呑み録

飲んだお酒の記録 お酒は二十歳を過ぎてから

特別純米酒 久礼

2020-06-21 | お酒
今回は高知のお酒
特別純米酒 久礼(くれ)です。





ラベルには『花火を見ながら晩酌する河童』とあります。
瓶は目に鮮やかなブルー。ラベルには花火と夏酒感満載です。
アルコールが19度なので飲みすぎないようにしないと危険です。

久礼は高知県の有限会社 西岡酒造店さんのお酒です。
http://www.jyunpei.co.jp/

開封。
ほう、日本酒度+12と辛口を謡っているお酒なのですが
予想に反して控えめながら吟醸香があります。
香りだけだと甘い感じを受けますね。
色はガラスの酒器に注いでぎりぎり分かる程度の黄色です。

では頂きます。
なるほどなるほど。
とても酸っぱく甘味はほぼありません。
酸味にちょっと遅れて苦みが後を追います。
わずかに炭酸っぽいピリピリした感じが舌に残りますね。

最初に飲んだ印象は『ポンっ』と酸味が口の中で跳ねて
ささっと引く感じ。キレの良さは夏酒そのものです。
酸味に並走する苦みは比較的長く続きますのでしっかりと
辛口を主張してきます。
ただ19度というアルコール度数は感じさせませんので
うっかり飲みすぎると危ない気がします。


初日のおつまみは某コンビニのにんにくの醤油漬け。
初めて食べたのですが うん、まぁまぁ。
それほど臭くないのが良いですね。それでも元があのニンニク
なのでしっかり匂いはあります。
ほう、ニンニク臭さにお酒が負けない。度数が高いだけあります。
流石辛口のお酒といったところでしょうか。絶妙なタッグで
つまみもお酒も美味しいです。
この組み合わせはある意味危険です。

次いでおつまみは海鮮丼。
出来ればカツオの刺身かタタキを用意したかったのですが
残念ながらマグロとサーモンです。
ふむ。ちょっとお酒の酸味が強いかな?と感じる部分はありますが
相性は大変良好。辛口のお酒はこれがあるからたまりません。
お酒単体では感じ難かった麹ともアルコールっぽさとも違う香りが
刺身を伴った瞬間鼻に抜けます。
これはたまりません。至福の一時ですねぇ。



さて二日目。
初日よりも香りが飛んでしまいました。これは仕方ないですかね。
酸味が強いのは初日と変わらぬレベルですが、少々苦みが広がるのが
早くなった感じがします。辛口がアップですね。
昨日はしっかり酔っ払い。流石アルコール分19度は強かった。


二日目のおつまみは貝ひも。
塩分が強いつまみと一緒に飲むとほんのり甘味も感じられます。

やはりこのお酒はつまみと一緒に飲むと美味しさが増します。
ただ貝ひもだと昨日の刺身には勝てませんね。



以前カツオを食べに行った時に飲んで以来の久礼でした。
お酒単体ではそこそこ美味しいお酒だよね という感想でしたが
食べ物と一緒に飲むとその本領を大発揮。
度数が強いながら食事に合う大変良いお酒でした。

ただ…やっぱりカツオと一緒に飲みたかったですね。
カツオの本場のお酒がカツオに合わない訳が無い。
情勢とかいろいろあって厳しいですね。
戻りカツオの頃には飲めるかな?飲めると良いな。
コメント
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