福島ズボラーヌ

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大阪市福島区(並びにその周辺)をうろうろ徘徊。

懐メロ日記 02

2015-10-17 | ■懐メロ日記

アイルランド出身の人気バンド、U2の代表曲『With or Without You』。
今年公開された映画『ソロモンの偽証』のテーマソングに使用されました。
映画の原作も読んだことがあるのですが、どこらへんがこの曲と合っていたのでしょうか。
ちなみに物語の舞台の地は私が以前住んでいたところの近く。
原作に漂う町の雰囲気(何とも言えない閉塞感)はよく分かります。

作詞はリードボーカルのボノ(Bono)。
インターネットを検索すると、たくさんの和訳が見つかりますが
簡単な単語が多いにもかかわらず、詩としては難解。
何度聴いてもよく意味が分かりません。
例えば、「君の目の中にある石」(the stone set in your eyes)は何の比喩なのでしょう。

U2 - With Or Without You

(U2『ウィズ・オア・ウィズアウト・ユー 』)

With or without you
With or without you
I can't live with or without you

And you give yourself away
And you give yourself away
And you give, and you give
And you give yourself away


私が初めて聴いたU2の曲は『Sunday Bloody Sunday』(ブラディ・サンデー)でした。
物騒なタイトルの由来は、北アイルランドで発生した「血の日曜日事件」。
この曲により、私の中ではU2とは「大きな旗を振りまわして怒りを音楽にぶつけてるバンド」という
コワモテのイメージが出来上がりました。
アルバムの邦題も『闘』とか『焔』とか、やっぱり物騒。

そのイメージが大きく変わったのが、『With or Without You』が収録された
『The Joshua Tree』からです。
この『The Joshua Tree』(ヨシュア・トゥリー)は1980年代を代表する名アルバムのひとつで
世界的に大ヒットしました。
私は友達にダビング(もちろんカセットテープに)してもらい、
テープが擦り切れるんじゃないかと言うほど聴きました。
このアルバムをきっかけにU2への苦手意識が無くなり、初期のアルバムも聴くようになりました。
(ちなみに一番好きなU2の曲は『With or Without You』ではなく、『Pride』(プライド)です)

洋楽を聴かなくなり、U2のことも忘れてしまっていたある日、雑誌でボノの写真を見かけました。
すでにU2はアイルランドの若造グループではなく、大成功したベテランバンドになっていました。
昔は「学生活動に熱心なあまり留年を続けているヒネた大学生」みたいだった彼の姿は大きく変貌し
「金満悪役プロレスラー」のように見えました。
若いころからガッチリした体型だったけど、シルエットが立方体に近づいてるし
身に着けている金属が増えました。
男性の中には成功するとやたらと体を鍛えたがる人をちょいちょい見かけますが
あれはどういった心理なんでしょうかね。
(長渕剛も、昔は軟弱な体型でしたよ)

ニュースなどテレビ番組で現在のボノの姿を見るたびに、寂しい気持ちになります。
(熱心なファンだったわけじゃないのに)


【参考】
U2 - UNIVERSAL MUSIC JAPAN
ウィズ・オア・ウィズアウト・ユー - Wikipedia
U2 - ウィキペディア
ボノ - Wikipedia

Clannad & Bono - In A Lifetime (1985)


おまけ。
この歌、すごい好きでした。

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