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トラブルシューター

私の修理・製作体験記(茨城・県西おもちゃ病院・JA7FJP/1)

アンテナ電界強度計を落札

2012-09-29 17:48:00 | アマチュア無線

Img_3116_rLEADER LFC-944A リーダー電子製 アンテナ電界強度計が意外と安く出品されていたので落札した。2980円だったが、場合によっては、もっと安く落札出来ることもある。
地デジ化で、アナログ放送が停波になりVHF帯は意味が無くなったが、UHF帯は地デジに使用されているので、アンテナ方向の調整に使えるということで落札したものだ。
あわよくば、受信周波数を改造で変更して、例えば業務用ラジコンの電界強度測定が測れればという思惑もある。
シグナルジェネレータでレベルを確認したが、CH差も結構あるので、厳密なレベル測定にはならないが、アンテナ方向調整には問題無い。
Img_3117_rImg_3119_rImg_3123_rケースを外して見ると、見慣れたVHFとUHFのチューナーと同じ様な物が使われている。
VHFは昔懐かしい「CHを廻す」という機構で、同軸にファインチューニングのリングつまみが有り微調整出来る様になっている。
CH1で調べて見ると、センター位置が90.9MH、L側は89.3MHz(⊿1.6MHz)、H側が93.4MHz(⊿2.5MHz)だった。
選択度を見て見ると
-3dBの点が90.5MHz(⊿0.4MHz)、+3dBの点が91.2MHz(⊿0.3MHz)、帯域0.7MHz
-6dBの点が90.23MHz(⊿0.67MHz)、+6dBの点が91.34MHz(⊿0.44MHz)、帯域1.11MHz
UHFは連続可変のバーニアダイアル方式で、表示リングにガタが有ったので、分解して押さえつけるリングを挟み固定した。
462MHzから758MHzまでが受信範囲だった。
Img_3121_rImg_3118_r地デジのアンテナを接続して測定すると38~40dBrの範囲だった。
電源は単2電池?9本(13.5V)で、消費電流は40mAなので、使用時間的はこのままでも問題無さそうだが、外部電源で可変してみると、電源が安定化されていない様で、電源電圧変動がそのままレベル表示変動になってしまう。これも、先程述べた様に、アンテナ調整には問題無いところだ。バッテリーはメーターで確認出来る。最初、添付内蔵電池の+極が錆びて接触不良気味だった。
イヤホンでのモニターも付いているが、添付されているクリスタルイヤホンでは音が小さく、劣化しているのかも知れない。手持ちのヘッドホンなどでは良好に聞こえる。簡単なAM検波の様だが。
地デジをモニターしたが、予想通りホワイトノイズが聞えるだけである。
【10/15】
リーダー電子に、取扱説明書が無いか問合せていたところ、コピーしか無いが有償(710円)で提供可能との連絡が有り、以前、会社に来ていただいた方(隣の市から通勤している)が、今日、会社に持って来てくれた。
昔の説明書らしく、素人でも判る様に詳しく書かれており、回路図も載っている。デシベルの換算方法とか、地デジ化で解消されたゴーストの発生源の求め方も載っていて懐かしい。
色々とお話も出来、測定器も価格破壊で、提携している中国メーカーのオシロは50MHzのもので5万円代まで値下がり、スペアナも一番安価な物は10万円代で入手出来る様になり、天下のNHKにもトラジェネ付きを納入したとのこと。貧乏電子屋としては、欲しくても手が出無いが、アマチュアが買える価格になって来て、実際ハムフェアで展示したところ、注文が来たと言っていた。

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営業中LEDサイン修理

2012-09-29 12:00:00 | うんちく・小ネタ

前から、修理を頼まれていたのだが、ようやく時間が出来たので出掛けた。
依頼者は、以前勤めていた会社の大先輩で、現在は自宅で夫婦で焼きそば屋さんを営んでいる。
Img_3114_r栃木県二宮町では有名なお店で、ひっきりなしで電話での予約や、車で通りかかっての注文が有り、忙しそうだったが、それでも、今日は暇なほうだという。小学校の運動会の影響かも知れない。
完全に見えない訳では無いが、通りがかりの小学生が気になって、なんで点かないのと言われるのでということだった。

Img_3106_rImg_3107_r宣伝用の「営業中」LED看板で、友人から頂いた古いもので、ところどころ点かなくなったという症状である。松下電子応用機器株式会社製「キャクトール」というネーミングだ。

ステンレス製外枠のネジを外し分解する。前後は透明アクリル板で保護されている。
Img_3091_rImg_3092_rImg_3093_rImg_3094_rImg_3095_rImg_3098_r表示基板は3分割されており、紙フェノールらしい片面基板で表面が黒色になっている。
接続はコネクタになっており、これを動かすとLEDが点いたり点かなかったりするので、接触部に接点グリスを塗布したが、これでも点かないのが有るのでコネクタと基板の半田付けを全てし直した。これで殆どが点灯する様になったが、LED単体で点かない部分が有り、これはLEDの半田付けをして良くなった。
制御基板は一番下に有り、点灯パターンはROMに書き込んでいる様だ。

Img_3099_rImg_3096_rImg_3102_r電源はイータ電子のスイッチング電源が使われており、出力は24V/3.2Aになっている。
組立直して、元の場所に設置。今度は、パターンに添って綺麗に点灯を繰り返している。
写真右は「中」が切れているのでは無く、パターンにより消えている状態。

Img_3113_rImg_3112_rお昼には自慢の焼きそば大盛りをご馳走になった。
噂通り美味しかった。


【シュレッダー修理】
Img_3108_r知人が壊れたという「シュレッダー」を貰い受けたのだが、修理出来るかというので、これも見てみた。
スイッチを入れても動かない。(後で気が付いたのだが、トレーが外れているとモーターが動かない)
分解すると、沢山のシュレッダー紙が歯の間に詰まっている。
シュレッド歯同士の間にある安全仕切りも1箇所折れていたので瞬間接着剤で接着する。
メカ部分を外して見る。ギアボックスを分解すると、モーターシャフトにはウォームギアが付いており、この先の樹脂製ギアが磨り減っている。このままでは空回りするので、モーター固定の板を緩め、ギアに近づけて固定し直す。これで何とか空回りは無くなりシュレッダーも数枚であれば問題無さそうなので、これで様子を見てもらうことにし、組立直した。

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