福島ズボラーヌ

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大阪市福島区(並びにその周辺)をうろうろ徘徊。

栄湯

2008-09-24 | 野田
JR環状線野田駅近くにある銭湯。
比較的夜遅くまで営業しているので、
帰宅の遅い人にも便利な銭湯です。

外見は白っぽいタイルの建物で、典型的な今風の銭湯です。
見た目だけで言いますと、先日訪れた「宝栄湯」と似ています。
昭和風ノスタルジーは感じられないのですが
その分銭湯初心者にも入りやすい雰囲気です。

が、のれんをくぐってびっくり。
入り口は男女別の番台方式。
てっきりロビー&フロント方式だと思い込んでいたので
近代的な外見と裏腹な仕組みにうろたえてしまいました。
しかも脱衣場への入り口は手作り感漂う
パッチワーク風カーテン(分厚いので透けません。ご心配なく)。

脱衣場並びに浴場は、わりあいシンプルな印象。
どちらかといいますと、前回訪問した「八坂温泉」と似ています。
デコラティブな昭和ワールド全開だった「新橋湯」と比べると
スタイリッシュであると言っても過言ではない。
造りもフラットなので、足元も安全です。
しかし、一度コッテリデザインの銭湯を見てしまうと
物足りない気がしなくもない。

お湯はこちらもまた軟水です。
最初は
「軟水ってそんなに効果があるのかしらん」
と懐疑的だったのですが、
私の場合、皮膚よりもむしろ髪の毛に効果があったように思います。
軟水使用の銭湯に行った翌日は、髪の毛がまとまりやすいのです。
かなりくせが強く、乾ききった髪質の私ですが
銭湯に行った翌朝は櫛通りが良く、寝癖の爆発感も控えめでした。

肩こり腰痛もちの私が真っ先に進んだのは、ジェットバス。
手元スイッチを押すと、心地よい水流が起こるものですが、
結構音も大きいです。
周囲の人の視線を感じた(ような気がした)ので
銭湯初心者の私は気恥ずかしく、
水流を止めようとスイッチを再プッシュ。
しかし、実は
「一度スイッチを押すと、一定の時間作動し、自動停止」
という仕組みだったため、この行為は大失策。
ジェット水流の轟音はさらに延長されたのでした。
(ちなみに滞在時間中、
 ほとんど誰もスイッチ押しませんでした。何で~?)
何食わぬ顔をしてジェット水流を楽しむふりをした私ですが
退出後は人目を避け、露天風呂に逃亡したのでした。

今回の銭湯巡り体験では、合計4軒の銭湯を訪問しました。
福島区には多くの銭湯が存在しており、
別の機会に一つずつ訪れたいと思います。
銭湯通いには、今くらいが一番良いシーズンではないでしょうか。
真夏だと帰り道で汗をかきそうだし、
冬だと湯冷めしそう。
ほどよい気温の春秋が銭湯ベストシーズン。
次回は5月を予定しています(あくまでも予定)。

「栄湯」
住所:大阪市福島区野田3-15-16
休日:第1月曜日
営業:14:00~25:30


↑2015年6月撮影。
玄関口の暖簾は「大阪型」と言われる丈が長く、幅も広いものです。

参考:のれんの歴史 | 知る・楽しむ|牛乳石鹸共進社株式会社