福島ズボラーヌ日記（０８年４月）

桜の季節が終わったら、福島区は「野田藤」の季節。

かつて野田村周辺に咲き乱れていたという野田藤。
戦災で焼失しましたが、今は区内各所の公園に藤棚が有ります。
桜と入れ替わるように見ごろが到来します。



↑野田藤発祥の地と言われる「春日神社」（藤神社）の藤棚。

公園など公的施設とは別に、個人で栽培されている方も多く、
そういう所のほうが、
むしろ大きくて立派な花を咲かせているような気がします。



↑野田徘徊中に発見した野田藤。

長屋や古い日本家屋にはとても藤がよく似合います。
植木鉢が漬物樽だったり破れたバケツだったりするのもご愛嬌。

戦前から残る古い町並みが好きで、引っ越してきた福島区。
いつかお金が貯まったら、町屋に住みたいと思いつつ約十年。
その間に街の風景はどんどん変わってきました。
古びた家が壊され、マンションや駐車場になりました。
このままでは、貯金が目標額になる前に町家が姿を消すかも。
私の周囲には、福島名物の長屋の街並みが嫌いで
「汚らしい」
と言う人も結構いるのですが。

憧れだった骨董店「ＨＥＤＧＥ ＨＯＧ」さんの建物も
先日前を通りかかったら更地になっていました。
寂しいなぁ…。