えぬ日和

日々雑記。第二、第四土曜更新を守っているつもり。コラムを書き散らしています。

しゅみれーしょん

2008年11月30日 | 雑記
うちに『三国志XI』が気がついたら増えていました。
説明書を見たらカオスでした。以上(おい

ものごとは単純な方が楽しいです。というか、
わたしのつるつる脳みそがついてゆけないというか。
あんまり要素が多すぎても飽きるんですよね、勝手ですが。

何かで楽しませる、ということが一番むつかしいのかも知れないです。
いや買ってきて直ぐのゲームがそんな感じで泣きたくなっただけなのですが。
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ほんの一分

2008年11月29日 | 雑記
いろんなことをきちんとするということは、
思っている以上にむつかしいことなのだなと思います。

なんてね。


今日はいい本を見つけました。
ちっくりちっくり読んでいくつもりです。
延滞料金を取られる前くらいに読み終われればいいなぁ。
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二ページのしかえし

2008年11月28日 | 雑記
ちょっとしたことですが、
かいた小説が、褒められてうれしかったのです。
ニページは短すぎたと思いますがひとつだけ言い訳するとすると、
それなりに考えてはいます。でも短いですね。

話を変えます。
あ、ココから先は某れっどくりふに興味がない方はかっとばしてくださって
ケッコーです。かなり好き勝手かきました。
長いですね。


「不憫な人」がどうも好きみたいです。
固有名詞抜きで、立場が不憫な人がすきです。
不憫は可愛げがある。ほんとうに可愛くはないのですが、
その不憫さがもう可愛げになってしまう分得していると思います。

なんでこんなことを思ったかといいますと、
例の赤い崖とか、ほかの事でいろいろと調べる中、
中国の古典文学を漁る中で、

「(孫権て不憫だなぁ)」

そういう結論がふっとアタマをよぎったからです。

なんかわかりやすい曹操とか、儒教のヒーロー(事実はたぶん劉邦の
血が隔世遺伝で目覚めたのでしょうが)劉備とか、
その他武官文官とか、人の選びがいのある三国志は、
文を漁れば漁るほど人にハマってゆくわけなのです。
で、そういうなか君主のくせにたぶん総合して扱われ方が一番地味な
孫権は、ケッコウ不憫度が高いんじゃないかと思います。
『演義』ではそれなりですがキャラクターが単純化され、
『世説新語』でも引用回数は兄貴の孫策を下回り、本文に出てきても
容姿の点で司馬懿と同列だったり面白い扱いなのですが、いかんせん
地味なんですね。
話といったら酒と部下と老醜だけ、というと、不憫度が伝わるでしょうか。

部下の魯粛に

「今曹操に下ったらオレたち有能な下っ端はそれなりに扱われるけど
アンタは野垂れ死にが関の山じゃ」(意訳)

なんて言われたり。でもこれ本文をちょっと考えてみると、
今の状況にぴったりな気がします。気がつくと部下に話題をのっとられて
いる君主。うーん。

正史をざっくり読んでいると、孫権の場合(曹操は多すぎますから)
は本人の列伝よりも他人の列伝にちょこちょこ顔を出していて、そこに
かれの人となりが書いてあることが他の君主よりも多いのかな、と思います。
たとえば

「……孫権は生来口達者な上に、人をやたらにからかう癖があり……」
(蜀伝14巻より)
とか、
「……孫権は、側近の者たちに対し、今後酒が入った上で自分が殺すと
いっても、けっして殺してはならないと命じた。……」
(呉伝12巻より)
とか。これは人となりと言うか、エピソードですけれど。

それはつまり、誰かの引き立て役として、誰かのよさを引き出す対照として
描かれているわけで、まあ作者は蜀から来た晋の人だから魏の曹操たちや
劉備たちにはデリケートになりがちなのだろうなぁとか、多少さっぴいて
考えないといけないのですが。

そこの部分だけ拾ってゆくと、正史の孫権はひどく人間的なところが、
クローズアップされて描かれていると思うのです。
そしてここまで書かれていながらも、その人となりは見切れません。

