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気が向いたときに気が向いた話題でつぶやきます

熱中症遺伝子

2011-08-02 | つぶやき
東京医科大と徳島大の研究チームは熱中症の重症化にかかわる遺伝子があることを突き止めたという。エネルギー産生に関係する酵素を作る「CPT2」という遺伝子で、この遺伝子があると40度以上の高熱が続くと酵素が不安定になってエネルギーが作れなくなり、インフルエンザ脳症になりやすいという。東京医大病院に運ばれた重篤な熱中症患者11人を調べた結果、死者1人を含む5人(45.5%)がこの遺伝子を持っていたそうだ。日本人全体の保有率14~21%に比べて高いとのこと。 ⇒ http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20110802-OYT1T00186.htm
因みに、上記結果から実際に統計的に有意性ありと言えるのかどうか、「カイ2乗検定」という方法を使って確かめてみた。期待値として日本人全体の保有率の上限値(最も厳しい側の検定になる)の21%を用い、11人中5人がCPT2遺伝子を持つ場合のカイ2乗を計算すると3.965となる。一方、カイ2乗分布表で自由度1の場合に、95%の確率で有意性あり(偶然でない)と言えるカイ2乗値を調べると、3.84となっており、3.965はこの値より大きい。この結果から、確かに、CPT2遺伝子が重篤な熱中症にかかわっているという命題は、少なくとも95%の信頼度(統計解析で一般的に使われる)で「真」と言えるようだ。

JAXAが家庭向け線量計を開発

2011-08-02 | つぶやき
宇宙航空研究開発機構が超微弱な信号を解析する宇宙技術を活用した、家庭向けの簡易線量計を開発したという。放射線の強さに応じて7段階表示する。大人用と子供用(計測可能線量が1/10)があり、子供用は年間約1ミリシーベルト(毎時約0.1マイクロシーベルト)でブザーが鳴るそうだ。8月末にもメーカーを通して2万円で販売するそうだ。 ⇒ http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20110801-OYT1T01250.htm?from=navlp
JAXAが開発した線量計であれば、精度も信頼できるだろうし、価格も手が届く範囲だ。それにしても、家庭で線量計が必要になる日常が来るとは誰が想像しただろう。起ってはならないことが、起ってしまったことは間違いない。