里山暮らし

千葉の里山での 小さな村の四季の風景や畑仕事の記録です。

メダカ池の睡蓮

2024-05-26 16:53:10 | 初夏

 里山の家に入る角にメダカ池を据えてます。メダカが代々 主です。

 春早くに 生えた藻に産み付けられた卵が孵り、代替わりを続けてました。去年 お隣のOさんが フナっ子を数匹入れてくれました。春 せっかく孵った 子メダカをフナっ子が完食、メダカの代替わりは途絶えてしまいました。

 メダカは水面に餌を取りに来ます。蚊を潰したのを入れてやると 取り合いして水面が賑わってました。メダカの居なくなった池は フナっ子は底に潜んでいるんで静かなままに。

 静かに成った 池に もう一つの主、睡蓮が咲きました。 

 去年も今頃咲いてました。羊草と言われますが 羊の刻よりは早く、晴れていれば 昼前には開きます。3日程 開く/閉じるを繰り返し 花は沈んでしまいます。

 昨日、メダカ池の復活、水面の賑わいを取り戻すべく 棚田の横に事務所を構えてるYさんに メダカを貰ってきました。Yさんの事務所の池には 昔から棚田に居た メダカが一杯泳いでて 一掬いで家の池には十分です。フナっ子には 井戸の方に行ってもらいます。

 池を覆うように伸びた 蔓バラが 白い花を一杯咲かせてます。去年暮に 確り切り詰めたんですが さすがに蔓バラ、房になった花が蜂を集めてます。少なくなった蜂ですが 少しは戻って来たみたいで 一安心です。

 

 居間の前、池の横に 勿忘草が残ってました。小さいけど 端正な5弁のブルーの花です。この小さい花を もっと小さくした キュウリ草が周りに沢山生えてます。こっちの花は虫メガネサイズです。

 

 この勿忘草は 去年の花の零れ種が育って 株に育ったものです。今度はチャンと種を採ってもう少し 株を沢山にしたいもんです。この花を好いてる人のために。

 畑は さつま芋の苗が着きました。ヤム芋も芽を伸ばしてきました。胡瓜やナス、トマトや唐辛子の仲間に花が着いてます。来週からは大豆や小豆に取り掛かります。

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卯の花が咲いて、もう夏に

2024-05-20 15:25:54 | 初夏の里山

 前の土手に卯の花が 塊になって咲き出しました。夏の走りです。

 

 夏鳥のホトトギスは 未だ来てません。が、雉やコジュケイが 煩い位鳴いて 蒸し暑くなって畑仕事がきつくなってきます。

 家の屋敷の中の土手にも 大きくなった株が、一杯花を着けてました。

 

 夏の花は 周りでは 白いのが多く、涼し気です。この忍冬(スイカズラ)もその一つです。

 家に入る、前の土手の天辺に藪になって 咲いてます。咲き始めなんで 白い花ばっかりです。

 

 もう少し咲き進むと 先に咲いてた花が 黄色になってきます。それで 金銀花だそうです。漢方薬では 色々重用されてきました。

 白い穂先が 風に靡いて綺麗な チガヤも 今が盛りです。ここは 作られなくなった畑です。

 

 こいつが入って来ると 深い根が張って、退かすのに苦労します。畑の土手に居続けて 畑への進出を窺ってますから 油断がなりません。丁寧に耕している畑には根付くことは無いようですが 一寸でも手を抜いてほったらかすと、次の年は苦労することになります。

 アパートから持ってきて 居間の前に下した 時計草が 大きな花を見せてくれました。

 

 この仲間は クレマチスとして良く知られてます。細い針金のような蔓に こんな大きい花を着けてくれます。いつまでも居続けて欲しい花です。

 畑は 蚕豆の収穫時期です。今年は仲間の皆の所とおんなじで 不作でした。

 それでも何とか 雪国の姉と兄へ少しばかり送れました。それと 神様の許しが無く作れない 下の村から来てる 地主のYさんの分は そこそこ採れたんで一安心でした。

 さつま芋は苗を植え終わり、里芋やヤム芋は蔓を伸ばしてきてます。草共も伸び上がって来て 賑やかになりました。

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筍は若竹に

2024-05-05 14:54:24 | 春後半

 連休後半は晴れて 暖かい日が続いてます。山は新芽が萌えて 特に椎や樟なんかの 常緑樹の黄緑が 杉なんかの暗い緑に映えます。

 裏の山際、竹藪は筍が伸び上がって 若竹になりかけてます。

 家の方に入り込んで 竹の藪を作られたんでは堪らないんで、片っ端から折って回ってます。私の背の高さ位までの奴は 頭を持って引き倒せば バッキリ折れるんですが、根元の竹皮を脱いで伸び上がり 4mにもなってしまうと簡単には折れません。

 

 揺すって先の方を折って落とすか、唐鍬を振り廻して折るんですが、いずれにしても 数が多いんでしんどい事です。

 裏の陰になる処を占拠している 茗荷です。茗荷タケとして初夏の香りが楽しめます。

 タラの芽がこんなに伸びてす。中の方の軟らかいのは まだ十分食べられますが 春早くでこそのご馳走なんで 摘む気は起きません。伸びてもらって来春 大きな芽になるのを待ちます。

 柿の木です。若葉の緑はピカピカです。この葉を摘んで天婦羅にすると 旨い。蕗の煮物やこの天婦羅、今の時期のご馳走です。

 山芋の蔓が伸びてきました。放置されて 山に還った畑跡の篠竹を切って来て、手にしました。ハウスの支柱だった鉄のパイプも立ててますが、芋の好みは自然の物の方らしく 竹の方に巻き付いて登って行ってます。

