沖縄を考える

ブログを使用しての種々の論考

詩225

2010年11月03日 16時32分45秒 | 政治論
 許しがたいのはアメリカにしろ日本政府にしろ現に人間が生きて生活する場に戦争用の基地をデンと構え更には強制的に土地を収用して軍拡を繰り広げるという、この配慮のなさと無茶苦茶な人民福利のなさであろう。しかも未だに130万人民が生活する普通の島に堂々と軍事訓練を繰り返し爆撃機をうならせ人民を精神的に駆逐するそのあきれた傍若無人ぶりは人間の歴史において恥ずべき行為としか言いようがない。所詮沖縄には最早戦争にまつわるかかる非人間的な施設は絶対に設置してはならない。辺野古のことは言わずもがなだ。戦前戦中通じて徹底的な検証調査考察の末に沖縄をどのように扱うか決定したのかを知らないが、沖縄県民がジャパンを選んでいる現状で米中の思惑に翻弄されてたまるか。日本政府のグータラ節につきあうつもりもない。ここは徹底して人民闘争を通じて憲法に保証する基本的人権のほか主張すべき権利を勝ち取る行動を継続していくことだ。

詩224

2010年11月03日 10時08分40秒 | 政治論
 「眼高手低」は確かに、目指すところはあくまで高邁に、しかしその過程においては現実を踏まえ揺ぎ無い歩みを見せるという意味で使われるが、この意味の誤用はとんでもない方向性を生むことになる。民主党政権の現状はそれを示唆している。マニフェストが眼高なら現実の政治は手低だ。しかしこの政権は手低でなくマニフェスト自体を低レベルに貶めた。それが普天間を巡る鳩山政権の5月決着であった、と一応言える。彼らはその過程においてなんら手探りから確信までの段階的検証の一切を踏まえることもなくしかも本来絶対にしてはならない国民(沖縄県民)への理不尽な裏切り、大嘘をかまして恥じることもなかった。こいつらは人間としても最低のやからであろう。万死に値するとはこのことだ。だが問題は彼らが牛耳っている現段階では何が起こってもおかしくないという恐ろしい現実である。彼らは自民政権さえしなかった強行突破を敢然と実行しかねない連中だ。逆に言えばこのままなしくずしに現状維持のまま愚図愚図と先送りして結局一切が水泡に帰すという結果をも想定しなければならない。