日米の首脳が2日ばかりかけて対面会談したという歴史的な時間が日本国であったというのに、彼らの談話、声明の内容は現代世界の理念的な暗黒時代を示すように、我々の肚に響くような文言は一切なかったというべきであろう。琉球沖縄に関していえば、世界の名だたる有識者がこぞって論い発した「仲井真知事承認の歴史的過誤」と「名護市民の自覚に満ちた選択」に関するメッセージについては一言も口にしなかった、という、あきれたていたらくを演じて見せた。この一事だけとってみても安倍晋三とバラクオバマの首脳会談なんてものは米国からすれば「日本なんて」といったところであり、安倍晋三一人で「画期的」を自賛して悦に入っているだけの、まことに馬鹿馬鹿しい茶番としか言いようもない。(つづく)
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