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地球最古34億年前の微生物化石

2011-08-23 | つぶやき

西オーストラリア大と英オックスフォード大の研究チームがオーストラリアのピルバラ地方で発見された微化石を分析した結果、34億年前のバクテリアであることが確認されたそうだ。同時代の微生物化石の発見発表は過去にもあったが、異論も多く、結論がでていなかったが、今回は、電子顕微鏡を使う最新手法と分光技術を用いて分析し、3重の証拠で確認したという。●当時の地球環境は酸素が殆ど無く、地表の多くは水温40~50度の海で覆われていた。この太古のバクテリアは硫黄化合物を食べていたとみられ、大きさは僅か10μ程度という。硫黄を食べる微生物は現在でも海底熱水噴出口付近に生息しており、今回の研究は生命起源の解明に繋がることが期待できるようだ。 ⇒ 8/23読売新聞

ピルバラ地域では1980年代半ば以降、35億年前のチャート層からバクテリア様化石の発見報告がいくつかあるが、何れも認定されるまでには至っていないようだ。また、ピルバラ地域は、当時は中央海嶺近くの熱水噴出孔付近であり、チャート層は熱水沈殿物であることが東工大グループの地質解析で明らかにされているそうだ。