たぶん、直接話したら三国の英雄の中でいちばんしょーもなくて、
だからこその可愛げがある人なんじゃないでしょうか。

まあ怒らせるとその場で殺されちゃうかもしれませんけど(うぉーい


ちなみに、
不憫=不幸ではないのがこの話のミソです。
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切り替わらないカード

2008年11月25日 | 雑記
たぶん、日本最強の図書館ではないでしょうか。
国立国会図書館
資料の数も、その意志も、やっぱり格が違うなあと
東京メトロ国会議事堂前にたたずみながらおもいました。
永田町からもいけますが、あの石のかたまりの前をてくてく
やるのが好きなのです。

最初と最後に行ったのは二年前でした。
ちょっと危なかった。
国立国会図書館の図書カードは、
二年過ぎると使えなくなるのです。
今日でまだ間に合うかな、間に合わないかな、と
カードリーダに通してパスワード、入れました。

ふう。

意外と天井の高い館内で、雑誌COMを拾い読みしつつ、
コピーを注文していたら、あっという間に4時間ほど経過。
資料を読むためではなく、資料をもらうために
けっこう時間がかかるのです。

単行本が二冊くらい買えるんじゃなかろうかと
いう値段を払い資料を複写して、
ぼろぼろ読み飛ばしています。

まったく関係ないですが、
「誰も知らない泣ける歌」で今紹介していた「心の瞳」、
坂本九のうただったんですね。
合唱で歌ったことがあるので少し驚きました。
音程がすきとおっていて歌詞も曲もきれいなうたです。
たぶん楽譜に書いてあったのを読み飛ばしましたね、
ばちあたり。
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ジャングルグルグルだっよーん

2008年11月23日 | コラム
映画『トロピック・サンダー 史上最低の作戦』監督:ベン・スティラー 2008年

―ネタばれ注意―



 ああ、オクタヴィウスだったのか。だらしないふわふわの金髪を肩まで垂らした、バンダナと英国国旗Tシャツが中途半端に似合う鼻だけゴム製みたいな男、
スティーヴ・クーガン。『ナイト・ミュージアム』に、ちっこいオクタヴィウス役で、カウボーイと肩組んでいたきもい笑顔のナイスガイ。この人、本作『トロピック・サンダー』で、ある意味いちばんおいしい役をもらっているとおもう。
 
 『トロピック・サンダー』は、「ベトナムを舞台にした戦争映画」を作るために
麻薬組織の支配するジャングルへ、武装したまま放り出されたがゆえに組織から誤解を受け、結果本当の戦闘にもつれこむさまを描いた映画だ。で、クーガンはこの劇中映画の監督を演じている。つまり、主演のベン・スティラーたちを戦争に放り込む決定を下した張本人なのだ。おい、監督をジャングルに放り出したよこのひと。トドメにジャングルに降り立ち不安げな表情を見せまくる役者どもへいいとこ見せようと、「さあこれからが本当の戦場だ!」(セリフはうろおぼえ)的に、意気軒昂に踏み出した直後、地雷を踏んで映画からリタイア。
 
 あの地雷です。踏むとどっかーん、全身こっぱみじんに消失。おいしい。おいしすぎる。しかもフッ飛ばされた残骸をベンに拾われ、明らかに本物のクーガンの顔よりでかい首を笑顔でぶらぶらさせられる、気のせいか作り物なのに笑顔の浮く首は、明らかにイジラれる楽しみを知っているかのごとくベンにいじりたおされる。ああ、そんなことしちゃだめだってば。

 言ってしまえば、過剰で笑わせる作品とひとことでまとめることもできる。実際、映画を数こなしていないと、監督が狙った意味での笑いを受け止めることはむずかしいだろう。「笑い」に行くには意外と不向きな一本かも知れない。
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まごこ

2008年11月18日 | 雑記
最近ちくま学芸文庫から出たほうの孫子(まごこ)といい
明治書院の「世説新語」といい、
気がつくと漢字書籍に取り囲まれています。

そろそろひらがなが恋しいです。

でもひらがなのほうが漢字よりもむつかしいと思うのですね。
返り点を考えた人は偉大です。
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IE6は IE7へ しんかした! 

