かたの桜 特別純米 中汲み無濾過生原酒

今回の一本は　かたの桜　特別純米　中汲み無濾過生原酒　です。





名称が『かたの桜』となっておりますが前の片野桜と同じ酒造のお酒です。
『中汲み』『無濾過』『生原酒』
前にこのワードに惹かれるなと書いたばかりですが魅力的な事には変わらないですね。

このお酒は大阪府の山野酒造株式会社さんの一本です。
http://katanosakura.com/


開封。
強くは無いですがブドウ風の吟醸香があります。

では戴きます。
程よい甘味に強めの酸味が追います。
フルーティーでは無くほんのりとした麹の香りがしますね。
鼻から抜いた時の香りが良いです。
しっかりとした存在感はあるのですが、自己主張が強すぎない。

口当たりはサラリというよりは少し粘度を感じられます。
で雑味が無い。

美味しいご飯を食べると元気になるという話がありますが、美味しいお酒を飲んでも
元気が出ますね。
飲めて嬉しいと思えるお酒でした。


さて二日目。
香りはほぼ変わらずですが、甘味、酸味、そして苦味が出てきた感じがあります。
全体的に濃くなったかな？
これはこれでありですがやはり初日の方が個人的には好きですね。


一言でいうと買って良かった片野桜。
本当は年明け一発目に飲む予定だったのですが、色々あって延び延びになっていたんです。
待たされた分だけ期待は大きいですし、個人的にお気に入りの酒造なので評価が甘い可能性もあり！
ただそれでもかなり美味しいお酒だと思います。

そういえばこのお酒、特別純米酒という扱いなんですよね。
精米歩合が58％なので吟醸酒を名乗れるレベルなのにあえて純米酒ですか。
同酒造の山廃仕込純米酒　片野桜　無濾過生原酒と甲乙付け難いレベルでした。


悲しいのは調子にのって飲んでいると無くなるのが早いんですよね･･･。
あ、前の片野桜の時も書いていましたね。
飲めて良かったという思いと、飲まずに取って置きたいという思いが鬩ぎ合います。
飲んでいて減っていく量に残念になるお酒は少ないです。
もう一本欲しいぞー。