読書・水彩画

明け暮れる読書と水彩画の日々

秋の果物を描く

2008年11月18日 | 水彩画

静物画(果物)を描く

 先週の画題は季節の果物。
 柿とりんご。それに色合いを考えてグレープフルーツ。果物だけでは落ち着き
 が良くないので、教室備え付けの磁器の水差しを脇役にしています。

 先ずバランスのよい構図になっているか。果物の新鮮さを表現できているか。
 主役はどれなのか。背景色はちゃんと果物を引き立てているか。課題は沢山
 あります。

 ガラス器が存在感を発揮していません。そもそも何のためにそこにあるのか。
 実は器の上に葡萄が載っていたのですが、不安定で見る人に不安感を与え
 ては、と思って止めました。

 背景に射光らしいものが入っていますが、画面に少し動きを与えるためです。
 この教室はいつものことながら光源がいくつもあってハイライトがはっきりしませ
 ん。無理やり一部を強調しています。

   

   さて、それから数日後、ご近所から今年取れた「柚子」を戴きました。
   過日同期会の旅行先で戴いた「葡萄(巨峰)」、それに我が家で採れた柿
   (今年はどこでも柿は豊作)。いつもと違う目線で少し上から見ながら描き
   ました。

   果物だけでは構図が平板になるので、ウィスキーボトル(今はもう見かけ
   ないサントリーインペリアル)を置きました。
    テーブルクロスが複雑なパターンで、何とか簡略化しようと苦労しましたが、
   心配したとおり少々うるさい存在になってしまいました。

   右手上にあるナイフは、知人から戴いた中東(イランかアフガニスタン)のもので
   す。果物よりも羊の頚動脈を切るのが本来の使い道かもしれません。

   背景色にはいつも迷います。

        

コメント
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