沖縄を考える

ブログを使用しての種々の論考

詩247

2010年11月29日 21時12分20秒 | 政治論
 NHKクローズアップ現代は県知事選と普天間問題を少しもクローズアップしてないし、はっきり誤ったメッセージを国民に発信していた。もう内容は忘れちまったが、公共放送のいい加減さは如実に現れていた。政治家はその言において嘘をついたら立ち行かないということを歴史が証明しているにかかわらずこの民主党も初っ端から沖縄に大嘘をついた。案の定その後の支持率曲線は大波打って転落していく。仲井真君も今は「県外移設」と宣言しているが、この公約を捻じ曲げたら間違いなくリコールされるだろう。再選挙伊波氏復活は見えている。解説委員が「アメリカは辺野古移設か普天間固定か択一だといって譲らない」と断定した。彼がどれくらい取材し情報収集し結論付けたか知らないが、通り一遍の意見なら少し慎重に言うべきだろう。これはアメリカの植民地支配の実態(脅迫と恫喝)を示しているに過ぎず(米政府要人でもあるまいし)、もう一つの選択肢、安保破棄を加えない落ち度があるし、この程度がこの国の公共放送のレベルかと大変がっかりしたのはまあ予想通りだったのだが、一方これから4年間又無駄な時間が流れるのかと暗澹たる気持ちでいるわけだ。それにしても尖閣、北朝鮮砲撃とものの見事にタイミングを合わせたものだが、こういううそ寒い心理戦もあったのだろうか。アメリカがそのどちらにも実戦モードに至らなかったのは(米韓軍事演習など後の祭りだ)どうやら安保の実態が実証されたようで、よくよく監視しないと暫くは危険を孕んだ状態が続く。沖縄の基地(九州、岩国も)が狙われ、住民被害は想像を絶した規模になりやがて本土一般市街にミサイルが飛ぶといったことも考えられないことはないのだ。にもかかわらずどうしてこの国の民はアメリカの軍事力に惜しみない依存心を示すのだろう。自分が弾丸を受けないとわからないのはまあしかたがないが、アメリカはこの国の民を決して守らないのにこのまま爆弾の餌食になってもいいのだろうか。