沖縄を考える

ブログを使用しての種々の論考

詩349 沖縄と日本 21の2

2011年12月06日 10時56分22秒 | 政治論
 国連人種差別委員会が昨年3月に日米政府に対し、沖縄に関する差別的不均衡な取り扱いを是正するよう勧告したことは余り知られてない事実だが、これに対しこの二つの国が現行実施しているあらゆる手法が「勧告無視」であり、事実上世界的に認定された沖縄処遇の犯罪的実質に関し、尋常ならぬ続行意思を表明している彼らの悪魔的精神は、このパクスアメリカーナが如何に世界の精神的暗黒を醸成しているかを如実に物語っている。(それは単に「辺野古移設」の件だけを取り沙汰しているのではない)
 彼らがこれを半ば無視できずに繰り返している「馬鹿の一つ覚え」の似非「負担軽減」文言は、誰が見ても「大嘘」であり世界精神を欺くための方便にすぎないことは沖縄県民が熟知しているので、彼らの「非論理的」「非人道的」不条理な施策には決してだまくらかされることがないのだが、それにしても大アメリカ世界帝国が早々に滅び去ってくれることを願わずにはいられない。
 親米感情が80%超えとはつまり本土の感情であり、対「トモダチ作戦」の過剰反応にすぎない。しかももしこれが日米安保の「ただ乗り」的無知が無意識に彼ら本土を席巻しているなら、まさしく差別的不均衡に基づいた本土的常民レベルの、一般的実態として沖縄は糾弾しなければならないし、これに便乗して、専ら琉球島嶼に軍拡を強行するこの国とアメリカの殺人的蛮行は、国際社会において中国以上に断罪しなければならない要件だ。要は米中大国どうしの覇権争いに沖縄を巻き込むなということで、こいつらのやっていることにはなんらの精神的価値もなく、世界的文化的レベルにおける人類の内面的向上に資するものはひとつもない。まさしく「暗黒」の時代を演出する彼らの堕落した欲望に加担することを沖縄は拒否する。(中断)