 

 このまま 鼠に食われなければ 今年も山芋が楽しめそうです。

 半分死にかけた胡蝶蘭の株を 娘が貰って来たのを 面倒見てました。一冬越して 見事な花が咲きました。

 今はピンクの大きな花が4つ開いて 蕾が8つばかり有ります。温室があるわけではないんで、部屋に置いて 寒さに合わないようにしてただけです。

 

 昔の洋蘭よりは 品種改良されて 育てやすくなってます。それだから 開店祝いなんかで貰った 洋蘭は 可愛がって遣れば 新しい花が見れます。

 畑は 夏草が盛んに芽を出してます。蛇草、藜 その他諸々、物凄い勢いで地面を覆ってきてます。根を張って 手に負えなくなる前に 退かすよう地表をかき回してはいますが 手が回り切れなくなって来てます。

 落花生を蒔きました。予定の半分だけ、種があった分、です。あと半分は来週種を持ってきて 蒔きます。蚕豆は今年は外れでした。仲間の皆の所も うまくないようです。夏野菜の苗は 皆どうやら着きました。

 鍬を使ってると 汗が目に入る様になってきました。水を飲むのを忘れないように、休み休み遣る事にします。  

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躑躅と樟の新緑が競ってます

2024-04-26 17:22:28 | 春後半

 入り口の躑躅が良い香りで 満開です。

 

 居間の前の八潮躑躅は大きな花を一杯に開いて クマン蜂や黒い大きな揚羽蝶を饗応です。

 この躑躅とは違いますが 目に嬉しい軟らかい緑の若葉もこの時季の楽しみです。家では 樟の大木が見事な新緑で 癒してくれてます。

 

 仲間は 見事に刈り込んだ躑躅の競争をしてるみたいで、庭や垣根を飾ってます。皐まで 暫く目の保養が出来ます。

 

 去年 小さい苗を植えた モッコウバラが 大きく伸びて 花を着けました。ちゃんと バラの香りを振り撒いてます。

 

 バラの足元には前から居た 都忘れが濃い紺色で頑張ってます。 

 

 春の後半の 楽しみな庭の仲間のもてなし、目も心も癒されます。

 畑は 早くも じゃが芋が花を咲かせてます。食べられる量は減って来たんで 今年は 半分位にしました。作った物が育ってくるのは 量を少なくしても 楽しみです。

 

 蚕豆が莢を上に向けて 威張ってるようです。

 こっちは 貰ってくれる先が有るんで 何時も通り作りました。来週には 試しの幾莢かは試し採りできそうです。

  

 夏野菜苗の先行部隊は 今の処 ちゃんと着いたようです。植える前に雨が有って 好都合でした。胡瓜だけは ウリバエが酷いんで ネットの中です。来週は南瓜や冬瓜なんかの瓜類、ピーマンや万願寺唐辛子なんかの唐辛子なんかが出番です。

 今夜もフクロウが来て ゴロスケホーホーと鳴いてます。

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蛍蔓(ホタルカズラ)が咲いて 田植えが始まります

2024-04-20 14:45:31 | 春後半

 里山の家へ上がって来る道の 山側の斜面に、藪の中に、紺色の花が今年も無事 咲いてくれてます。この斜面は 部落の掃除の時、刈払い機で 伸びて来た雑草を刈っている所なんで、根絶やしにされたんではないかと心配してました。

 蓬なんかの春の草群の中に 濃い青色の花が散らばってます。 

 花は端正な 5角形です。

 車だって結構通る 村へ上がって来る1本道なんで 取り尽くされてしまわないか、いつも心配です。が 一寸高い斜面に 藪に散ってるんで 未だ生き残ってくれてます。

 蛍蔓が咲いてくれてる 山の斜面の向かい側は 棚田です。代掻きされた田圃から順に 水が張られて 田植えが始まってます。

 田植え機が忙しく 早苗を植えてます。

 植えられる早苗が 畔の上で待機してます。

 仲間の Kさんの所は この週末に田植えです。息子さんが トラクターで植え役、Kさんは ハウスから苗を運ぶ と言ってました。トラクターで 田圃に入るのは 斜面がきついし 危ないんで、主役交代。

 我々の年になると 体が利かなくなる、なんて情けない事を言ってます。確かに 何かあると 動けなくなるし、一人仕事は無理になって来ました。

 畑は じゃが芋の土寄せを終え、長芋とヤム芋を植え 早生の枝豆やインゲンは蒔き終わりました。ナスや胡瓜、瓜類なんかの 夏の主役は 来週から植えられるように畝を耕し 肥を入れてます。

 獣は相変わらずで、猪は竹藪際に大穴を開けまくって、出盛りの筍を食い漁ってます。アライグマは 続けて3匹罠に掛かって、歯をむき出して暴れてるし----枚挙に厭わずです。

 村の罠の面倒を見てくれてる Oさんは 昨日も掛かったアライグマが 日当たりでは可哀そうなんで、日陰に罠を映してやった、奴は寝転んでた。もう一人のKさんが 後で餌を持って行ってやる、と何とも 優しい猟師さんなんです。

 罠は猪なんかの大型のと ハクビシンやアライグマなんかの小型の2種類を 設置。入った獣は 電気処理です。罠担当の皆が処理に当たりますが あんまり暴れるようで手に負えない時は 本職の猟師を呼びます。処理した獣は 大きなコンポストみたいな中に放り込み、土に帰してます。罠担当の皆は良くやってくれてます。が 獣共の増える方が勢いがあって 奴等の方が断然優勢です。このままでは こっちが 檻の中で過ごさねばならなくなりそうです。

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