沖縄を考える

ブログを使用しての種々の論考

詩596 琉球新報社説 <社説>復帰県民世論調査 政府への不信を表明した 基地負担の不平等改めよ

2017年05月10日 15時21分33秒 | マスコミジャーナリズム

<社説>復帰県民世論調査 政府への不信を表明した 基地負担の不平等改めよ

http://ryukyushimpo.jp/editorial/entry-492779.html

復帰45年を迎えるのを前に琉球新報社は県民世論調査を実施した。復帰して「とても良かった」「どちらかと言えば良かった」は75・5%で、5年前の前回調査より4・5ポイント低下した。

復帰評価の下落は、復帰を知らない世代が増えたこともあるが、沖縄に対する専横を改めない日本政府に原因がある。その政府を容認する国民全体への不満も影響

2007年に本紙が実施した復帰35年世論調査では、復帰して「良かった」と答えた人は82・3%だった。12年の復帰40年調査では80・0%である。復帰に対する評価は10年で6・8ポイント下落

基地との共存を強いられ、基地被害や人権侵害の不安を抱えている   「復帰して悪かったこと」を聞いた設問で43・7%の人が「米軍基地の被害が増えた」と回答  「国や県が力を入れて取り組んでほしい施策」として44・6%が「米軍基地の整理縮小と跡利用」を挙げた

在日米軍基地の7割が沖縄に集中している現状に対しては70・0%が「不平等」と答えた

憲法が定めた「法の下の平等」が沖縄には適用されていない現実に県民は失望している

米軍基地の集中について10代の若者の過半数を超える53・3%が「やむを得ない」と答えた。若者世代に失望やあきらめが広がっている

政府は辺野古新基地の建設を断念すべきだ。本調査で74・1%が普天間飛行場の県外・国外移設、即時撤去を求めた。新基地建設の容認・推進を支持した人は18・0%にとどまっている

(以上抜粋)

つまり事態はこういうことだ。鎖国を行っていた江戸幕府に、諸外国が開国を迫った時幕府は不平等条約である和親条約、修好通商条約をほぼ否応なく締結させられる羽目になった。この不平等性を改正しようと外交努力をし、明治政府は明治年間に何とか条約としての平等性に関し整合性を得ることに成功したのだが、外交上の不具合は国を挙げてこのように政府官僚が努力を怠らなければ、決してできないことではないことを歴史的に一応証明している。しかし、戦後政府、官僚たちの怠慢は驚くべき時代遅れの封建遺制的「地位協定」を少しも改善することなく人の一生分に及ぶ長きにわたりこれを放置してきた。そのツケが取り分け過重な負担を強いられた沖縄に集中的に振り向けられ、それの運用上の不具合に関し、沖縄は不当に非人道的に、かつ憲法違反の人権侵害的境遇に忍従させられている。これは、独立国家としての不健全性、国民の意気を粗相させる情けないこの国の戦後の国柄をはっきりと示している。彼等政治家はじめ官僚どもがここまで、こうしたおのれらの実態を謙虚に真摯に見ようとしないということは、この国が米国の傀儡、非独立国家、だと自ら認めていることと同じことだ。こういう国に従属させられている元々精神的に独立性の高い琉球民族が、このままヤマトゥ国家に隷従し付き合っていく理由が果たしてあるだろうか。ない。





詩596 dot.com記事 教育勅語、銃剣道、『わが闘争』 閣議決定がなんだか変

2017年05月10日 07時41分55秒 | マスコミジャーナリズム

教育勅語、銃剣道、『わが闘争』 閣議決定がなんだか変

https://dot.asahi.com/aera/2017050900022.html

一連の森友学園問題の真相解明は急務だが、「安倍昭恵夫人は私人である」という政府の“屁理屈”をわざわざ閣議決定する意味は何か  戦前の軍国主義教育に用いられた「教育勅語(ちょくご)」の教材使用について、いち内閣が容認方針を軽々に閣議決定

