福島ズボラーヌ

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大阪市福島区(並びにその周辺)をうろうろ徘徊。

新橋湯

2008-09-16 | 吉野
ここしばらく自宅風呂不調のため、
数日間ですが銭湯生活をしておりました。

福島区は銭湯が多く、夕方~夜など
洗面器とタオルを抱えて歩く方をしばしば見かけます。
お店の看板を拝見しますと、
広くはなさそうですが、結構いろんなお風呂を備えている。
いつか行ってみたいなぁ、と思っていましたので
今回の降ってわいた銭湯生活を心ゆくまで楽しむことに致しました。

初めて訪れた福島区の銭湯はその名も『新橋湯』。
新橋筋商店街近くにある趣深い銭湯です。
何で初銭湯がこちらかといいますと、
「風呂上りにビッグビーンズで苺アイスを買おう」
という浅はかな考えから。

入り口横にコインランドリーを併設したこじんまりした店構え。
ロビーやフロントは無く、
下駄箱に靴を預けてドアを開けると
いきなり番台&脱衣場という非常に古典的なスタイルです。
脱衣場は重厚かつヨーロピアンテイストなインテリアと
「THE昭和」な感じのノスタルジックな雰囲気が絶妙にマッチ。
スーパー銭湯や温泉旅館では味わえない独特の空気感が魅力的です。

浴場内は二層に分かれており、
下のフロアは浴槽数個とシャワーコーナー。
蛇口はキュッとひねるタイプではなく、プッシュ式です。
出し放しにならず、便利なのですが
銭湯ビギナーには湯量の調節が難しく、
周囲の皆さんに少々迷惑をかけたかも。
狭い階段を上りますと、サウナと共に「露天風呂」の看板が。
「こんな町中で一体…」
とおそるおそる入ってみましたが、
一応ヒサシは付いているものの、
「屋根の無いところにあるお風呂(ただし岩の装飾少々有り)」。
頭がスースー涼しく、お湯もぬるめで快適なのですが
何だか妙に気恥ずかしく、早々に退場。
しかし、濡れた素足でタイル貼りの階段を昇降するのは
少々危険な気も。
無事階下に降り立った後は
寝転んで入れるお風呂でだらだらと過ごしたのでした。

鏡の周囲などに掲示された広告は見慣れた店名ばかり。
パチンコPURIPURIの
『湯のように出る』というキャッチコピーが妙にツボにはまりました。
大浴場はタイル貼りなのですが、
見事にテイストのバラバラなタイルがあちこちに貼られ
ちょっとしたタイルの展示場のような趣。
入ってすぐの水栓に使われているタイルがモダンで格好良かったです。
(場所柄、撮影できなかったのが残念です)

あちこち観察するのが楽しく
結構長湯してしまいました。
出てきたらビッグビーンズは閉店直後。
残念ながら、苺アイスはお預けとなりました。

※福島で銭湯めぐりをするならこちら。
大阪府浴場組合 福島支部 福島区おふろMAP
銭湯スタンプラリーとかあったら面白いのに。

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追記 2016.10
非常に残念なことに廃業された模様。
久しぶりに出かけたところ、ちょうど解体工事中でした。
いまはまだ、『大阪府浴場組合 福島支部 福島区おふろMAP』にお名前が載っていますが…







こうして見ると、思ったより小さかったんやな…。

「新橋湯」
住所:大阪市福島区吉野2-8-13
営業:14:10(←妙に半端ですね)~24:00
休日:金曜日
料金:大人410円(府内一律料金みたいです)