
そちらは研究のための部屋で、あくまでも住居は前田アパートでした。
安心できる巣、ねぐらのような場所だったんでしょうね。
マンションの所在地は将棋会館とアパートの中間くらいの場所なので
病弱な彼にとっては、会館に通う時の休憩場所にもなっていたのかなと思う。
ちなみにその研究用のマンションの住所も福島区ではなく、北区です…。

なお、通っていた中学は大淀中学。
大阪に出てきた頃に師匠と同居していた市山ハイツ(現存せず)から越境通学していました。
市山ハイツは福島6丁目にあったので、本当なら下福島中学の校区なのですが
ちょっと遠くて(約2km)、病弱な村山には通学が困難だったため、
特例という形で北区の大淀中学の養護学級に転入が認められました。

師匠の森信雄七段はのちに市山ハイツを出て、
結婚するまでは大淀ハイツ(北区大淀中3丁目)に住んでいました。
羽生善治とランチデート(?)をした福島食堂(閉店、建物も現存せず)は福島7丁目。
金蘭会の斜め前にあるコンビニがその跡地だったと思う。

福島の町、と言っても環状線の北側のごく狭い地域で生活をしていたようです。
関係ないけど、羽生善治の夫人(畠田理恵さん)のご実家も福島区内です。

村山の当時の生活は森信雄七段のブログに詳しく掲載されています。
森信雄の写真あれこれ(カテゴリー:村山聖

NHKの番組を見たこと、福島+大淀の町が登場することから
映画が公開されたら、すぐに見に行こうと思っていました。
番組を見てから映画公開までは間があったので、
予習として原作となった同名のノンフィクションを読むことにしました。

原作はとても面白く、将棋が全然わからなくてもぐいぐいと引き込まれました。
筆者自身が村山と親しい間柄だったこともあるでしょうけれど
とても愛情深く描かれています。

でも、しんどい。

何がしんどいって、彼の病気です。ネフローゼという深刻な腎疾患。
子どもの頃から入退院を繰り返す病弱な身でありながら
将棋に取りつかれ、健康を犠牲にしてでも将棋に打ち込む彼の姿は
確かに美しいかもしれませんが、読んでいてとてもつらいです。
何故なら、私も似たような慢性疾患を持っているから。

もっとも私は今のところ軽度で済んでいるので
ふつうに仕事もしてますし、制限といえばゆるい減塩くらいなものです。
タンパク質やカリウム、水分摂取の制限もありません。
お酒もたばこも体質的に無理だったので、禁酒・禁煙の苦労を知りません。
でも心の奥底にはいつも病気への恐怖が横たわっていて
ちょっとむくみが出たり、検査の数値が悪かったりするとびくびくします。

未成年の頃から飲酒をし、夜更かしをし
自炊も制限食の宅配の利用もせず、食事はもっぱら外食ばかり、
ちょっとした感染症が命取りになることもあるのに
風呂に入らず、爪も切らず、髪を洗うのも嫌がり、床屋にもいかない。
歯もめったに磨かない。
(歯周病や虫歯は腎臓に悪い影響を及ぼします)
本人に健康管理をしようという意志が全然感じられないのです。

そんな村山の生活の描写には恐怖と嫌悪感を感じました。
尿蛋白+3だというのに、毎日外食に深酒もしばしばって、
日々毒をあおってるようなもんですよ。
長時間の対局や将棋の研究で疲れやすい生活を送っているのに。
無茶な生活を美化するかのような描写がところどころにあって
患者として非常につらかったです。
体がだるくて足を引きずるように歩く感じとか
手足がむくんで動かすのがおっくうになる感じとか
いろいろと想像してしまうのです。

というわけで、原作を読んだ後はものすごく疲れてしまいました。
映画を見に行きたいけれど、耐えられるどうか自信がありません。
見に行くかどうか、まだ悩んでいます…

ドイツ・クリスマスマーケット大阪2016

2016-12-01 | ■お祭り・イベント等
今年も新梅田シティに「ドイツクリスマスマーケット」がやって来ました。



北梅田地下道に近い出入り口にはイルミネーションをあしらったゲートが設置されています。
私は梅田側ではなく、西側の大淀中公園前の入り口から入ったのですが
そっちには何もなかった…いかにも裏口って感じで寂しい。



ゲートをくぐって一番先に目に入るのが、名物のメリーゴーラウンド。
なんと115年以上も前に作られた木造のもので、
現存するメリーゴーラウンドの中では世界で二番目に古いものだそうです。
手書きの絵看板と電飾がとても美しいです。



おなじみスノーマンとクリスマスツリー。



クリスマスツリーは刻々と姿を変えます。
ツリーの足元は特設ステージが設置されています。



会場内には飲食店やクリスマスの装飾品、アクセサリーなど
いろいろなブースが出店しています。
お店もクリスマスマーケットらしい飾り付けがほどこされていて
見ているだけで楽しい。



屋根の上にトランペットを吹く天使が載っています。
こちらはグリューワインのお店だったかな?
今年のマグは後々も使いやすそうなデザインで、結構よかったですよ。



もふもふのくまさんショップ。



お菓子を扱うお店が多くて、あちこちから甘い香りがしていました。
レープクーフェンを買ってみたいと思いつつ、迷いながら今年も買っていない…



クリスマスの装飾品。

その昔、ドイツに旅行に行った時にガイドさんに言われたのですが
ドイツの主婦は家事の中で一番、お掃除に力を入れているらしい。
特に外から見える窓辺を集中的にきれいにするそうで、
窓ガラスはいつもピカピカに磨かれていて、清潔なカーテンをつるし
出窓には装飾品を並べたり、つるしたりするらしい。
美しくセンスの良い窓を作り上げることが主婦の使命であり、誇りでもある…
そう言われてとてもきれいな窓飾りを現地のお店で買いました。

こういう感じのものです→すず製オーナメント - ハウス・オブ・クリスマス (教文館)
今から20年くらい前のことですが、その時に買った窓飾り(錫)は今でも気に入っていて
我が家の汚い部屋につるされています(掃除どころか、すべての家事が苦手です…)。

錫製の窓飾りはマーケット会場内でも販売しています。
ちょっとお高いのですが(ドイツ国内でもそこそこの値段がしました)、
とても美しくて可愛いので、興味のある方は是非。

クリスマスマーケットの人出は、毎年12月中旬以降になるとすごーく混雑するそうですが、
今ならさほど混んでいません。
人混みが苦手な方は初旬のうちにお出かけ下さい。

ドイツ・クリスマスマーケット大阪2016
場所:新梅田シティ ワンダースクエア
期間:2016年11月18日(金)~12月25日(日)
時間:(月~木)12:00~21:00 (金)12:00~22:00 (土・日・祝)11:00~22:00 
備考:ドイツ・クリスマスマーケット大阪 - Facebook
参考:去年の記事→ドイツクリスマスマーケット大阪2015 - 福島ズボラーヌ