◇どうする青いトマト
四月末に苗を植えて、丹精込めて育てたトマトは、暑い最中は太陽の恵みを
一杯に受けて、食卓を楽しませてくれた。昔は品種も桃太郎など限られていた
が、最近はいろんな大きさや味のトマトが出てきて、戸惑った。黒いトマトに挑
戦したが好みに合わなかった。もうつくる気はない。
さて、太陽の日差しも弱まり、気温も下がってくると、トマトもなかなか育たない。
そのうちにとうとう11月になってしまった。まだ青いトマトが2~30個くらい生っ
ている。木は直径2センチくらいで立派な木である。しかしもう時期の作物に空
け渡してもらわないといけないので、思い切って木を引き抜いた。(ミニトマトもずい
ぶん青いのが残っていた、処理が大変なので自滅してもらった。)
青いトマトが一杯ついているのでさあどうするか。何か手立てがあるかもしれ
ないとネット検索すると、ありました。糠漬け、粕漬け、味噌漬けはメロンやスイ
カに例があるので想像はついたのだが、フライ、チャツネ、ジャムなどいろんな
利用方法があって驚いた。
中でもちょっと興味を惹かれたのが「ピクルス」。
早速作ってみました。1ヶ月くらいで食べられるとか。楽しみです。
①青いトマトを洗って、1キロ当たり100g(10%)の塩水に1時間くらい漬け
る。
②ピクルス液を作る。
砂糖60g、酢2カップ、水1カップ、ローリエ1枚、粒胡椒少々を煮立て
冷ましたものを使う。
③塩漬けしたトマトを5ミリ幅くらいに輪切りにする。
④種とぐにゅぐにゅした部分を細身のスプーンなどで丁寧に取り去る。
⑤広口のガラス瓶に青いトマトとピクルス液を入れて冷暗所に保存。
◇生き返った梅酒の梅
前出の「青トマトピクルス」を入れるために3年前につくった梅酒を瓶に移
した。丁度シーバスリーガル12年物がシングルショット分残っていたので、まだ3時
でアルコールを口にする時間ではないが、えいやっと飲んでしまって、よく拭い
て、ピクルスに空け渡した。
さて、残った梅の処遇。
昔娘どもが家にいた頃は競い合ってこの梅を口に入れていたが、今は
育児中、妊娠中で口に出来ない。そこでジャムを作ることにした。毎朝食
べるヨーグルトのトッピングにお誂えではないか。
①梅酒梅を包丁で出来るだけ細かく種からはがす。
②水を多少加えてから、とろ火で煮る。
③粒々が気にならない程度につぶし器でつぶす。
④梅酒は氷砂糖が入っているのである程度の甘みはあるが、好みで砂
糖(200gくらい)を加えてかき混ぜ甘さを整える。
⑤好みのとろみまでじっくりと煮詰める。ちょっと火を強めにすると、すぐ
に焦げ付くので要注意。
以上、器に移して出来上がり。