呑み録

飲んだお酒の記録 お酒は二十歳を過ぎてから

特別純米生酒 浴衣すがた

2024-07-14 | お酒
今回の一本は特別純米生酒 浴衣すがた





前にも飲んだ『姿』の夏酒です。
『浴衣すがた』が品名で良いのかな?
とりあえず『浴衣すがた』としておきます。

姿は栃木県の飯沼銘醸株式会社さんのお酒です。
https://www.iinumameijo.com/

開封
ちょっと冷やし過ぎた感があるので
そこまで香りは広がりませんが、しっかりと
甘めの吟醸香があります。

では頂きます。
お、素直に甘酸っぱい。
やや酸味が強めですが甘さも弱く無いです。
味的には前回の矢尾の正統進化版といった所。

矢尾と異なるのはそこまで香りが広がる感じは
ありません。若干ツンツンした感のある香りが
あるので華やかな香りを求めるのであれば矢尾の
方が良いですね。

ただし甘酸っぱさが口腔内に残る感じは姿の方が
強いです。
また矢尾よりも弱い苦みがあり、弱いながらも
結構存在感を残すくらいはあります。

お酒自体にこれまた矢尾よりも弱い粘度を
感じますが全体的な味は甘酸っぱいとても
良い感じの夏酒といったところ。


初日のおつまみは前回回避したか○あげクン
グリーンカレー味。
辛いのが得意では無いのもあるのですが、グリーン
カレーの独特の香りもあまり得意では無いです。
得意では無いのに買ってみましたが、ふむふむ
なるほどグリーンカレーの風味をしっかりと
残しながらとても食べやすく仕上げています。
これは美味しい。
辛さも思ったよりしっかり辛く、REDよりも辛めかも。
だだこちらも辛すぎずこれはこれでありです。
本格的なグリーンカレー味を求める人には微妙かも
しれませんが、からあげ○ンのグリーンカレー風味
と考えれば十分な出来かと。

閑話休題
今回のお酒と合わせるとグリーンカレーの独特の
香りと辛みがほぼ消えます。マジか。
ここまでスッキリ消えてしまうのはちょっと惜しい気も。
合うけど合わないそんな組み合わせです。


さて二日目
若干酸味が強めになった感がありますが全体的には
甘さほんのりな良い夏酒感は継続です。

二日目のおつまみは焼き鳥。
そんなに良い品ではないので不味くはないですが
それほど美味しくも無いという代物。
今回のお酒と合わせるとお酒が美味しい。
というかお酒がつまみを完全に抑え込みます。
初日のグリーンカレーはたまたまなのかと思って
いましたが、つまみを踏み台にして上昇するお酒
のようです。


という訳でつい最近飲んだよねというつもりが
もう3年半前だったという姿です。
思いの外間が空いてしまいましたがしっかりと
美味しい事を確認出来たのは良かったです。

ここまで飲み続けると良い銘柄をいくつも発見する
のですが、正直全てを追うとそれだけで1年が終わる
という悲しさがあります。

未だにこんな美味しい日本酒が! という出会いが
あるので新規開拓が止められないんですね。
かと言って新顔ばかり追っているとバージョンアップ
して更に美味しくなりました的なお酒もあったりして
うわーーとなります。

兎角ブランドとか評判とかで物を選びがちですが
日本酒は多種多様です。
これは美味しい!という一本があるかもしれませんので
一つの銘柄に固執せず色々試してもらいたいものです。



※蛇足
とても久しぶりに『日本酒』とだけ書いてある日本酒を
飲み屋で飲みました。
やっぱり美味しくない。まずくは無いですがこれを
日本酒と捉えてしまってもう飲まないとなってしまう事を
危惧します。

安い日本酒を作るなというのはニーズがあるので無理ですし、
では飲み屋で安い日本酒を出すなというのもコストがかかり
過ぎて無茶言うなとなるのも分かります。
やはり消費者が良い日本酒を扱っている所で良い日本酒を
飲むというのが良いですね。

日本酒作りは手間も暇も人手もかかっていて、小さい蔵も
多くて大量生産が難しいお酒です。
発泡酒や酎ハイと比べるとかなり高価ですが仕方が無いと
思って飲みましょう。
その代わり、しっかりと作られた日本酒は杜氏の拘りを
味わえる一本となっています。
コメント
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