呑み録

飲んだお酒の記録 お酒は二十歳を過ぎてから

杉勇 山卸生酛仕込 雄町純米吟醸原酒

2024-02-25 | お酒
連休でしたので連続です。
今回の一本は杉勇。





杉勇 山卸生酛仕込 雄町純米吟醸原酒です。
杉勇は山形県の合資会社 杉勇蕨岡酒造場さんのお酒です。


開封
香りは大分薄目で印象も薄いです。
ちょっと遠くに酸味を彷彿とさせる感じの
香りがうっすらある程度。
色はこちらもガラスの酒器にそそいで
ほんのりと分かる程度の黄色です。

では頂きます。
おー、酸っぱい。香りから予想した通り酸味が
かなり強いです。ここまで酸っぱくて日本酒度が
-2とは全く予想外でした。
二つ前の菊姫も酸味が強かったですが向こうは
重厚な酸味。対してこちらは軽快に突き抜ける
酸味といったところです。
お酒自体の粘度もほぼ無くすっきりさっぱりとした
飲み口です。

今回のお酒は生酛なのですが、強い酸味こそ生酛らしさ
がありますがこういう軽めの口当たりにも作れるんですね。


初日のおつまみはピリ辛の唐揚げ棒。
味はまぁ普通。
今回のお酒と合わせるとなかなか良い感じ。
日本酒度こそ-2とどちらかというと甘めな数値ですが
味わい的には辛口傾向なのでつまみに合います。
強い酸味もつまみと合わせる事で若干柔らかになり
良い感じに作用して美味しいです。


二日目は殆ど初日と変わらず。
酸味の強さは頭一つ抜け出していますが飲みやすさは
変わりません。
良いつまみを用意したかったのですがすっかり忘れて
飲み始めたのでお酒単体で終了です。


という事で約5年ぶりの杉勇でした。
お酒に限らず第一印象というものは結構大事で
5年前に飲んだ杉勇はとても辛くとても苦いという
感想で締めくくりました。
実際つまみに濃い目の物を用意しましたがどれも惨敗。

ガッツリな辛口好きならば好みの味なのかもしれませんが
どちらかというと甘く香るお酒が好きな自分としては
なかなかの強敵と認識し、杉勇は見かけても回避でした。

そんな中、今回は日本酒度が-2と数値上は辛口では無かった
為、再び試してみようと買った一本でした。
結果、個人的な感想としては上に書いたように思ったより
全然辛い。甘いと思ったのに…こんな感じ。

ただ個人の思い入れ、思い込みを抜きにしたお酒の感想は
生酛ではありますがそこまで酸味が強すぎるという事はなく
キレが良くて苦みの少ないとても飲みやすい一本でした。
今回の-2と同等か更に甘口寄りを見つけたらまた買ってみよう。

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