ナオスミンの雑記

2009年9月14日より、四年半使用し続けた、グリチルリチン酸配合のATPリピットゲルを中止。リバウンド体験中。

風立ちぬ

2013年08月03日 09時56分10秒 | 見た映画

映画、見てきました。

この映画を見て、思ったことは、「無常」です。

形あるものはいつか必ずいなくなります。

恋人も、友達も、子供も、伴侶も、仲間も・・・・

そして、命がけで作った飛行機も・・・・

 

震災や戦争で町は破壊されます。 でも、生きねばならない・・・

無くなっても、その思い出は心にずっと残り続けます。

 

この映画は、夢と現実の交差が素晴らしい。

詳しい説明もなく、省略 省略の場面構成だからこそ、詩歌をみているような心地よさがあります。

現実を深くえぐるような作品が好みならば、宮崎映画でなく他の映画を見ればいいのです。

宮崎作品は、このような美しい風景、美しい話がいいのです。

まるで、動く絵画を見ているような、素晴らしい作品でした。

 

ところで、菜穂子の思い、すごく共感できます。

愛する人の前では、自分の綺麗な姿だけを見てほしい・・・

だから、自ら死期を悟った時、二郎の前から姿を消します。

二郎のお荷物にならないように・・・

 

最後に流れる「ひこうき雲」を聞いて、涙が止まりませんでした。

今回は、ラストの構成が、すごく良かったです。

「ひこうき雲」一曲だけで終わり、感極まります。