福島ズボラーヌ

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大阪市福島区(並びにその周辺)をうろうろ徘徊。

八坂温泉

2008-09-22 | 大開
銭湯生活3軒目は大開の「八坂温泉」。

外観は今まで訪れた二軒よりも大きく立派です。
ネット情報によると、かの松下幸之助氏も入浴したという
由緒有る銭湯だそうです。
大開は松下電器創業の地ですもんね。

さて、入口をくぐり下駄箱に靴を預けます。
扉を開けて、「あれれ?」
妙に奥行きが浅いのです。
幼児用の靴しか入らなさそうな小ささ。
隣の箱を開けると、そこは標準サイズ。
周囲を見回したところ、柱部分に作った下駄箱なので
そういうことになったようです。

ガラス戸を開いて中に入ろうとすると
手元になる所には
「半自動」の謎めいた文字。
開くときは手動ですが、
閉まる時は手放しOKの引き戸のようです。
なるほど「半分自動」…。
入るとそこは広々としたロビー。
奥には座敷風スペースまであります。
壁面にはシャンプーや石けんを詰め込んだ洗面器が並ぶ棚が。
(床にまであふれてましたが)
スポーツジムの個人ロッカーの銭湯版でしょうか。
常連さんがたくさん通っているのですねぇ。

フロントでお金を払う時にまたも謎が。
「男の人は靴箱の鍵を預けてね。女の人は良いから。」
男性客は下駄箱の鍵と脱衣ロッカーの鍵が交換なのです。
女の人はそんな必要無いのです。
何ででしょう?
「そういう決まりやねん。」
と言い切られてしまいましたが、
こちらもまた常連さんキープのロッカーがあるのでしょうか。

浴場内は外観通り、広々としています。
前述の二軒は場内に階段のある二層構造でしたが
こちらはほぼフラット。
浴槽の水深とヘリに高低差をつけて
滝のように「流れるお風呂」になっているのが特徴です。
タイルは淡い色調で、挿し色としてブルーが所々に使われている
シンプルなデザイン。
ただ、露天風呂コーナーのみ、
竹を模したデコラティブなタイルを使っています。

看板に書かれていた「打たせ湯」を探して場内を彷徨いましたところ
露天風呂の壁面に設置されていました。
頑固な肩こりに悩む私は嬉々としてスイッチを押しましたが
反応なし。
男湯も稼動していなかったそうで、非常に残念でした。

こちらも水質は軟水。
正確には「温泉」ではないけれど、
肌がすべすべになり、お湯の感触も気持ちよいので
手軽に温泉気分を味わえます。

「八坂温泉」
住所:大阪市福島区大開2丁目8-21
休日:第3木曜日
営業:14:00~25:00