2008年11月16日 | 読書
気のせいか画面がきれいになった気がします。

今週末、楽しみにしていた本が手に入りませんでした。
悔しいので坂田靖子のまんがをいくつか引っ張り出して
読んで一日。

「バジル氏の優雅な生活」が一番有名な作品かな、と
思います。時期的には川原泉あたりとかぶるのでしょうか…
今も時折雑誌で作品を見かける、細く息の長いソバみたいな
作家さんですね。
この人の短編は、本人の映画好きも深く関係してると思いますが、
職人芸クラスの質のいい品物をぽんぽん放ってきます。
おそろしい人です。

たとえば番町更屋敷のパロディで、

「お菊です。
 大事なお皿を割った時も接着剤があればだいじょ~ぶ!
 カップの持ち手も灰皿のカッパもこのとおり!」
「やめなさいっ!」

たった二コマでこの運びはえらいと思います。
しかも、!が、あんまり極端にはたらかないんですよね、この人の絵。
某あかいしきものとか某少年漫画みたいにむりくり笑わせないんです。
すこぶる自然体で、シンプル。

だから、
この人を読みたくなるときは、たいがいまんがに疲れているときです。
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がけいろいろ

2008年11月14日 | 読書
デ○ノですよね?(画像)

まあこんな調子で頭を抱えていらっしゃるのは
『赤壁ストライブ』(メディアファクトリー/中島三千恒作)
にての孫権仲謀(略して権謀)だったりします。
なんか曹操から手紙が来たみたいです。
わあ大変だ。

最後の方まで名前テロップをつけてくれる親切なつくりの
呉視点三国志コミックです。
孫権が主人公なので珍しいなと思っていたら初版が10月31日、
その次の日に某あかいかべ公開なのでつまりこれってこれって

――(間)――

せいじてきなことってなんでしょうね。

ともかく。

孫権を主軸に置いた漫画があるのをはじめて知りました。
絵がトーンできらきらしすぎてわたしの萎えた目にはちょっと
つらかったのですけど、なかなか話はよく練られていて
拾い物だったと思います。
当時の江南の豪族達と孫家のビミョーな関係にスポットを当てて
話が組まれているため、けっこう読み応えがあって
意外にじっくり読まされる本です。
多少は「おお?」というところもありますし、
アクセルかけすぎな面もありますが、
三国志の呉が好きな人間には楽しめる――と書くとこれはまた

――(間)――

せいじてきなことでおわりそうです(強制終了)
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のっと・こーるどないと

2008年11月11日 | 雑記
*某あかいがけちょっとだけネタばれしています
ご注意。


某あかいがけの映画には、金城武とトニー・レオンが
琴を互いに弾きあうシーンがあるんですね。
それが、日本のたおやかな琴よりも三味線みたいに
ペンペケ指で弦をはじきまくる演奏なんです。
で、以前たまたま資料で中国の琵琶の演奏を見て、
やっぱりペンペケ弾いていて、ギターみたいに胴を
びしばし叩いて拍をとっていたんですね。

ばしっ、びしっと弦の悲鳴がきこえてきそうな
指捌きを観ながら、

なめ:「(In the Cold, Cold Nightを弾いたらとてつもなく
暗い仕上がりになるかも)

ちょっと想像。
イントロのアルペジオ、そのまま指だけで、飛ばない音を
はじいてそのまま伴奏。
歌い手はあぶらっけの無い若い声がいいですね。
アルトの音程がいちばんきれいな女の子に、
初期のアヴリル・ラヴィーンの歌い方で声をのっけてもらえば、
和風ピンクパンサーみたいに仕上がるとおもうのですが。
場所はどこがいいかなぁ。
路上・屋内どれも好みが難しそうですね。

……つまらないかなぁ。民族音楽でうたうジャズ。
どこかで誰かがやっていそうですね。ご教授願います。
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あかい崖その後

2008年11月10日 | 雑記
その後。

あかいがけの時代を中心にプレゼンしようと
言い出しっぺったら、
ちょっとめんどうなことになりました。

具体的に?
ご新規さんいらっしゃい。わお。
と言う感じです。(わかりにくいようにかきました。

人がいっぱいいると、
責任を引き受けなきゃいけない、と脅迫されてるようで
ちょっと、ちょっとこわいのです。

すきな本やすきなものがそのせいで、
嫌いになるのが、いちばんつらいのですが。
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