◇ 水彩で描くサンファンキャピストラーノの駅
今年3回目の写真から描く教室での写生。写真から描くのでほんとの写生にはならないが、
旅先などで感動したシーンを思い出しながら描く。
一昨年南カリフォルニアに住む次女の家に3週間ほど滞在した。その間サンフランシスコや
ラスベガスなどでも遊んだが、歩いて40分くらいのところにあるアメリカの鉄道アムトラックの
「サンファン・キャピストラーノ」の駅周辺で孫たちと遊んだ。駅舎は柵も何もなく、自由に出入
りできる。駅の近くには、スペイン人がキリスト教伝道のために派遣したミッションの拠点であ
った歴史的建造物がある。ホームには日本のような駅舎や事務室らしいものも蔭に隠れてい
て、レストランなどが幅を利かせている。
ホームを駆ける二人の少年は私の孫。陽が傾き、子供やヤシの木の影が長い。電車はた
まにしか来ない。子供らは自由に駆け回っている。ホームに立っている木はブーゲンビリア。
赤い花がささやかなコントラストとなった。空には白い雲。いつもは「カリフォルニア・スカイ」
と形容される、抜けるような青空なのだが、白い雲もまたいい。
The Langton F8
(以上この項終わり)