読書・水彩画

明け暮れる読書と水彩画の日々

水彩画:山への誘い

2012年12月16日 | 水彩画

山用具を描く
  少し時間が出来たので、かねてから一度は描いてみようと思っていた登山靴など山用具
 を描いてみた。

  もう十年ほど前になるが、自由人になったらもっと頻繁に山に登りたい。そのためにはしっ
 かりとした靴を手に入れないといけないと思い、飯田橋の登山用具店だったと思うが漸く気
 に入った靴を手に入れた。ではその後その靴でどれほどの山に登ったかと思えば、腰痛を
 患ったり急速に足腰が柔になったりしてこの靴は10回ほどしか履いていない。
  ガスコンロとコッフェルは還暦の祝いに舎弟のSから贈られたもの。ザックは3回目の谷川
 岳を登ろうとして雨で果たせなかったときに買ったもの。それぞれ思い出がある。

  靴にはもっと重厚さが欲しかった。光と影が十分に描かれなかったせいか。ガスコンロは
 やや後ろに配し、脇役なのであっさりと描いたが、点火部などはもっとしっかり描いて、きれ
 いに仕上げなければいけなかったかもしれない。

  いつものことながら背景色には悩んだ。もっと暗い色で素材を浮き上がらせたかったので、
 一時紫を含んだダークグリーンが頭に浮かんだが、ザックがダーグリーンだし…。 靴自体
 が暗いし・・・で躊躇した。


    
       Clester F8

       (以上この項終わり)
    

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

老爺柿が実った

2012年12月13日 | その他

◇ 盆栽用の柿「老爺柿
   昨日庭の落ち葉を掃除していて・・・・。
  「オッ!」とびっくりした。
  なんと庭に植えたままほったらかしにしていた「老爺柿」に実が成っているではないか。
  この老爺柿の由来はといえば、ボランティア先の障害者施設H園の園長さんが趣味で
  塀際に植えていた実生の老爺柿の樹を手入れした際に頂いたもの。
   老爺柿は雌雄異株で雌株でも実は付けるが雄株の花と交配させないと実生で育て
  る実は出来ないという。 
   庭に地植えしたのだが、鉢に植え替えすることもせずに放っておいた。徒長した枝を
   その都度バチバチ切るだけで、姿を整えることもしなかったのだが、いつの間にか実を
  付けていたのだ。葉が茂っているうちは分からなかったが、秋になって葉が落ちて実を
  現わした。たった2個ではあるが、貴重な実だ。
  品種としては多分「楊貴妃」。来年は果たして実を付けるか。 

    


  

  (以上この項終わり)

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

クルミ入りクッキーをつくる

2012年12月12日 | 料理

クルミ割りからクッキーまで自家製
  新潟県魚沼でスローライフを探求している舎弟が近所で採れたクルミ(オニグルミ)を
 送ってくれた。
 クルミは大きな梅やアンズ大で、落ちた(あるいは落とした)実の果肉部分(これは仮果
 という)を腐らせて中の種の部分(これを核果という)から取り出した種子(仁という)を用い
 る。殻は硬く容易に割れない。

  クルミを半日くらい水に浸しておいてからフライパンなどで10分くらい炒る。すると殻の
 筋の部分が少し開くので、そこに厚手の刃物を当ててチョンと叩けば半分に割れる。
  硬く厚い殻につつまれたクルミの実が顔を出す。そこからが大変で、実の方は複雑な形
 で殻に包まれているので簡単にスカッとはとれない。多少きれいに取れるコツといえば、
 殻のお尻の方から、金串などを使ってつぶ貝の身を取り出す要領でひねってえぐり出す。
 それでも少し残ってしまうが、うまく取れた時はささやかなことではあるが達成感がある。


   

  中くらいの笊一杯あった殻付きクルミは、中を取り出すと小鉢一杯(およそ100g)。
  折角の新クルミなので「クルミ入りクッキー」を作った。

   

 
 先ずはごく一般的な「クルミクッキー」

 ① クルミはフライパンで10~15分くらい焙煎する。香りが出てきたらやめて、冷めてから
  適当な大きさに砕く。

   