2014年7月1日。従来の憲法解釈を変更して、集団的自衛権の行使容認を閣議決定し、安保関連法の法整備に突き進んでいった

安倍政権は国会や党内議論を深めないまま、閣議決定で解釈改憲を行うという最も安易な方法を選択した。これ以降、閣議決定での憲法軽視、国会軽視に歯止めがかからないようになった

閣議決定を議会より上位に置くのは憲法違反  議会は国権の最高機関であると憲法41条が規定しており、内閣は議会に従属します

憲法違反とも取れる政府答弁書を平気で閣議決定するようになった。それはなぜか。たとえ憲法や国会決議と矛盾しても、罰則もなく裁定もされないからです。その場をしのいでやり過ごせばいい、言った者勝ちだ、というおごりがみえます

一つ目は「政権忖度型」。官僚としては乗り気ではないが、政権の方針には逆らえないので忖度して書く。  二つ目は「世論対策型」。政権も率先して出したくはないが、世論の反発も考えて書かなければいけないケース。  三つ目は「便乗型」。質問主意書に便乗して、自分たちに利益誘導できる文言を入れて答弁書を作成する。

奇妙な閣議決定が乱発される背景には、現内閣による憲法や国会の軽視、一強のおごり、官僚の過度な忖度などが見え隠れする。安倍政権の問題点が凝縮されているといっても過言ではない。

閣議決定という「権威付け」に惑わされない目を養う必要がある

閣議決定はあくまで内閣の統一見解であり、正義や真実とは限らない。内容にきちんとした批評、検証が加えられなければ、政府にどんどんオルタナティブ・ファクト(もう一つの事実)を作られる危険性もあります。国民が『政府の方針は正しいはずだ』と思考停止に陥らないように、メディアのチェックが不可欠です

(以上抜粋)

それにしても国民をなめきった政権だなあ。なめられたらおしまいよ、とは、ある暴走族上がりの青年が事あるごとに口にしていた言葉だが、どうやらそのおしまいな自分らがはっきり見えてきた。既に国と国民の喧嘩にはケリが付いたということさ。やつらはやりたい放題、何でもありの愚連隊そのものになりきっている。国民側の私家警察を立ち上げ、彼らを豚箱に叩き込んでしまわないと共謀罪で自分らが豚箱行きになるよ。


詩596 dot.com記事 鈴木邦男さん「愛国心は犯罪者を救う」

2017年05月10日 07時21分35秒 | マスコミジャーナリズム

鈴木邦男さん「愛国心は犯罪者を救う」

https://dot.asahi.com/aera/2017050900023.html?page=1

自分は愛国者だと言っている人を1万人くらい見ていますが、皆インチキですよ。森友学園の問題を見て、なぜそれが政治家のトップである安倍首相にわからなかったのか  実体験に基づかない「観念の愛国心」のようなものが広がっている。在特会のような排除の思想  「俺は愛国者だから何をやってもいいんだ」「愛国者だから認められるべきだ」と、理由づけを与える。家でも学校でも地域でも嫌われて、でも俺は日本を愛しているし、日本も俺を必要としているんだというのは、妄想の世界   今の日本は、観念だけが誇大化していっている。「中国、北朝鮮、韓国は許せない。こいつらのせいで日本はだめになっている」「憲法があるから日本がだめになっている」と。従軍慰安婦や南京大虐殺がなかった、日本の兵隊は世界一倫理的だったといった話は、観念だけでつくられた保守派じゃないと言えない(抜粋)

膨れ上がる嘘、という右翼の真相、彼らに厳粛な真情など欠片もない、粋がり、と言っても絶対的に粋ではなく、当然だがサムライであるはずがない、沖縄の惨状を知らないし、アベがどれほど下劣なやろうか知る由もない。原発対応の狂気、被災者への冒涜、戦争を知らない戦争屋、国の成り立ちさえ知らずに首相になっている、三権を我が物にし、私家憲法を国民に押し付けようと企む、時代錯誤、低能、落ちこぼれ(ナチスの幹部連中は大概落ちこぼれが出世したのである)、つまり劣等感の塊り、到底国の政治を任せられないチンピラ風情の世襲坊ちゃんドラ息子、国民よ早うこれに気づけ。