家に居る時は当然ながらスマホはWiFi接続で使います。
会社員だった時と違って、殆ど家に居てスマホ使い放題なのでWiFiが無かったら通信料が大変ですよね。
ちなみに私の契約は、4GB/月で800円程度の契約の格安スマホです。
でも、家に居てWiFi接続してる分には、この4GBは使いませんからね。
毎月余りに余って繰り越しします。
ただ、一条の家にした際に床暖房を入れていますが、床の中は熱伝導を良くするためにアルミ箔が全面に貼ってあります。
そのため1Fと2Fの電波の通りが悪くて相互の電波が届きにくいので、最初はそれぞれ別々に無線ルーターを設置して使っていました。
ところが、単に2台設置ではそれぞれ別なSSIDのため、1F/2Fを移動する度に電波を自分で選択して接続替えをしないといけなくて面倒でした。
そんな時、ネットで見つけたのが無線ルーターの中継機能を使って親機の電波を別なエリアで子機が中継して電波を出す仕組みにすると、SSIDやパスワードが同一になって移動してもそのまま自動で電波の強い無線ルーターに切り替わってくれます。
この機能の利点は、子機側は親機の電波をそのまま中継するだけなので、中継する無線ルーターには有線LANを接続することが不要なので、有線LANが無い場所でも電源さえ確保できれば設置できます。
が、しかし3年使ってみてデメリットも・・・
子機は親機との間の通信と、スマホとの通信の両方を同時にしなければいけなくなるので、速度が半減します。
スマホの通信を中継機能の子機へ接続した状態だと25Mbps程度しか出ません。
中継機能を使わないと50Mbps以上出る(2.4GHz)無線ルーターです。
それと外でスマホを使う場合、電波強度が不安定で強くなったり弱くなったりして切れてしまうこともしばしばでした。
多分これはチャンネル設定を「自動」にしてあるのでたまたま近所の家のWiFiと同一チャンネルを使っていた可能性が高いです。
家の中では相互干渉しなくても屋外は電波が同レベルで受ける事もあるので、2台が同じチャンネルで出されてしまうと干渉して不安定になります。
そこで、それらのデメリットも解決して自動切換え出来る環境を作る!!
以前からずっとそう思いつつも良い手立てがみつからないまま・・・
ところが、先日ググって見たら・・・
詳細の設定は記載されてはいなかったのですが、鋭いヒントが書かれていました。
「SSIDと暗証番号を変更して親機と同じにすれば自動切換えできる」
えっ! SSIDって変えられるんだ??
そもそもSSIDって無線LANを購入した際に既に機種毎に決まっていて、それありきで設定して行くので、てっきり変えられない物と認識していました。
それに、「複数台の無線LANのSSIDを同じにして問題無いんだぁ。」
が、正直思った事。
詳しく書かれてないのでとにかく実践あるのみ!!
私は無線LANは歴代バッファロー製品オンリーで使っています。
バファローにはエアステーションというPC用設定ソフトがあります。
スマホ用は「StationRadar」と云うアプリがあります。
今では「StationRadar」の方が手っ取り早くて使い勝手が良いです。
変更したい無線LANルーターの近くに行って、その電波でスマホを接続すれば直ぐに設定画面が開けます。
その中の項目で「無線設定」を開いて必要な電波を選択します。
私のスマホは格安スマホなので2.4GHzしか使えないので5GHzは設定しませんでした。
変更項目は以下のとおりです。
・無線チャンネル
デフォルトは「自動」になっていますが、任意のチャンネルに固定します。
今回この機器は近所のWiFiと被らないであろう11Chにしました。
もちろん、複数台の無線LAN機器全て別なチャンネルに設定して自分で管理することになります。
ただ、都会の様に住宅密集地では周囲の家の電波との干渉は避けられない可能性もありますが・・・
・SSID
SSIDは基準になるルーターのSSIDに合わせます。
今回はこのルーターは工場出荷時に「Baffalo-G-1809」に設定されていましたが、基準ルーターのSSIDと同じ「Baffalo-G-C1C8」に変更します。
・暗証番号(暗号化キー)
この暗号化キーも基準ルーターと同じ暗証番号に変更します。
・・・・・変更後の状況・・・・・
さて、いよいよ動作確認です。
・屋内利用確認
スマホを持って、1Fと2Fを行き来してみます。
1Fから2Fに行くと電波が最強から弱くなって行きますが、2Fに上がって間もなく電波最強になります。
2Fのルーターの電波に自動で切り替わったようです。
ネットアクセスも問題無く継続できます。
スマホは最初に捕捉した方の電波との接続を何時までも維持しようとします。そのため、強度が弱くならず中途半端な時はなかなか切り替わりませんが、スマホのWiFiをOFF/ONすれば多少でも強い方の電波に強制的に即座に接続替え出来ます。
・屋外利用確認
スマホを持って家の周囲をぐるっと一回りしてみました。
片方のルーターの電波が弱くなるともう片方のルーターの電波を掴むらしく、急に電波強度が上がって切り替わったのが分かります。
何時ものバラCaffeの所でスマホを1時間くらい使ってみましたが、これまでの様に電波強度が不安定になって切れてしまうことも無くなって、安定して使えます。
更に、WiFiを利用できる範囲もかなり広くなりました。
多分今までの1.5倍くらい広くなった感じです。
音楽聞きながら裏の畑で仕事していても何時もは途中で通信が切れたりしましたが、完璧に安定しています。
・その他
SSIDが同一だと何が良いかと云いますと、WiFi接続しているモバイルスピーカーなどがあった場合、スマホが同一SSIDに接続されていないと制御出来ませんが、中継機能を用いた場合や今回の様に同一SSID設定にした場合には、それぞれ別な無線ルーターを介していたとしても制御が可能になります。
実は、古い無線LANも出して来てそれも同様に設定をして3台同時運用してみました。
古い無線LANは速度が遅いので、その電波を掴んでしまうとスピードが落ちますが、とりあえず一番強い電波を選択してくれることを確認できました。
SSIDを同じにしたので当たり前ですが、スマホでのWiFi表示は3台あっても、一つのSSIDしか表示されません。
(下の二つは近所の家の無線LANのSSIDです)
複数個所に有線LANの口がある環境の方は試してみては如何でしょうか。
中継機能より格段に安定して通信速度も本来のスピードで使えます。