 ② 無塩バターは50gを電子レンジで柔らかくして良く練りたて、砂糖(ほんとはグラニュー
  糖がいいらしいが)を加えてさらに練りたてる。そこにたまご1個を溶いたものを加えて泡
  だて器でよく練る。
  ①のクルミを50g加える。
  バニラエッセンスを2~3滴たらす(好み)。
 
 ③ 薄力粉200gにベーキングパウダーを小さじ1杯を混ぜ振るい器を通して①に加えて
   ざっくりと混ぜる(練らない)。

 ④ 全てが均等に混ざったところで塊をラップに包んで冷蔵庫で小1時間寝かせる。

 ⑤ 落ち着いたところで塊を伸べ棒で厚さ4ミリ程度にして4センチ四方程度の食べ易い大
  きさに切る。

 ⑥ オーブンで170度12分~15分焼く。焼きあがったら冷まして出来上がり。

  次いで「クルミ入りコーヒークッキー」これは大人の味仕様。

 ① 焙煎済みの砕いたクルミは50g。バターは多めで100g、卵は卵黄のみ1個分混ぜる。
 ② インスタントコーヒーを大匙1杯分、大匙2杯程度の牛乳で溶かして①と一緒に混ぜる。
 ③ 薄力粉は120g、砂糖は50gを振るって①②とザクッと混ぜる。
 ④ 直径4センチほどの棒状にしてラップに包んで小1時間冷蔵庫で寝かせる。
 ⑤ 時間になったら起こして4ミリ程度の厚さに切り、170度12~15分程度で焼く。


      

   (以上この項終わり)

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

水彩で描くワイングッズ

2012年12月10日 | 水彩画

◇ 今秋のテーマ「ワイングッズ
  先週はお酒大好きなA氏が用意したワイングッズを描いた。
  ボトルは1本〇万円という高級赤ワイン(ただし本人申告)。したがってグラスには注がないでグラスの
 ワインは実は色水。
  小生の家には昔シンガポールで買った錫のグラスがあったので器質の違うグッズもいいかなということ
 で参加させてもらった。

  毎度のことながら、ガラスの器材は光線の反射が微妙で、光の入りようで屈折がいろんな変化をもたら
 す。偽ワインの入ったグラスは本来もっといろんな反射を見せているはずなのだが、この絵ではちょっと
 表現しきれていないうらみがある。
  ワインボトルは緑の瓶に赤ワインが入っているので、外見上はほとんど黒に近い。窓の形を映している。
  画面構成上背景の色に変化を持たせた。また、テーブルクロスはこれまた変化を持たせようとしわを作っ
 たがあまり成功していない。 
 

   
      The Langton (Daler-Rowney) 4号
                                                  
                                                      (以上この項終わり)

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

和田倉濠の「東京銀行協会会館」を描く

2012年12月08日 | 水彩画

イチョウの紅葉と柳の木に映える洋館
  その場で描くわけに行かなかったので写真に撮ってきた光景。
 イチョウが程よく紅葉し、その奥の東京銀行協会の通称「銀行会館」と見事に調和し
 ている様子に感動した。

  建物の奥はオフィスビル。主役ではないのであっさりと描くがそれでもいろんな直線
 をしっかりとらえて配置しなければならない。
  建物は、茶色のレンガ調の壁面に白い窓枠や梁の張り出しがアクセントとして陽に
 映えている。これをマスキング液で抜いたが、マスキングは画用紙の肌を傷めるので
 失敗だった余程の場合でなかったら使わないことにしよう。

  柳の木がイチョウの木と道を隔てて前面に植わっている。イチョウの黄色と柳の緑
 が余りにもコントラストが強すぎて、異様な感じである。柳の色を落とすべきであった
 かもしれない。

  クラシックな洋館と紅葉したイチョウ。それを映しこんだ和田倉濠の水面。イメージ
 通りに仕上がったかというといささか不満。色調のバランスがよくないのだろうか。
 再度挑戦する必要がある。

   
     VIFART F8

   (以上この項終わり)

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする